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編集長が選ぶ今月の注目記事!地域新聞社【2024年10月】

こんにちは! 
ご存じの方も多いと思いますが、弊社では地域密着のフリーペーパー「ちいき新聞」を発行しています。 千葉県・茨城県の一部エリアで全40版、約173万部を毎週発行。その記事は、各地域にお住まいの「ちいきライター」さんがネタを上げ、取材・執筆してくれています。

そんなライターさんが書いた記事の中から毎月1本、編集長が「これは!」と思う記事を「地域を超えてシェアしたい、今月の1本」としてピックアップしています。

それでは、10月の「1本」を選出理由とともにどうぞ!!


今月の1本に選ばれたのは…


P.N優さんの「移動交番相談員 稲川さんと青木さん」です。

10月4日号習志野版ほかに掲載

\ ちいき新聞のWEB版「チイコミ!」掲載中 /

https://chiicomi.com/press/2051513/



【選出理由】編集長 寺本より

10月の1本に選ばせて頂いたのは、P.N優さん「移動交番相談員 稲川さんと青木さん」です。

移動交番車で勤務する元警察官・稲川俊博さんと青木幸浩さんの取り組みについて紹介したこちらの記事。カラフルな風船アートと折り紙細工に囲まれてほほ笑むお二人の写真がとっても印象的ですよね。一面記事は、「ちいき新聞」の顔です。一面で読者の興味を引き付けることができなければ、「ちいき新聞」は手には取ってもらえないし中も開いてもらえません。そのためには記事内容はもちろん、写真もとても重要だと私たちは考えています。

今回の記事は「風船」と「(元)警察官」というちょっと意外な組み合わせの写真を大きく中央に配置することで、思わず「何の記事だろう⁉」と目に留まりました。きっと多くの読者も同様だったことでしょう。

そして内容ももちろんグッド! まず、風船や折り紙を取り入れた理由から入り、写真から生まれた「なんだろう⁉」を解消。後半では青木さんと稲川さんの現役時代のエピソードにも触れ、警察官という仕事の過酷さ、尊さをしっかりと伝えてくれています。記事を読んだ後にまたお二人の笑顔を見ると、グッとくるものがありますよね。「地域で頑張る人にスポットを当てる」という「ちいき新聞らしい」記事ともいえます。

読んだ後には温かい気持ちになり、時間が経つとまた読み返したくなる、そんな完成度の高い記事だと感じました。今年2回目の受賞となる優さん、いつも素晴らしい記事をありがとうございます!

担当編集 今出より

「習志野の移動交番相談員が風船アートを取り入れながら防犯講和をしている」という情報を得て、取材依頼したこの記事。警察で話を聞いた後、移動して実際に活動している様子を見ながら写真撮影という長丁場の取材だったので、丁寧に取材してくれる優さんにお声かけさせていただきました。

お二人の経歴や活動の様子から始まり、稲川さんの危篤状態のお姉さんから「私はいいから、あなたを待っている住民の方たちの所に行ってあげなさい」というエピソードや、合否の通知を一緒に見たという青木さんのエピソードをグッと気持ちに入り込むように織り交ぜてくるところはさすがの筆力。またこのような話を相手が話したくなるような、心を開かせる力があるのを感じます。

記事掲載後、習志野警察署の部長さんと稲川さんから私にもお電話をいただき、「反響がすごいです。移動交番中に小学生から『ちいき新聞に出てた人だ!』と言われた」とうれしそうに話してくれました。目を引く写真と、いい文章を書いてくれた優さんの記事のお陰です!

写真や文章の端々から「いい記事を作りたい!」という職人のような心意気を感じさせてくれる優さん。これからもいい紙面を作っていきましょうね。頼りにしています!


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