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6月28日の臨時株主総会レポート

※2024年2月の東証グロース市場において時価総額が最下位だった当社が下克上を目指す挑戦記です。ぜひフォローして下さい。

こんにちは。
株式会社地域新聞社(2164)のコーポレートコミュニケーション室の五十嵐(いからし)です。

6月28日に地域新聞社の臨時株主総会を実施しました。

実は、臨時株主総会を行うのは創業以来初めてのこと。
さまざまな事態を想定し、当日まで関係者一同で準備を重ねてまいりました。

当日参加いただいたみなさまには、スムーズな進行にご協力いただき御礼申し上げます。

私事ですが、前の日に大人の知恵熱を出し、もうろうとしながら迎えた当日は土砂降りの雨。波乱の予感でしたが蓋を開けてみれば大変良い1日となりました。

決議事項と結果については当日にIRリリースも配信いたしましたが、改めてその概要と当日の質疑応答についてのダイジェスト版をnoteにてお知らせします。

詳細は「臨時株主総会決議結果に関するお知らせ」を参照ください。


議案と賛成・反対の議決権の数

●第1号議案 定款一部変更の件
●第2号議案 退任取締役への退職慰労金贈呈の件
●第3号議案 ノンコミットメント型ライツ・オファリングによる当社第7回新株予約権の無償割当ての件
●第4号議案 今後の戦略に関する基本方針の件

決議事項に対する賛成・反対の議決権の数

(注)1.議決権を行使することができる株主の議決権の3分の1以上を有する株主が出席し、 出席した当該株主の議決権の3分の2以上の賛成による。
  2.議決権を行使することができる株主の議決権の3分の1以上を有する株主が出席し、 出席した当該株主の議決権の過半数の賛成による。

賛成の割合に表れている通り、今回の臨時株主総会の決議は賛否が分かれる結果となりましたが、参考までに議決権を行使いただいた株主の人数内訳もお知らせしておきます。

第1号議案:賛成419名 反対24名
第2号議案:賛成408名 反対35名
第3号議案:賛成414名 反対29名
第4号議案:賛成422名 反対21名

第1号議案は特別決議であったため3分の2の賛成は得られずに残念ながら否決となりましたが、第2~4号議案については個数としても半数以上の株主の方に賛成を頂くことができ、無事に可決することができました。

ライツ・オファリングについてはこちらもご覧ください。

当日のQ&A(要約)

Q1
今回の臨時株主総会では、どのくらいの方が議決権を行使したのか。

A1
73.09%の方が議決権を行使した。

Q2
地域新聞社の買収防衛策は前社長の時代に取り入れたもの。現・経営陣の考えをお聞きしたい。

A2
一般論として当社のような時価総額の低い会社が、ライツ・オファリングのように株式が増える施策を実施した場合、特定の株主が大量に株式を保有するリスクが出てくる。そのようなリスクに対応するために買収防衛策を準備していることは、企業のリスク管理としては妥当であると考えている。

Q3
昨年撤退した埼玉エリアについて。埼玉で培ったアセットを鑑みて、同県での展開を今後考えているか。

A3
長いスパンで考えれば、アセットを活用した事業を展開する上で選択肢がないわけではない。とはいえ、エリアを拡大するにはそれなりのパワーが必要になってくるので、上場維持基準に達しなければいけない2年という時間軸を考えた場合、現時点ではシーパワーでアライアンスを強化する施策を優先したい。

Q4
今後もフリーペーパーに注力していくのか。

A4
もちろんコア事業であり、アセットの活用もフリーペーパー事業があってこそのものなので強化していく。同業他社との連携も前向きに検討していきたい。

Q5
今後の戦略は株主総会で諮る必要がないのに、なぜ決議事項に入れたのか。

A5
前回の中期経営計画を出したのは、細谷の就任前。資金調達を行うのに、株主の皆さんに経営陣が変わった後の事業戦略を説明する機会を設け、ご理解いただきたかったため決議事項としてお諮りした。

Q6
退任取締役への退職慰労金贈呈について、もともと金額の基準はあったのか。また、在任中の評価を教えてほしい。

A6
当社には規定がなかったため、株主総会で承認をいただくこととなった。評価についてはパンデミックが起こり、苦しい中をよく耐え抜いてくれたと思っている。具体的な実績は有価証券報告書でご確認ください。

終わりに

会社にとっても私にとっても初めての臨時株主総会ですが、無事に終了することができました。特に今回の第3号議案は、今後の成長戦略を推進するにあたって欠かせない決議でしたので、それが可決されたことは大変喜ばしいことでした。

当日ご参加いただいた株主の方々ならびに事前に議決権を行使いただいたみなさまに、改めて御礼申し上げます。

ですが、今はあくまでスタートラインに立った段階。これから始まるライツ・オファリングを成功させ、ストラテジック・プランの実現につなげていきます。




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