悩めるという幸せ＊

８月の結婚式を延期にするか、このまま開催するか悩んでいます。

インスタグラムを見ていると、幸せそうな結婚式の写真が飛び込んできました。
同じ結婚式場で結婚式をしたお気に入りの卒花嫁さんをフォローしているから。自分の結婚式の参考にとフォローしたのです。

“このコロナ騒動の中、わざわざUPせんでいいやん。
 結婚式延期にしなあかんかもしれん人の気持ち、考えて。”

心の中で黒い気持ちがうごめきながらも、いちいちその方のインスタを覗きに行ってしまって、卒花嫁さんの幸せそうな笑顔に苦しめられる私。

自分が不快な気持ちになるなら、見なきゃいいんです。
卒花嫁さんは悪くない。

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ふと、大好きなサッカー選手のインスタライブが始まったので、見てみることにしました。オリンピックに出るはずだった若いサッカー選手とのコラボインスタライブ。

“自分の中で、オリンピックに出て活躍するという夢をずっと持ってたんで、残念っていう気持ちはありますけど、この状況じゃ来年に開催できるかもわからないですよね。”

彼はあっけらかんと言って笑っていました。

オリンピックで活躍していたら、ビッグクラブへ移籍してたかもしれないし、年俸も跳ね上がっていたかもしれないのに。

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今年の新入社員の子が言ってました。

“卒業式はなかったし、卒業旅行もいけませんでした。”

卒業式は延期にすることはできません。
卒業したら、全員がそれぞれの道に進む必要があり、一度進むともう二度と再び集まることはないのです。

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自分の悩みがちっぽけに思えました。

結婚式をするかしないかで、私のキャリアに大きな変化はない。
結婚式は、延期できるし、決行することもできる。

結婚式で、両親や友達に伝えたいことはいっぱいあるし、なにより楽しい時間を大好きな人たちと共有したいけど、それを悩むことなくできなくなってしまった人たちのことを考えたら、私はまだ幸せなのだなと思いました。