中学入学〜部活が救いに〜
中学に入学するにあたって
制服を買わなければならなく
母と久しぶりに出かけた
制服合わせをしてもらっている間
こんなにお金かけなきゃいけないなんて
もったいない
などとずーっと小言を言われ
これから着る制服というものが
とても申し訳ないものなんだと感じた。
でも
とてもワクワクしていた。
中学生になったら部活をやるんだ。
そしたら帰りが遅くても良いって。
自分の居場所を作れたらなお嬉しいな。
そんな気持ちでいっぱいだった。
私は小学の時にドッヂボール少年団に
所属していた事もあり
何か近いものをとバレー部に入部した
全国大会にも出場するような部で
練習はとても厳しかった。
部活に必要な物も全然買ってもらえず
周りからはお荷物扱い。
そんな私を見かねて
マネージャーとして練習を見守ってくれていた
美術教師の樋渡先生が
私に必要な道具をくれたりした。
もちろん強豪校の為
遠征なども沢山あり
その遠征費などはさすがに親が出してくれた。
とてもお金がかかったんだと思う。
けれど
お金をかけてもらった分練習は頑張った。
頑張って頑張って
1年でスタメンにも選んでもらえ
全道大会フルセットで優勝。
全国大会に出場することも出来た。
本当に嬉しかったし
本当に楽しかった。
みんな仲良しと言うわけではなかったが
仲良くしてくれる先輩もいて
とても達成感があった。
部活で帰宅が遅くなり
家にいる時間が短くなった事もあり
この頃から母が夜
工場で働き始めたのもあり
家庭内で暴力を振るわれることが少なくなった。
その代わり
私の晩御飯がなくなった。