登場人物(家族)紹介〜プロローグ〜
主人公
松原 愛
松原家の長女
物心ついた時には2人目の父親がいた。
本当の父親の顔、存在は全く覚えていない。
物語は愛の視点で書かれます。
主人公の親
松原 早紀江(さきえ)
主人公の母
18の時に愛を産みその後離婚
愛が4歳の時に再婚
松原 一彰(かずあき)
愛の2人目の父
自衛隊
妹3人の父親
主人公の妹
松原 佳枝(かえ)
愛の5歳下の妹
松原 香菜(かな)
愛の6歳下の妹
松原 有華(ゆか)
愛の9歳下の妹
スナックで働いていた母は
朝、保育園にお迎えに来て
帰ってくると夕方まで寝ていた
お仕事次第では
昼過ぎには預けられそのまま保育園に
お泊りすることもあった。
その頃の私は
アパートの一室や
アパートの駐車場部分で
ひとり遊びをするのが日課だった。
ある日いつものように駐車場部分で
一人忍者ごっこをしていた。
すると…
突然隣の家の塀から黒猫がすたっとあらわれ
シャー!
と威嚇。
驚いた私は
駐車場部分に面した道路に飛び出す。
すると目の前には車が…
次の瞬間私は車の下
なんかよくわからないけど怖くて
動けなくて大泣きした。
結果
左足の足首に車のタイヤが乗り骨折
入院生活を送る事となったが
いつも人がいる事
看護師さんが優しかった事
いつも一人の私は
周りに人がいること、構ってくれる人がいること
それはそれは幸せで楽しかった。
入院生活が終わり
アパートに帰るのかと思いきや
全然知らない土地へと向かう母
初めて見る土地
初めて見るアパート
「今日からここが新しいおうちだよ」
母に教えられ嬉しくなったのを覚えている
しかし
それが私の辛い現実の始まりだった…。