【福島県・小高にて震災と今のリアルをみてきたお話③】
今回の小高ツアーはすべて「遊ぶ広報」というサービスによって企画されたものです。
遊ぶ広報とは、旅先でリモートワークをしながら、
現地に滞在しているHuberの方に地域をガイドしてもらい、そこで感じたことをSNS発信すると滞在費が補助されるプログラムです。
今回の遊ぶ広報による小高ツアーにて感じた魅力をまとめました!
第3編 遊ぶ広報の魅力
①秀逸なツアープランニング
今回の小高ツアー、ただ地域にあるコンテンツや人を順不同に繋げているわけじゃないんです。
まず事前に私の興味関心をヒアリングして、私が行くべきところと会うべき人をピックアップしてくれます。
そしてそれを、どういう順番で回ると私に刺さるのか、人の心の動く瞬間を分析しながら計算してツアーを組み立てているのです。
まさに私は彼らの計算通り、まずは震災のリアルを知って、そこからネガティブなだけじゃない、今を生きる面白い人達が集まる地域にイメージを塗り替えていったのです。
これは間違いなくビジネスだなと、学生団体として地域を案内するのとは全く別物だなと感じました。
②地域に受け入れられている安心感
今回ガイドしてくれたのは、サーキュレーションでの元同期で、「福島を変革する男になる」と、8月にHuberに転職し小高に移住した大川翔(かける)です。
翔も福島出身とはいえ、小高は初めてだそうです。
小高に移住してまだ1ヶ月なのに、彼はどこへ行っても「大川くんまた来たの!いらっしゃい」と嬉しそうに地域の人々に声をかけられます。
私も「遊ぶ広報の方?どこから来たの?」とよく声をかけていただきました。
彼が、遊ぶ広報が、いかにこの地域に受け入れられているかを、ひしひしと感じました。
だからこそ、2泊3日で濃い、濃い時間を私は過ごすことが出来たのです。
こんなの普通の観光では有り得ません。
地域に受け入れられている彼のアテンドがあってこそ、いろんな人に会えていろんなお話を聞かせていただけました。
本当に贅沢な時間でした。
遊ぶ広報は、南相馬市から委託を受けてツアーを実施しています。
そして小高区役所の方々と連携しながら、地域の人を繋いでもらい、遊ぶ広報のコンテンツを開拓していきます。
区役所と地域のキーマンたちとの繋がりは、株式会社Huberの大きな財産だと思います。
そして、そんなHuberでのガイドの仕事を、本当に生き生きと楽しそうにしている翔の姿が、見ていて気持ちよかったです。
③ツアーガイドの大川翔という男
ここで少し大川翔についてご紹介します。
彼は福島県の郡山市出身です。彼は大学から上京し、東京でたまたま足を運んだ福島の移住関連のイベントにて、会津のキーマンの方と出会い、それをきっかけに会津や地元を盛り上げる活動を始めました。
実は彼の父親も福島のために事業を起こした起業家です。そんな父親のように、「かっこいい事業家パパとして、福島を変革する男になる」というビッグな目標を掲げています。
彼についてはこちらをご覧下さい。
https://instagram.com/ok.1025?utm_medium=copy_link
そんな彼が今やりたいと思っていること。それを今回のツアーの中で聞かせてもらいました。
たくさんありますが、まずは「福島県内を繋げること」。
福島県は縦に3つのエリアに分かれています。今回訪れた小高は1番左の日本海側、「浜通り」で、翔の地元の郡山市や福島市、いわゆる観光地は真ん中の「中通り」、左が「会津」です。
この3つのエリアは山で分断されていて、今回の小高には福島県民でもなかなか足を運ばないそうです。
県外からは同じ「福島」として、震災だの原発だの、風評被害もあるくらいそのイメージで見られますが、実は福島県内でも被害の程度や震災の理解度は全然違うそうです。
彼はまず福島の中での垣根を壊して、繋がれるプラットフォームを作りたいそうです。
めちゃくちゃ面白くないですか?
私から話すのはこれくらいにして、あとは直接翔に話を聞きに行ってください。笑
前向きで前のめりな、自慢の同期です。
彼自身もこの小高ツアーの魅力の1つなので、
ぜひぜひ彼と一緒に遊ぶ広報を活用して、小高という地域に入り込んでみてほしいです!
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長くなりましたが、以上、私の初めての福島レポートでした!