iPadProで楽譜を見る/楽譜を分割してウインク譜めくり
📢2024/5/17更新 ウインク譜めくりの様子&ダルセーニョのアイデアを追加しました。
「タブレットで楽譜を見る」を始めるまでのネックと解決策を共有します。
A4 2ページ見開きで先を把握できない→楽譜を分割する
iPadProとPiascore導入までネックになってたのが「A4 2ページ見開きで先を把握できない。2画面表示は小さくて見えない」でした。(強めの近視のため2画面表示が本当に厳しかった。)
解決策として、見開きで見る前提で作られている譜面を焦らないタイミングで再分割しました。
紙で見る譜面は見開きで見る前提で作られています。あとなるべく印刷枚数が少なくなるようにコンパクトにまとめられています。タブレットで1ページごとに見ると音があるタイミングで譜めくりが発生するので、
1ページごとに見る前提に変えて、1小節休符のタイミングで譜めくりできるように分割しました。
4ページ目はさらに再分割してもいいのですが、シンプルにBPMが早い&分割できるタイミングはもう数小節で曲が終わるので、1ページに詰め込んでいいか!となりました。
分割する場所の選び方
ウインクで譜めくりをすると、四分音符2つ分(BPM120)ぐらいで譜めくりが完了するので1小節ぐらい休符があれば余裕です。
楽譜を再分割するために使ったアプリ
私はPROCREATEでコラージュする要領で編集しましたが、
・複数のアートボードがある
・トリミング、コラージュができる
・PDFで書き出しができる
アプリなら何でも編集できると思います。
なぜそこまでして再分割を選んだの?
・演奏中に慌てるのが苦手で、なるべくミスする要素を無くしておきたかった。
・楽譜をちょっとずらして見る、という繊細な作業を演奏中にしたくなかった。
・フットボタンを取り入れると気にするものが増える。充電の管理、機器のメンテナンス、持ち運びの手間を考えるとiPadだけで完結させたかった。
ダルセーニョで前頁に戻る→戻った頁を追加してひたすら次に進む
印刷しない楽譜の良いところは、ページ数を自由に増やせることです。ダルセーニョで冒頭に戻ってコーダに飛ぶ時、2ページ以上前に戻る時は、戻った先の譜面を追加してます。
(譜面の指示の管理が2倍になるので、抜け漏れだけはお気をつけて。)
理由はシンプルで、ビッグバンドジャズの場合、ダルセーニョする時は前後で音がある瞬間が多く、間に合わないからです。
急いで譜めくりをする方法を考える→急がなくても良い譜面に変える
をやってみて、結構よかったので共有でした。
ウインク譜めくり😉
実際にウインク譜めくりしてる様子です😉
画面右上でフリューゲルホルンを吹いています。
ここまではっきりとウインク😉をしなくても譜面はめくれるのですが、今回はiPadを置く角度がいつもと反対側だったので、iPadにしっかり顔を向けて大げさにウインクしてます。いつもは自分から見て右側に置いてますが、マイクやスペースの兼ね合いでこの時は自分から見て左側に置いてました。
珍しくウインク😉してる映像が撮れたので🙌🏻
「ウインクするって照れちゃう!」って言われるけど、言われなければそんなに気にならないですよ。一瞬ですし。
この知恵が役立つ環境
楽譜再分割の知恵が役立つ環境がどれぐらいあるのかは不明ですが、
・楽譜をPDFで共有する文化がある。
・3分以上の大曲で、音数が多い。
・スコアのデジタルデータはない。(スコアのデジタルデータがある曲なら、パート譜を書き出す時のページ分割を変えるだけ。)
・編集が苦にならない。
なら、良い方法かも。
おまけ(iPadどのスペックを買うか問題)
ちなみに使っているのはiPad Pro 12.9inch 第4世代 256GBです。ウインク譜めくりが楽なのでFace ID搭載モデル推しです。+LiDARスキャナーで3Dスキャンもしたかったので自然とProになりました。
重さよりは画面を大きくしたいから12.9inch。ストレージはできるだけ多く確保したい主義ですが、ひとまず10万円ぐらいで一式揃えてiPadを活用することに慣れようと256GBにしました。
まだ26GBしか使ってないので、楽譜を見るぐらいなら128GBでもいいのかも…?(購入前は楽譜見る以外にもiPadを使いたかったので512GBか1TBで迷ってました。)
※ただし私は編集したデータをGoogleDriveに逃がすか、都度削除して動作が重くなるのを避ける運用をしています。
※ちなみにiPad Proの他に、MacBook Proのメモリ増々カスタマイズverを所有していて、譜面や映像の作業はPCで行っています。だからiPad Proだけで全て賄おうとしていないです。
いつも温かいサポートありがとうございます。いいねも励みになっています。これからも心が動いた時に記事を追加していきますので、温かく見守っていただけると幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。