8/13 パリの中心をゆったり観光 【パリ留学日記】
今日は土曜日。友人との約束もなく、特に予定も立ててなかったので、適当に街の観光地ををブラブラすることにしました。
朝10時
最初に向かうのは、グラン・パレ(Grand palais)とプティ・パレ(Petit palais)。どちらも1900年のパリ万博に際し、建設された建物で、今は有名画家の展示会や美術館として使用されています。2つとも8区の主要な観光スポットにあるので、他の観光がてらでも、かなり見つけやすいと思います。
では、お家を飛び出し、グラン・パレの最寄り駅へ。
メトロに乗り、駅のエスカレーターを登って、シャンゼリゼ・クルモントー(Champs-Élysées - Clemenceau)という駅に到着しました。ここから目的地まで少しお散歩です。
そういえば、私は大学3年生。同級生たちがこの夏、インターンに勤しんでいる中、少し自己分析をかじったくらいで、私は1人、パリに逃げてきました。
ただ、パリに来て気づいたのは、私には、何か面白いことはないかなと動いてみる、好奇心と行動力があること。また反対に、思いつきでやってしまうため、計画性が乏しいこと。今日みたいなノープラン観光とかは、まさに私らしさがもたらした結果と言えると思います。
こういう自分の発見は、忙しく余裕がない時には見つけられないと思いますし、なんだか語学力の向上以外で、パリにきた意味を見つけられた気がしました。
そんな感じで、5分くらい就活じみたことを考えつつ散歩していると、最初の目的地、グラン・パレにつきました。
あれ、グラン・パレ。普段はないはずの柵とかつけてるな…。
私の持ち味である行動力と計画性の無さが組み合わさった結果、絶賛工事中のグラン・パレと面会することになりました。中に入ることができません。
仕方がない、向かいにあるプティ・パレに向かいます。前向きなところも、きっと、私の持ち味です。
こちらが、プティ・パレ。
プティってフランス語で小さいって意味ですが、全然写真に横が入りきらないです。
早速、金ピカの入り口から入って、どでかいプティ・パレ を中を見学。
ここは市の美術館なので、常設展は無料で鑑賞できます。金欠大学生からするとお財布にありがたい存在です。
彫刻・絵画の展示が思っていたより多いです、無料なのに^^!
それに加えて、年代ごとのフランスの家具の展示も多くあります。
そして、私が気になったのはこちらの籠!
この時は、荒地の魔女(ハウルの動く城)が乗っていた籠じゃん!と思ってバシャバシャ写真を撮ってきましたが、実際はハウルのとは色も形も全然違うみたいです。(私が騒いだ時間は一体なんだったのか。)
こんな感じで、ぐるっと展示を回ったら、館内に素敵な中庭とカフェ?があったので、一休み。
カフェは店内とテラスが選べます。正直、数€で超優雅な時間を過ごせるので、オススメです。
お昼はリッチに食べたいね
日本にいる時、いつかフランスに行ったら、セーヌ川横のテラスでご飯食べてお酒とかも頼んでウキウキしたい…!と夢を見ていたので、お昼は自分の夢を叶えに行くことにしました。
プティ・パレ近くのアレクサンドル3世橋という豪華な橋を渡って、セーヌ川横へおります。こちらもパリ万博に合わせて建設されたらしいです。
橋の装飾には当時のアールヌーヴォーの雰囲気もあり、パリが栄に栄えまくっていた歴史を感じられます。左右の彫刻も見応えがありますね。
念願の昼食
セーヌ川沿いに降りると、川の横に素敵なイタリアンレストラン(?)を見つけました。お昼はここにします!
私が頼んだのはピザとシャンパン。普段はお昼に安いパンを買ったり、飲み物は水筒持参などして節約を心がけていた分、このランチにお金を当てられました。(でも、ワイン頼めばよかった)。
何より、憧れのセーヌ川沿いでのランチ!
いや〜、たっぷり食べた。グイグイお酒も進みます。さすがにちょっと楽しくなってきますね。
お腹がいっぱいになったら、カロリーを消費するため、また観光へ歩き出しました。
ナポレオンに導かれて
ご飯を食べ終えてセーヌ川の近くを散策していると、一層と豪華な建物が見えてきました。
ほろ酔い気分で辿り着いたここは、パリ軍事博物館。中には、フランスの歴代軍事品、海外の軍事品(日本の甲冑なども)が展示されています。
正直、軍事博物館なんて行こうと思っていなかったけど、フラフラきてしまったのでチケット(ミュージアムパスをゲット)を買って、一人館内へ。
展示は、時代ごとに分かれており、好きな時代区分の軍事品だけの鑑賞もできます。
私は、最初、適当に中世あたりの展示に入りました。
が、正直、中世に入ったのは失敗だったかもしれません…。
実は私は、お酒を飲むといやでも隅々まで視界がクリアになるタイプで、
中世に使用された痕のある鋭い剣や数え切れないほど並ぶ甲冑のエリアを一人で回らなければならなくなり、心臓がバックバクに。とにかく息を潜めて展示を回りました。
また、偶然にも次に入ってしまったのが第二次世界大戦のエリア。ここは軍事品どころか、写真や動画も残っている時代なので、視界ギンギンの酔っ払いにはかなりキツかったです。(展示には、各国のリアル軍服もあったりして、好きな人にはいいと思いますよ!)
ナポレオンという救世主!
そんな展示エリアを抜けて、少し酔いも覚めた頃に、どうやらここには、ナポレオン1世のお墓があることを知りました。「なら、墓の方がいい!」と、そちらに向かいました。
そのナポレオンが眠るのは、軍事博物館に隣接するドーム教会。軍事博物館から歩いて、教会に入ります。
教会の中は、背の高いドームの吹き抜けになっていました。天井の隅まで装飾があり、技術の数々に感動です。キリスト教の教会ってなんでこんなに綺麗なんですかね。ずっと見てられそうです。
このドームの下に、ナポレオンが眠っています。
あまりに立派すぎて、どれがお墓か分からず、周りの話を聞きながら正解にたどり着きました。
こんな場所に眠れていることをみると、ナポレオンってやっぱりフランスを象徴する存在だった(今もかな)と実感できます。
何より、私はナポレオンのお墓のおかげで、綺麗な教会を見ることができました。軍事博物館に来た意味が見出せたと思います。
あのままだと、ただ怖い思いをしに来ただけで、今頃ここに酷評を書いてたかもしれません。
教会を出た後、せっかくなのでナポレオン1世の展示を見に行きました。ナポレオン1世は人気だったけど、その後のナポレオン3世の展示はあまり人が入ってなかったので、ちょっぴりかわいそうになり、博物館を後にしました。
おやつの15時 緑茶を求めて
もうすでに時間は15時。めちゃくちゃ晴天で気温が高かったこの時間。どうしても緑茶が飲みたくてアジア系スーパーに向かっていたところ、ロダン美術館につきました(なんでだろう)。でも、お茶も見つけられたので、ロダン美術館にも寄ることにします。
ロダンといえば、やっぱり彫刻ですよね。
こちらのロダン美術館は、晩年のロダンのアトリエを利用しており、そこにロダンの作品の多くが所蔵されています。
早速入場すると、いきなり考える人が考え込んでいました。
この像の前で自撮りを頑張っていたら、観光客のおばあちゃんが「写真撮ってあげるよ」と言ってくれたので、考える人と同じポーズでツーショも取りました✌︎。ありがとうおばあちゃん。
さて次に、ウロウロ歩いていると見えてきたのが、地獄の門。
上野の国立西洋美術館にも「地獄の門」がありますが、もちろん、この美術館の庭にも設置されています。近くで見ると、骸骨がいておどろおどろしかったり、不気味な感じはします。ただ、私は好きです♡。
最初にお庭の作品を鑑賞し終わったら、アトリエの中に入ります。
小さいものから大きなものまで、ロダン(とほかの芸術家)の作品に溢れた館内を回ります。
館内を見ていると思わぬ出会いが!ゴッホのタンギー爺さんがいました!
「浮世絵の海外進出!浮世絵が海外の画家に影響を与えた!」とか、そういうトピックの時に出てくるのがゴッホのタンギー爺さん!こちらもロダン美術館にいました。
最後は、庭の隅々まで歩き、ここが私の家だったらいいのに…とか想像しつつ、50分くらいで見終わりました。
この後、アニエスベー本店に向かってみようと思ったのですが、Google マップで全然違うサン・マルタン運河の方に案内されるなどして、1時間ほど迷子に。
(本当は2区のあたり、ネルソンマンデラ公園や証券取引所の方にあります。)
結局、たどり着けましたが、今日は一日、朝から動き回ってヘトヘト。
そんな体にご褒美で、夜は、うどんを食べました。
この美味しいうどん、どのお店で食べたか忘れちゃったので、心当たりのある方は教えてください。
おわり