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突出したスキルなんていらねえ。器用貧乏を極めよ。

こんにちは。
「地方でキャリアアップや転職を成功させる」をコンセプトに記事執筆している地方さん(https://x.com/chihosaikou)と申します。

ご訪問ありがとうございます。

本記事の結論は題名に書いてあるとおりです。

世間では
「専門スキルを高めろ」
「強みを伸ばせ」
という価値観を広めようとしています。

これはハッキリ言って場所によっては不正解です。
場所っていうのは文字通り、県とか街とかです。

お金や人がたくさん集まってくる場所=都会
集まってこないもしくは減らない場所=地方

このように定義すると、都会では専門スキルを伸ばすことが優位性になるでしょう。
地方では必ずしもそうではありません。どころかある程度色んなことができる方が人生設計しやすい可能性もあります。

「専門スキルが高い」というのは、他の業界に移動しづらいということでもあります。
都会であれば選択肢が豊富なので、どの分野であっても専門スキルが高ければやっていけるでしょう。

地方の場合は、高確率で結婚共働きが当たり前です。もちろん時期はそれぞれですが、蓋を開けると大体そうなっています。
何が困るかというと、子どもができると子どもに合わせた生活リズムを強制されるということです。

そんな時に専門スキルしかなくて、子どもの生活リズムに合わせられないと家庭生活に支障をきたします。
実際周りでも、不満そうな奥さんの声をかなり聞きます。

地方で、子どもの生活リズムに合わせられる仕事って正直選択肢がかなり狭いです。

まず、接客業はかなり厳しいです。
都会以上に、平日日中にプライベートで動ける人間の絶対数が少ないので、集客に相当苦労します。
美容系、フィットネス系、飲食系、物販系、エンタメ系、など。
これらは平日夕方以降と土日に注力する必要があります。

あとは、最近流行りのSNS系もほとんどないです。都会で流行しているものがそのままビジネスになるとは限りません。

残された中で、家庭と仕事をバランスをとれる働き口となると、地方公務員かホワイトカラー、もしくは現場作業員です。

先に挙げた仕事と比べて、専門スキルが求められる度合いはかなり下がります。
地方公務員やホワイトカラーであれば、ある程度満遍なくこなせる能力が必要とされます。現場作業員は、ミスなく着実にこなせる能力が必要とされます。

そんな中で昇進昇給しやすいのは、「バランスよくなんでもできる度」でしょう。業務内容はもちろん、コミュニケーション力、素直さ、報告をちゃんとする。特定のことしかできない人は扱いにくいんです。

特定のスキルだけで、おじさんになってリーダーにもならずにバリバリプレイヤーでいられるという環境はないと思った方がいいです。
基本的には年功序列で昇進していくのが吉です。

一つのスキルがある程度身に付いたら、他のスキルを身につける。大体3〜5年周期で変えていくといいでしょう。8割のスキルを大量に持つイメージです。

地方だと特に、昇進すると他の課と業務が被ったりします。綺麗に部署ごとに仕事が分かれているような大きな企業は少ないです。

なんでもある程度できる人が重宝されるわけです。

器用貧乏と言われると悪口のように聞こえます。しかしながら、多くのサラリーマンとしては器用貧乏の方が優秀なわけです。また、転職もしやすいです。

どこの会社も良い管理職人材は常に求めていますから。

自信を持って、一流の器用貧乏を目指しましょう。

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