海外駐在中の長期休暇ノススメ
こんにちは。海外駐在女性の為のキャリアデザインコーチ Shellyです。
駐在中に長期休暇取ってますか?
駐在中に休暇なんて!仕事はどうするの?誰も変わりいない!
と思ったあなたへ。確かにそうですが折角駐在したので郷に入っては郷に従えで長期休暇を取ってみるのもいいかもしれませんよ。
海外駐在は日本にいるより長期休暇を取りやすいので長期休暇のメリット、デメリットを理解するいい機会です。長期休暇の良さを理解することは日本の長時間労働や有休未消化への対策にもなると思います。
実際私が駐在中に長期休暇を取った背景や私が感じた長期休暇のメリット、デメリットについてお伝えしていきたいと思います。
ヨーロッパの夏休み事情
私は欧州のみ駐在しているので、欧州のケースでお話すると、長期休暇取る方多いです。
3週間から1か月位まとめて夏に休む方や
夏に2週間、秋に1週間のように休む方もいます。
交代で休む場合は重ならないようお互いの休みの日程を調整したり、休みの間の代理を決める等して最低限仕事が回る配慮はされています。
休むのはお互い様、という意識があるので休暇を取っても
「楽しんできてねー」
という反応。
「あの人は休めていいよね」
「緊急だから休みでも対応してほしい」
という要求はお客さんからも同僚からも全くありません。
そしてトップもしっかり(2週間とか)休みます。
日本だと上の人ほどあまり休まない、印象だったのでびっくり。
上から休んでくれると下も休み取りやすいな、と実感しています。
駐在員の長期休暇
駐在だと会社がShutdownしない限り現地スタッフのように長期休暇取る方は少ないように思います。
「他の人に仕事を頼めないから」
「仕事が忙しくて、、、」
「仕事が溜まる」
等々理由は聞きます。
理由もわかるんですが。。
私は敢えてしっかり休んでいます。
上司了承の下で「休みます!」宣言すれば、意外に周囲は「あ、そうなんだ」という感じ、というのが実感。
長期休暇を取った背景
私も去年の夏休みは「駐在だから休めない」と思っていました。だから1週間の休みの途中もメール見たり、電話したり。結局仕事のことが頭から離れず、休んだ気になれませんでした。
年末に心身の体調を崩し、ボロボロになりかけていたため
「完全に仕事から離れて心と身体を休めよう」
と有休全消化+残業消化で3週間休みました。
今回は休めることが目的なので
「休み中はメールも見ないし、仕事の電話にも出ない!」と
決めました。
丁度クリスマス、正月時期で、ヨーロッパも日本も祝日が多い時期で休みやすかったのは助かりました。
加えて上司は有休全消化を推奨していたのも一助になりました。
ロックダウン真っ最中で3週間休んでも旅行には行けませんでしたが。。。
長期休暇実験
人生で初めての3週間休暇を実行し思うのは、本当に心から休めてリフレッシュできた、ということ。
メールも電話も対応せずとも、最初の1週間位は仕事のことが頭をよぎりました。が、2週間目からはそれもなくなり休みの生活リズム、ルーティーンに(読書、運動、勉強等)慣れてきて、そちらに没頭できるように。
仕事以外のことで頭の中が一杯になるので、仕事から離れてリフレッシュし、休暇が終わるころは気持ちも前向き、体調もだいぶ回復。
ふと、昔一緒に働いたドイツ人に
「休むなら1週間じゃ足りない。2週間以上休んだ方がいい」といわれたことを思い出しました。
長期休暇のメリット、デメリット
長期休暇実験はおおむね成功でしたが、メリットデメリットとしては以下があるかな、というのが私の感想。
①メリット
仕事を忘れてしっかり休める
休暇で休んだ分、気持ち、体力共に回復し、いい状態で仕事に臨める
仕事から離れて自己成長にも時間を使える。その中でふと仕事にも使えるアイデアが生まれることもある。。
疲れた、と思いながら働き続けるより、思い切って休暇取ってしまって働いている間の集中力高めるのもありだと思います。長期休暇を取るとそういうメリハリのある働き方ができる、と最近思います
②デメリット
前後で仕事を片付ける 休暇で数週間休む為、その間の仕事は前後でやっておく必要あり。忙しくはなります。。。
休暇中に発生する緊急案件の窓口を決める。休暇中どうしてもやることだけは上司と相談し誰かに最低限のことを頼む必要があります。頼む分、他の人が休む時には頼まれます。お互い様。
お金がかかる。旅行に行ったり、勉強をしたり、仕事しているときよりお金はかかることは多いです。。。
駐在だからこそ取ってみる
駐在は忙しいし、未だに24時間365日体制を期待されているところもあるのかもしれません(極端な話ですが)。そもそも日本だと未だに長期で休むことに自分も周囲も抵抗があるし。
駐在は現地文化と日本文化の間で働くポジション。準備は必要ですが日本にいるより休みを取りやすい場合も多いと思うのです。
だからもしあなたの会社の制度で長期休暇が可能であれば是非一度取ってみてはいかがでしょうか(最低2週間)
日本人で長期休暇のメリット、デメリットを理解する人が増えれば、日本の長時間労働、有休未消化も改善に向かうのかもしれません。
まとめ
周囲が長期休暇を取る環境は自分も休暇を取りやすい環境でもあります。また長期休暇は期間を選べば(年末年始等)取りやすい時期もあります。それを活用するなどして取ってみると、休み方、働き方、仕事の効率化等への見方が変ってくるようにも思います。視野を広げるという意味でも、長期休暇取得はおススメです!
最後までお読みいただきありがとうございます。
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