アフターコロナの海外駐在
海外駐在女性のための国際キャリアデザインコーチ、ライフシフトナビゲーターのShellyです。
毎週FBのプライベートグループでライブをしています。
先週のテーマはコロナ禍と海外駐在。
海外でのコロナ禍を経験してよかった、悪かったこともありますが、
私が考える一番大きな影響が駐在ポストの減少。
周りを見ていると昨年から海外駐在ポストの減少、
具体的にはポスト廃止か現地化の検討が進んでいるケースが増加。
約7割の企業で駐在ポジションの見直しがされている調査もあるようです。
駐在ポスト減少する背景
駐在ポスト減少する背景として考えられるのは以下の3つ。
✔国境を超える移動が難しくなった
→そもそも日本から駐在/帯同させること、が難しい。
✔ホームオフィス、テレワークでの遠隔業務の可能性が理解されてきた
→テレワークでの仕事が可能なら、
日本から海外を遠隔で管理すればいいんじゃない?
実際一時帰国中に日本からテレワークしたケースもあり、
それなりに成り立っていたことからわざわざ駐在させなくとも、、、
という考えがうまれてきています。
✔業績悪化の中コストの高い駐在員をこれだけの人数維持する必要が本当にあるのか?
→駐在は非常に高コスト。駐在ポジション廃止し現地化すればコストカットできる。
日本人が必要なポジションなら現地在住日本人の現地採用に切り替えることもあります。(現地採用だと手当等がないため会社の負担は激減します。こちら参照)
現地採用切替は今後加速するだろう、という専門の方も。
アフターコロナで海外駐在中や今後希望される方には向かい風の状況になっています。
とはいえ駐在員数はすぐにはなくならない
海外駐在する人、目指す人には逆風ですが
駐在員数はすぐにはなくならないという話もよく聞きます。
私自身もそう思います。
駐在員数が減少するもののすぐにはなくならない、
と考える背景には
駐在員の以下の役割があります。
✔日本本社と海外拠点の経営を繋ぐ
グローバル経営を繋ぐ要の役割。
本社の考え方を背景に現地のとりまとめができる人
日本での人脈があり、現地と本社を適切につなげる人
が求められるので現地化が難しい
✔(本社の)若手の人材育成
若手の人材育成は急激な世代交代に直面する多くの日本企業の悩みの為。
枠は減るものの将来の人材育成への先行投資としては
なくせないと思います。
枠は減ると思うので、激戦が予想されますが。
まとめ
海外駐在はなくならないものの、
駐在ポジションの減少は今後確実に進みます。
この状況下
海外駐在として生き残り、
後のキャリアシフトにつなげていくには
駐在中のビジョン、プラン、実行を確実に行い、
成果を出す、ことが今まで以上に求められてくると思います。
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