経験者が考える海外駐在のデメリット6つ+備え方/対処法
「海外駐在っていいことづくめ?」
いいえ、メリットが大きい海外駐在ですが、デメリットもあります。
今回のお題は海外駐在する場合のデメリットと対処法を経験を基に書いてみます。
今後駐在目指す方、駐在予定、駐在中の方向けの記事です。
結論
デメリットとしては以下の6つ
・会社任せ/自由度があまりない ・2回の異文化適応
・駐在員の横の繋がりに縛られる ・家族や友人になかなか会えない ・人生設計が変わる
・出世するチャンスを逃す場合がある
もう少し詳しく以下で見ていきます。
会社任せ/自由度があまりない
一般的に日本の会社だと異動命令は拒めません。
赴/帰任先や時期等は会社の人事ローテーション次第。
本人の事情を汲んで若干調整可能な場合もありますが、
基本会社の都合に駐在員と家族が合わせる形で、自分に決定権はなし。
仕事や生活が気に入り、延長したい場合でも会社都合で泣く泣く帰任という場合も。
また会社が派遣する駐在は会社が安全等の責任を負うことが多い。
このためプライベートでも行動制限があったり、行動報告させられる場合もあります。(ここは会社により差があります)
対処
駐在する時期、帰任する時期をある程度自分に合わせていくには、人事が決定する前の調整がキー。
プライベートの行動制限、報告については目的が安全確保のため、避けられない気がします。
異文化適応
異文化で仕事、生活する海外駐在は赴任後、慣れるまで暫くの時間と苦労を要します。本人だけでなく家族も同様です。長い人だと慣れるだけで1年近くかかる場合も。
駐在先に慣れて2-3年経った頃に帰任すると、日本でもなれるまで少しの時間と苦労を要します。数年のうちにこの異文化適応を2回経験しなければならない、というのも海外駐在のデメリットと言えます。
対処
事前に必要な情報をできるだけ集めてイメージしておくと良いとは言われますが、これもやってみないとわからないところはあります。異文化適応でちょっとつらいな、と思うときは自分の状態を俯瞰してみるのも良いそうです。
駐在員の横の繋がり
駐在先の日本人駐在員同士、地域の日本人同士の集まりがあります。
言葉の壁なく話せ、情報交換にもなるので良い反面、少ない人数だと
付き合いが深くなります。飲み会、ゴルフ等の催しや人間関係に縛られる場合も。
対処
駐在員だけ、日本人だけの付き合いだと頼らざるを得ないため、他の関係の付き合いを探す、広げる。思い切って断る勇気も大切。
最近はコロナ禍でこういう集まりが殆どなくなりましたが。。。
家族や友人になかなか会えない
日本にいる家族や友人には勿論会えません。
SNSが発達した今でもどうしても疎遠になりがち。
対処
SNSや電話、カード等をマメにやり取りする。。。ぐらいしかないかな。
人生設計が変わる
考えていた結婚や出産のタイミングがずれる、という場合があります。
30歳前後から数年間駐在経験をする人が多く、結婚、出産とタイミングが重なることが多いため。
駐在/キャリアを取るか人生を取るかに悩む方もいるかもしれません。
対処
何を大切にするか、にもよるので一般的な対処はありません。
結婚して帯同される方、単身赴任で駐在されている方、現地で出産、育児されている方もいるようなので、結婚、出産を取り日本に残るか、駐在するかという選択だけではなくなっています。
駐在は任期がある話だから、この期間だけは駐在してその後考える、ということもできると思います。
出世するチャンスを逃す場合がある
ポストが開いたときに日本にいる適任者が出世することが多い。
つまり日本にいない駐在期間は出世できないことが多い。
駐在期間に稀有なチャンスが当たってしまうと出世のチャンス逃すかも。。
対処
私は対処思いつきません。よほどアンテナ張ってても難しいと思います。これでダメならまた何かあるさ、、、ぐらいで構えておくのがよさそうな気がします。
まとめ
細かいところもあるものの、一番のポイントは駐在時期、任期等自分の生き方にも関わるのに決定権が会社にある、ということです。
とても魅力的なキャリアアップの手段ですので、デメリットを十分理解、対処した上で戦略的に是非活用したい手段だといえると思います。
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