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復帰しました。10/13(水)湯島カスター

昨晩、湯島カスター
2ヶ月半ぶりの本番のステージでした。



いつも1曲目は清水絵里子さんのソロで始まるのですが
この日の絵里子さんの選曲は「The Rose」で、
いつもジャズを選ぶことの多い絵里子さんには歌物・ポップスというのは珍しい選曲で、
いや、
「あ、これRoseだ」と気付くのには少し時間が掛かったのですが。

それはすごく崩して演奏していたからでなく、
メロディ以前に
圧倒的なパワーと情熱の塊がど頭から籠っていて、意識と心をがばっと持って行かれたからです。
爆弾のように強いのに物凄く熱く優しい。
油断すると勝手に泣いてしまうような。

(1曲目から大団円じゃん!!!)

どんどん注がれるエネルギーに圧倒されてぐらつかないように、2ヶ月半ぶりに履くヒールで床を踏みしめて聞いているうち

(これは、もしかしたら、)

と思いました。



演奏を終えた絵里子さんに呼んで頂きステージに上がり
「絵里子さんのThe Roseを初めて聞きました、素晴らしかった。めずらしいですよね」とmcをすると

「熊田さんのために」

と、視線は鍵盤に落としたまま、手のひらを私に向けて言ってくださり。



 私は復帰自体に大きな不安があり、初回が絵里子さんとのデュオから始まることにもすごく緊張していたのですが、
絵里子さんはそういうことをとうに見抜いた上でこの夜のまず最初に大きな応援を、エネルギーをどかん!と私に注いでくださったのでした。



 現場で歌うということの大きさを体感しました。
24歳で歌い始めてから2ヶ月半も人前で歌わなかったのは初めてです。
 練習でも器具を使ったリハビリでも開かなかった肺の部分や動かなかった筋肉があったんだと、歌いながら気付きっぱなしで
内側からぐっ!ぐっ!と開いてゆくのが分かり、
初めての体感ばかりで消耗は大きかったですが、手放しかけていた“身体の綱”のような物が見えました。



 
 

絶対に焦ってはいけないし、時間がかかるけど
応援してくれる、待ってくれる人たちの力を借りているけど、そうやってじっくりまた綱を掴んでゆきます。

昨晩は本当にどうもありがとうございました。
心配して心を寄せてくれる人に、ありがとう。

次回カスターは1/14(火)清水絵理子さんとです。

#ほりえもんフォト 大感謝❗️

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