DX担当を誰にする?
毎日毎日誰かとDXの話をする私。今日は今月から契約する営業コンサルの人とみっちり話した。たまたま偶然にもタイムリー、もともとみなさんが知っている最大手クラスのDXツールを売る側だった人。やり手です。でもDXを相談する気は全くないけどね。
DXの話になり、うちの今やろうとしている事、なぜこんなに危機感が強いのか、ゴールはどこか、など話しているうちに質問がきた。
「社長、DX担当は誰ですか?」
Tさん、日本人は固定観念に縛られてるんでそれが全てを邪魔してるんですよ、と話したばかりですよ。そう、担当なんて決めるから属人化が無くならないのだ。
「いえいえ、自分の仕事の分野で面倒な作業を解決するんですから全員が担当者です。」そこで担当を絞ったらそれこそ元の木阿弥なのだ。だから何もアプリやDXツールなんか使わなくてもいい。既に隣の若手がすごいエクセルを作った。資材の彼はベテランの定年とともに訳もわからないままに引き継いだ。あまり詳しく教えない前任者が、かえって彼を成長させた。
私がDXを唱える意味をしっかり理解したのだろう。数日かかってエクセルで各製品ごとの材料表を在庫、受注数、生産数、出荷数を繋いで、発注時期を予想できるExcelを作り上げたのだ。そして褒めたらドヤ顔でニンマリ。そう、たったDXの意味と意義を話しただけで入社2年の彼でさえ、自分DXを作って業務の効率化を達成したなんて嬉しい誤算。
だからDXの概念さえ理解できたら、放っておいてもお金かけなくても人はやるのだ。だって自分が楽になるのだから。
幸先いいスタートになり、いよいよ会社が面白くなってきた!