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夢はかなわなかったけれど②〜小さな体で大きな夢(?)をかなえた話〜

こんばんは。
ちっちょ@OIです。


夢のような世界線

昨日の記事の最後に、夢を諦めはしたけれど、私はいま夢のような世界線に立っている、と言いました。

やや言葉の表現をキラキラ盛り過ぎた感はありますが(笑)私の言う「夢のような世界線」とは、まさに障害を持って自立生活をしながら一般企業で働いている今の状態を指しています。

子どもの頃から現実的なビジョンが描けないと行動ができない自分。
それは今も変わりませんが、当時に私にとっては

①大学を出て

②一般企業に就職して

③実家を出て一人暮らしをする

という生き方なんて、ビジョンが描けないどころか、描く気も無かったし、その先に「なりたい自分がいる」だなんて想像すらしていませんでした。

けれど、今の私はそれを全て実現してしまい、あっさり捨ててしまった夢を叶えるよりも、もっと大事なことを得ることが出来たのでないか?と思っています。

高校生の時に思い描いたビジョン

子供の頃に抱いていた夢は、障害を理由にあっさりと手放してしまいました。

養護学校に通っていた自分には、夢を持って未来を進むビジョンなんて全く想像できなかったのです。

高校生の頃、せいぜい思い描けるビジョンがあったとすれば・・・。

高校を卒業したら実家で暮らしつつ、障害を持つ人ばかりが働いている作業所に通う生活を送る。

親が居なくなったあとは・・・?

どうなるんだろう?

施設に入れられるのかな?

よくわかんないけど、まぁそんな感じなんだろうなぁ。


この程度のビジョンでした。

障害の程度にもよりますが、私ほどの身体障害レベルを持つ子ども達の進路は、概ねこんな感じなんだと思います。

私はパンピー障害者

大学への進学は、同じ養護学校の中でもごく一部の方はしていました。

ただ、我々のようなパンピー障害者(笑)から見て、養護学校出身で進学したり、一人暮らしができる人のイメージは「めちゃめちゃ頭が良くて、障害も比較的軽度で、ある程度は自立して行動ができる人」に限ったことだと認識していました。

これらのイメージは、養護学校に居た先生方から語られる範囲での情報です。
ただ、現場で見ておられる方が仰ると言う意味では、信憑性は高く、我々も疑う理由もありませんでした。

養護学校では、普通の学校よりも授業時間が短く、勉強の範囲も狭いです。
教科書も「ここは飛ばすよー」って事がしょっちゅうでした。

今で言う大学入学共通テストなど、例え養護学校出身者が受けてもどこの大学にも行けない事が殆どだと思います。

進学してまで勉強する意味がわからない

・・・それに、そもそも私は学校での勉強があまり好きではありませんでした(笑)

授業の成績は、やや語弊はありそうですが常に上位・・・ではありました。

でも、特別ベンキョーが出来る子でも無かったと思います。

数学が好きな癖に宿題をちっともやってこないから、数学の先生にはしょっちゅう嫌味を言われておりました(笑)

そんな不真面目な私が、大学に行ってまで、それも4年間も、勉強したいだなんて思うはずも無く(笑)
なんとな〜く養護学校生活をやり過ごしていたのでありました。

どうしてこうなった(笑)

大学に行ってまで勉強なんかしたくない!

とりあえず、皆と同じように作業所に通うことになるだろう。

そう思っていた私に転機が訪れるのは、養護学校生活最後の1年間でありました。

今思えば本当に「どうしてこうなった(笑)」ってな話ですよ。


この続きは、また次回!


今日も読んで頂き、ありがとうございました。

明日もどうぞよろしくお願いします😊


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