食感と香りを楽しむ「大人なポテトサラダ」。
今日のレシピは食感と香りを楽しんでほしい「里芋といぶりがっこのポテトサラダ」です。
「いぶりがっこ」の「がっこ」とは秋田の方言で漬物のことだそうです。
雪国の秋田では漬物としての大根を天日で十分に干すことがができないため、屋内の梁(はり)につり下げ、囲炉裏火の熱と煙を利用して干し上げて漬け込む”燻り(いぶり)漬け”が造り継がれてきたそうです。
その燻した大根を米ぬかで漬け込んだ、秋田の冬が産んだ知恵のつまった伝統的な保存食でもあるのです。
「いぶりがっこ」の発酵の旨味と独特の燻製の香りは、粘り気のある里芋にアクセントを加えてくれ相性が抜群です。
それでは。
材料・調味料 分量(4人分)
里芋 5コ
新玉ねぎ 1コ
いぶりがっこ 10cm
クリームリーズ 15g 2コ
くるみ 10コ
カシューナッツ 10コ
マヨネーズ 大さじ1と1/2
酢 大さじ1
塩 小さじ1/3
ブラックペッパー 少量
1.下処理をする。
今回は辛味が少ない新玉ねぎを使用しました。新玉ねぎ1コを半分に切り、端から2ミリくらいを目安に薄切りに。ボウルに入れ塩を全体に混ぜ合わせ10分程おきます。その後、塩を洗い流ししっかり絞っておいてください。
以前(「漬けイカマグロ・なったく・ツナサラダの手巻き寿司3種」)の時にも書きましたが、塩で玉ねぎがしんなりするので、他の素材とからみやすくなります。
里芋はぬかをいれて水から沸騰させ、竹串がスッと入るまで茹でます。
ぬるま湯で里芋についたぬかを洗い流し、クリームリーズ15g×2コと一緒にボウルに入れ、滑らかになるまで潰しながら和えます。
くるみとカシューナッツを10コずつ、オーブントースター(1300W)でローストします。ナッツを乾燥させ香ばしく食感もよくなる為です。
スモーキーないぶりがっこにはこのローストされたナッツと相性が抜群です。
2.具材を和える。
細かく刻んだいぶりがっこ、くるみ、カシューナッツ、それから水分をぎゅっと絞った新玉ねぎを、先ほどのクリームチーズと里芋を合えた所に入れます。
マヨネーズ大さじ1、酢大さじ1、塩ひとつまみ、ブラックペッパー少量を入れ混ぜ合わせて完成です。
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小河雅司
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