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「茶碗蒸し」の中で起こる、低温調理と旨味の相乗効果。

今日のレシピは「茶碗蒸し」。和食ならではのさっぱりとしたやさしい味わいで、卵でかためたお吸い物の様な存在なのだそうです。

それから、ちょっとだけ化学なおはなし。
玉子自体は80℃くらいまで温度が上がると凝固点を迎えるそうです。
※(玉子の凝固点とは、加熱することにより固体となるときの温度。)

卵液の熱の中で具材は低温調理されしっとり仕上がります。低温調理の良い点は、肉や魚の水分を保ち、ジューシーにいただけるということ。そして、そこから流れ出た旨味こそが、茶碗蒸し自体をより美味しくしてくれます。

具材は下味を付けさえすれば、基本的には何を入れても大丈夫です。

器具に関しては、蒸し器がなくてもお鍋で十分代用できますよ。

今回、茶碗蒸しの具材は鳥もも肉、海老、えのき、そして餅です。具材をたっぷりいれて楽しんでも良いですし、あえて具材を入れずシンプルに作っても美味しいですよ。

「あん」と「梅肉」は是非作ってください。茶碗蒸しに「あん」をかけると見た目にも艶が出ますし、口の中で大人っぽい味わいになり、梅のペーストで塩味と酸味が足され、茶碗蒸しの味が締まり大人っぽい味わいになります。

それでは。


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