ハイソックス讃歌
手持ちの靴下が減ってきたので妻に
「何でもいいから靴下を買ってほしい」
と頼んだら、本当に何にも考えずに買ったようで
「ごめん、何も見ないで買ったら全部ハイソックスだったわ!」
と言われた。
ハイソックス…
小学校の鼓笛隊以来の再会。
現物を見てみると確かに膝下まである長い靴下…もとい、ハイソックスだった。
そもそも大人(中年)の履くハイソックスなんてものがあるのか…?と思ったので、まずはネットで調べてみる。
いきなり出てきた写真がAC/DCのアンガス・ヤングみたいな出で立ちの人がハイソックスを履いている写真で「どうすんだこれ…」となったけど、別の写真で短めのスラックスに併せて靴下を見せるファッションというのを見てなるほどな…と少し落ち着く。
ファッションはとりあえず置いといて、肝心なのは履き心地だろう。
とにかく履いてみて判断だ、ということで、早速次の日からハイソックス生活がスタートした。
なんだかこんなにも身に着けるのが気恥ずかしい衣類も久々だな…と思いながら履いてみると、これが意外と悪くない。
しっかりフィットするし、膝下まですっぽり包まれるので妙な安心感がある。
外に出てみると、この季節の冷たい風をしっかりとガードしてくれてこれまた悪くない。
というか、この時期になるとレギンス(と言ってみるがいわゆるモモヒキ)が欠かせなくなるけど、これは無くてもイケるかもしれない。
とりあえず普段の格好には問題ないことがわかったところで、これだけ防寒に優れているならランニングにも使えるんじゃないか?と思ったので日課の朝のランニング時にも試してみた。
これまた、悪くない。
いつもはシューズに併せて短い靴下を選んでいたけど、だんだんと寒くなってきて足首周りがスースーするなぁ…と思っていたのでちょうど良い。
これは良いものに巡り会った。
むしろ今までこの選択に辿り着かなかったのは勿体無かったとも思える。
妻に感謝を伝えつつ、今日もハイソックスを履く。
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