育休ラストに転職活動をして考えたコト
育児休暇も残すところ1ヶ月を切ったタイミングで、実はちょこっと転職活動をした、という話です。
応募したのは、とある企業の正社員枠でした。職種は、総合事務職。
結果は「ご縁がなかった」のですが、いろいろと考えが巡った出来事となりました。
☆働き続けられるか、という不安
転職活動をした理由は、今の職場でいつまで働き続けられるかしら・・・という不安があること。
ワタシの職種は、「無期雇用の編集派遣」という、ちょっと不可思議なポジションです。
仕事は編集メインなので楽しいのですが、なんといっても非正規雇用。
職場(派遣先)の契約は1年更新ですが、派遣会社には無期限で雇われているので、かんたんには失業しない・・・はずなのですが、ここがどうにも不透明。
派遣会社とはいえ、某中堅企業の子会社です。数ある業務のひとつといて片手間にやっている感じで、無期雇用の派遣社員はワタシを含めて数人というレアな存在です。今後どういう処遇になっていくのかは出たとこ勝負、という印象が否めません。
ムスメが成人するまで、どうにかこうにか働き続けたい(収入を得たい)のですが、とくに国家資格などがあるわけでもなく、果たして40代、50代と切り抜けていけるのかしら。
ときどき、そんな不安が沸き上がるのでした。
☆あまくなかった転職活動〜20年ぶりの世間の荒波
そんな不遜な動機から、履歴書を作成。筆記試験を通過して、いざ集団面接へ。
この体験が、なかなかでした。
保護者会&冠婚葬祭用に持っていた紺スーツで出動したのですが、もう、緊張で声がうわずりましたとも。
まず最初に聞かれたのは志望動機です。取り繕ってはみましたが、本音は「多少つまらなくてもがんばるつもりなので、今より安定した職がいい」なーんてことなので、どうにも上っ面な感じ。
さらに、その後の質疑で「管理職にはなれますか」「PCのスキルは」「リーダーの経験は」等々と聞かれます。
ごめんなさい。ワタシ、編集仕事も母親業もそれなりにがんばってるんですけど、それだけなんですよ。社会的に超有能か?って改めて聞かれると、ねえ。
ガチの面接って、怖い。自分の至らなさがどんどんと暴かれていく気がして、冷や汗が出ました。
アラフォーだもんなあ。「なんでもやります!」だけじゃイタいわけです。
でも、ワタシが差し出すことができるのは、あくまで編集職の経験のみ。総務的なこと、管理職的なことは「これからがんばります」としか言いようがない、と痛感させられる10分間でした。
☆今の働き方を大事に1〜居場所があるってスゴい
面接で、自分のスキルがいかに頼りないかが判明したわけですが、同時に、現状のありがたさを見直すきっかけにもなりました。
転職活動をするには心許ないスキルですが、今の職場ではそれなりに居場所があるわけです。
フツーに文章を作成し、レイアウトにはめこんで、手順を守って校正をかけ、下版に漕ぎ着ける。社会人として、必要最低限のコミュニケーションはこなしつつ。
どれもこれも、10年も働いていれば当たり前なレベルですが、こんなワタシでも仕事を続けさせてもらえるのは、実はラッキーなことなんじゃないか、と思いました。
☆今の働き方を大事に2〜非正規にはメリットもある
さらに。大きな企業の正社員というものに、なんとなく憧れていたわけですが、いざ「チームの統括はできるか」「残業はできるか」と覚悟を問われると、正直に言って怯んでしまった。
仕事をがんばりたい気持ちはありますが、子どもとの時間も大事。家事の時短には限界があり、カラダはひとつ。
良くも悪くも、非正規の働き方が、今の自分には合っているのかもしれません。
今の職場は、ほぼ残業なし。大きな責任はなく、自分の守備範囲をきっちりこなしていれば合格点とみなしてもらえます。スケジュールが見えているので、計画的に仕事を進めれば有給休暇も取れます。
1歳児&小学生を抱えて働く身としては、恵まれた職場。
非正規だからこその不安や寂しさはあるけど、メリットも十二分に受け取っているじゃない、と自覚したのでした。
☆3年後、5年後を見据えよう
とはいえ、「40代、50代と働き続けられるかしら」という不安は、どっこい残ったまま。
しかし、しかし。育児休暇終了が目前になった今、「毎日の家事・育児・仕事だけで精一杯だよ!」とテンパる現実もまた、イカンともしがたい。
そこで、近未来の働き方をワタシなりに考えてみました。
向こう2年は、現状維持でやむなし。まだまだベビーな1歳、イヤイヤ期の2歳との生活は、なかなか大変だと見込まれます。
現状維持なんだけど、写真のレタッチとか、ちょっと手の込んだ文章作成など、業務内でのスキルアップは、積極的にやっていくこと。
依頼があれば、フリーの仕事も心を込めてがんばること。
で、3年後、5年後には、フリーで受けられる仕事を増やせるようにがんばっていきたいなあ。文章作成の仕事があれば一番うれしいけど、あとはテープおこしとか、校正の分野かな。
いざ職がなくなってしまっても、月に10万円くらい稼げば生活はどーにかなるハズだから、あまり不安に足を取られないようにすること。ここも意外と大事かな?
ハイ。こんな感じで、共働き生活に邁進します。
ワタシと夫くん、2人の子どもが、健やかに過ごせますように。