出産するクリニックを転院〜不育症はハイリスク¿
☆不育症の妊婦はハイリスク?
安定期に入り、ちょっとリラックスムードの診察にて。
杉先生とわたしの地元の産婦人科クリニックの先生とが旧知の仲とのことで、ちょっとした雑談になりました。
当時、わたしは妊婦健診のために市民病院へ通っていましたが、本当は長男を出産した地元のクリニックで出産したい、と希望していました。
杉先生は、「あの先生だったら、もしかしたら不育症でも出産を受けてくれるかもしれないよ? お願いしてみたら?」とのこと。
杉先生いわく、不育症の治療をしている妊婦の出産がハイリスクだとは考えていないそうです。アスピリンもヘパリンも、臨月になった段階で服用をやめるので、出産時はフツウの妊婦さんと何も変わらない、とのこと。
ただし「不育症の治療中」「ヘパリンの自己注射をしている」となると、一般のクリニックではお断りになり、ハイリスク妊婦の受け入れをしている総合病院へ行ってください、となってしまうそうで。
☆「妊娠は病気じゃない」と言う助産師さんが苦手
わたしは、自分が通っている市民病院が苦手でした。
お医者さんはフツウなのですが、看護師さん、助産師さんがコワい。
つわりが苦しいので会社を休みたい、と訴える妊婦さんに、助産師さんが「妊娠は病気ではありませんから」と冷たく言い放っているシーンに、何回か遭遇しています。
確かに、病気ではないけど・・・。
でも、ツワリって本当につらい。個人的にはインフルエンザよりも全然しんどい、と思います。それを「病気じゃないからガンバレ」って言われても。
総合病院は大変な病気と戦っている人がたくさんいる場所なので、妊婦の訴えはただの泣き言に聞こえるのかもしれないなあ・・・とは思うのですが。
というか、相談室の会話が他の妊婦に丸聞こえという時点で、アウトな気がします。
それに、個人クリニックの入院生活は、お食事もおいしくてリゾートみたいな環境ですが、市民病院は「ザ・入院生活」。できれば転院したいな、と思っていました。
☆地元のクリニックへ転院をお願いに
そんな訳で、夫くんと一緒に地元の産婦人科クリニックに行き、転院の受け入れをお願いしに行きました。
院長先生は娘の死産の経過を診てくださった先生です。杉先生からの紹介状を確認し、とにかくエコーで診てみましょうか、と言ってくださいました。
28週で、1300gくらい。
「しっかり育ってるし、だいじょうぶでしょう」と言っていただき、転院を受け入れてもらえました。
無痛分娩も可能でした。無痛分娩は基本的に計画出産になるので、むしろその方が良いかもね、と話し合いました。
ヘパリン、アスピリンをいつまで続けるのか、杉先生にしっかり確認しておいてください、というお約束で、転院が決まりました。
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次の健診には、ムスコも連れて行こう、と決めました。
「どこに行くの?」「赤ちゃんのための病院だよ。君が産まれたところだよ」という会話が、とっても幸せでした。
ムスコを出産し、小さなムスメをなくしたクリニック。
さあ、今度は元気な女の子を産みますよ・・・と、気合いが入りました。