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治療を卒業 ムスメの未来も質問

☆臨月になって治療を卒業

 33週3日での新横浜・杉レディースクリニックの診察にて。

 「2週間後に診察して、それで血流も赤ちゃんの体重も順調だったら、そこで卒業だな。ヘパリンの注射もおしまいでいいでしょう」とのこと。

 えー! そうなの?

 突然に示されたゴール地点でした。とうとう、ここまで来たんだ!

 7ヶ月に渡る自己注射生活。

 最終的に、一回も打ち忘れることはありませんでした。
 というよりも、注射を忘れることで赤ちゃんに何かあったらどうしよう、と思うと忘れることなんてできませんでした。
 仕事が休みの日も6時に起きて注射をしましたし(もちろん二度寝しますよ〜)、夕方にイレギュラーな予定が入るときは、注射はいつどこでやればいいか、をまず考えてスケジュールを組む生活でした。

 よくがんばったぞ、ワタシ。

☆先生に質問・・・娘の20年後について

 ここで、前から気になっていたことを、思い切って杉先生に質問しました。

 お腹の中のベビーさんは、女の子。

 この子も、将来は不育症の心配があるということでしょうか?

 「いわゆる遺伝性の病気ではないけど、体質の問題だから似てしまう可能性はあるよね」とのこと。

 「気になるなら、結婚するときにでもサクッと検査しちゃえばいいと思うよ。採血だけだもん、そんなに迷う話じゃないでしょ」。

 あっけらかんと笑顔でおっしゃられて、「そうですね〜」とこちらも笑ってしまいました。

 確かにおっしゃる通り。採血ひとつで心配が解消されるなら、サクッと検査しちゃえばいいな。治療で流産・死産が防げるなら、もちろんその方がいいし。

 まあ、その「採血ひとつ」に10万円くらいかかるわけだけど、そこは親としてちゃんと用意してやるべし、と地味に決意したのでした。

☆おそるおそる、自己注射を卒業

 自己注射は、いきなり中止します。

 1日2回打っていたものを、1回にして2日置きにして・・・みたいに段階を踏むわけではなく、先生が「もう必要なし」と判断した段階でスッパリやめるのです。

 「いきなりやめちゃって、だいじょうぶなんでしょうか」と先生に質問するも、「だいじょうぶだよ」とのお答え。そりゃそうだ。

 でも、わたしは不安で、注射をしなかった日はドキドキしながら胎動を気にしていました。 
 不安だけど、注射しなくていいのは、やっぱりうれしい。

 あとは、出産を待つのみです。

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