クラウドファンディングは夢を売る?!
クラウドファンディング、略してクラファン。
みなさんは何を思い浮かべますか?
私は「新しいアイデアと技術を活用し、より便利なものを手に入れるための通販サイト」という認識でした。
私自身、三回支援したことがあります。
一回目は、スタイリッシュで手軽なエスプレッソマシン、二回目は、最先端技術を取り入れた薄型毛布、三回目は手のひらサイズの4Kプロジェクターです。どれもリターン目的で支援しました。
今回、プロトタイピングを学ぶ機会を得ることができ、初めて「起案者」側の視点も含めて、クラファンについて考察してみました。
※クラファンについての基礎知識については、以下リンクから
支援してみたいと思ったプロジェクト
私が支援したいと思うプロジェクトは大きく分けて二つ。
一つ目は、デジタルを活用した体験型プロジェクト。
二つ目は、スタイリッシュで便利な品物がリターンされるプロジェクト。
今回はクラウドファンディングのサイト「CAMPFIRE」で、「デジタルを活用した体験型プロジェクト」について調べてみました。
プロジェクト自体は終了していましたが、どうしても気になるものを見つけました。
私は海外旅行が好きで、特にハワイが大好きです。
ハワイでは色々な体験をしてきましたが、特にサーフィンを体験し初めて波に乗れた時、目の前に広がる景色が全てキラキラしているように見えて、感動のあまり泣いてしまったことがあります。
サーフィンを体験する前に「陸トレ(サーフボードに立つために陸で行う練習)」というトレーニングをします。この「陸トレ」は、実際の海をイメージしづらく、単調な動きのみのトレーニングになりがちです。
このプロジェクトは、そのような「陸トレ」に感動を与えてくれるものだと感じました。
興味があったけれど、成立しなかったプロジェクト
①世界を巡るバーチャル旅
バーチャルで世界を巡るという企画はとてもワクワクしました。
ただ、海外に行った気分になれるという打ち出しではありましたが、アート感が強くリアリティに欠けてしまっていたため、「海外に行った気分を味わたい」というターゲット層には響きづらいのではと感じました。海外の風景をアートとして楽しむだとか、この世界の中で自由に主人公が動き回れるようなゲーム性があったら面白いかもと感じました。
また、リターンの項目では、マインド形成の話になっていたので、何が一番のアピールポイントなのかといった点も少し分かりづらく感じました。
②VR空間を使った記憶保存プラットフォーム
大切な思い出を後から再現できるという中々エモいプロジェクトです。
音声や映像を感じたままに再現してくれて、さらには高度なセキュリティで本人のみが楽しめるというWebアプリでした。
ただ、クラファンでのリターンは、あくまでもWebアプリの提供で、事前に準備する機材(スマホ用VRゴーグル、VRカメラ等)が複数必要となるため、ハードルの高さを感じてしまいました。これらの機材がセットになったもの、Webアプリのみ選べる等あると良いのかなと感じたのと、匂いを感じることができたり、より五感を刺激するものがプラスされていたら良いなと思いました。
以上、キャンプファイヤーで公開されていたクラファンの考察でした。
ワクワクを与えることのできるような提案があると、支援に繋がりやすいと感じました。また、支援する側としても、既製品のような完璧さ(保証期間や性能等)を求めずに、あくまでも「夢を買う、夢のために応援する」というスタンスで楽しむことが大切だと思いました。
※トップの写真は、自宅でキャベツの芯を水耕栽培したらキャベツの葉が再生されたものです。これも挑戦。
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