荷物難民からのvuelingでフライトを失う人たち
いよいよサンセバスチャン出発の日
友達がチケットとってくれたMálagaからBarcelonaまでの飛行機もvuelingという航空会社で遅延の挙句に荷物がしばらくつかずにだいぶ待たされたのがつい2日前でしたが
今日もそのvuelingにてサンセバスチャンへのフライト。
空港に到着するほんとに一駅前あたりで友達が青ざめた顔をしてこちらを見て
「え…キャンセルになったって」と。
聞いた瞬間に私は少しむかついて航空会社にどうゴリゴリ言ってやろうかとすでに頭の中で言葉を並べている。
返金とかうんぬんじゃなく今日到着させてくれないと許さんぞという意気込み。
今日行って今夜から美味しい料理の店をハシゴする意気込みたっぷりだったからとにかくどれでも次の早い便に乗せてくれと思ってカウンターに行くと「あちらのサービスカウンターに行ってくれ」と。
聞く人によって答えが違うのはよくあるから、友達がカウンターに行ってる間に手分けして私はほかの人にクレーム混じりでどうすればいいのかを聞く。
そして私はまた違うカウンターの番号を言われてそこに行く。
その間にも友達からはメールで
「次の飛行機だと2日後のやつで、それ以外は電車かバスで行くオプションがあるって…」とかとか。
見たらバスだと6時間かかるじゃん飛行機でさくっといけるはずだったのにふざけてるーー!!
でも明日行きたいレストランの予約もしてあるし、そもそも友達がサンセバスチャンにこの日に行くべきだったのは明日バルセロナの有名なサッカーチームの試合がそこであるから。2日後に行くんじゃ意味がない。
ただ何度「他にフライトやオプションはないのか」と聞いたところで、しつこくしても飛行機を飛ばす気になるはずもなく。バスへの振替の案内を待つことに。
それも結局「皆名前を書いて身分確認したらバスが来るまで待って皆でサンセバスチャンへ向かいましょう」だけのことがきちんと最初にアナウンスされることはなく、
フライト難民になった人がカウンターに長蛇の列を作って1時間くらいしてからやっとその話をされた。
これだけのことなら最初から同じことをやれたわけで並んで待ってた時間も完全に無駄だけど
これがこっちのLCCクオリティ。ほんとによく無駄に待たせる。
前後近くで並んでた他の人とも、彼らはもっと早く明確なアナウンスを出すべきだよねって呆れて話しながら待った。
4.49€の朝ごはんメニューまでのフードの提供、バス代はでるのでオンラインでその申請をしてくださいて。
夜なのに朝ごはんぶんだけなの、けち!
結局そのあとも何時間も空港でまたされてからやっとバスに案内される。
バスに乗ってからも6時間かかるし
途中で30分休憩はさんでてトイレとご飯のある中継場みたいなとこに寄ったら、運転手は連れてきた彼女と大量にご飯を注文してまったりディナーしてる。結局ほぼ1時間休憩。
サンセバスチャンについたのは深夜一時半だった。
そしてバスを降ろされたのは中心部から遠めの空港。
バル巡りの1日目の夜を無駄にされたうえに疲れ果てた乗客がバスを降りてまたタクシー待ちに並んでいる。
いやそっちの問題で飛行機出なくなって迷惑かけてるんだから最後まで面倒見て市内まで送るくらい航空会社がするべきだろ!と思ってもLCCそんなことはいたしません。
タクシーはたまに一台一台やってくるけど待ってる人はバス2台分。。
その光景に呆れながらとりあえず尿意MAXだった私は空港も閉まってるしこのさい野ションでもしてくるからテキトーに並んでて〜とサンセバスチャンに連れてきてくれた友達に言って程よい闇を探しに。
空港の裏の方で柵があってなにやら工事現場みたいになってる一画があったのでこれはもしやと覗いてみるとやっぱりありました仮設トイレ。あの小さなボックスの。工事してるところって働く人用にこれが置いてあること多いよね。闇を見つけにいくより早そうだしそれ借りました。
そして戻っても列はほぼ変わってないその列に加わりながらも柴田はサクサクGoogleマップで他の行き方も調べる。
電車とバス乗り継ぎで45分程度で目的地につくのがまだ出てるよーってのと、
それが丁度2分後くらいにここを出発すれば間に合うやつだよと友達に伝えると絶対ここでタクシー待ってるより早く着くよねということになりソッコーそのプランにして出発。
意外にも朝まで毎時間1、2本電車は出てて間隔広いけどオールナイトだった。
そしてへとへとながらにホテルについたのでせっかくだからほんとに軽くと旧市街地の夜に繰り出す。
ついた日は金曜日。フライデーナイトの旧市街地は…
汚い。
クラブほどでもないけどミュージックパブみたいなのがタパスバーに混ざってわりとぎっしりあって、フライデーナイトだけあってお祭りかのように通りに人がびっしり。
手前の広場も非常に賑わってた。
そしてピンチョスハシゴはもうできない時間だったけど少しお腹空いてたからチーズバーガーだけ買った。ここと、ピザ屋さんだけはまだやっていた。
この深夜のパリピの為のハンバーガーでさえも美味しくて「美食の街」への期待が高まって実感してきたところで大人しく眠って次の日の食倒れに備えましょう…。