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マルセイユからラベンダー畑のゴルドへ


昨夜最終上映は無事終わりました\(^o^)/

いろいろダメ出しがあった舞台挨拶Q&Aも最後は大丈夫だったみたい。お客さんたちも暖かく、最後までお見送りに笑顔を返してくれた。
そんな夜こそいつものバーやクラブでパーティー!と行きたいとこだが私は睡魔に昼から襲われていた。昼にビーチ行って泳ぎながら寝そうだっあ。

そんなんだったから上映が終わって10時半頃にはもう一晩飲み明かした時の気だるさで、皆さんとルーフトップで美味しいワインを乾杯したらお先に帰らせてもらってベットで気絶。

早めに寝たかったのは今日TER とバスを乗り継いで遠出をする予定でいたからでもある。

千葉の実家では誰の趣味なのか誰かに貰うのか、よく世界の絶景みたいな写真のカレンダーがトイレにあるんだけど
たしか一個前はギリシャのパルガ?で、出発前最後に見た時が、ラベンダー畑の美しいフランスのセナンク修道院だった。

それを見て癒されて、あれフランスじゃん、私来月いくなぁ…と気になっていて調べてみたら、
一日でももしかすると行けなくもない距離だったの。

実家のトイレで見た景色に実際に自分が入りに行っちゃうってなんか面白そうじゃん。同じ画角で私入りの写真を撮って貼り替えてやろうと思う。


セナンク修道院があるのはゴルドという町。

でも、距離的には車で2時間くらいだし行けるはずだけど、田舎すぎてバスとか電車とかないのでは?って心配があった。

簡単に日本語でググったときはマルセイユからゴルドへの行き方は見当たらなくて、近くの町からもバスがなかったからタクシーを宿に呼んだとかそんなことが書いてあって 旅中には泊まるところも住み込みバイトとかで確保していかなきゃいけないレベルの私がタクシー乗るハメになるわけにはいかないから困ったなぁって。

で、そもそも読まないだろうと思いながらもセナンク修道院のホームページからメールを送ってみたら、まさかのお返事がきた。

そこには

マルセイユにあなたがいるならカバイヨンまで電車かバスで行き、カバイヨンからゴルドまでバスで来て、ゴルドからヒッチハイク(5分)か徒歩(45分)で来れるからそんなに高くないよ!


って書いてあった。

ちなみに帰れなくなったらカバイヨンにいくつかの宿泊施設があるしこの観光局ならいい宿を案内してくれる、みたいなことも。

今夜も一応マルセイユで映画祭のクロージングパーティというかまず表彰式があってうっかりなにか受賞したら登壇したほうがいいし、明日にはチェックアウトで飛行機でZdar(クロアチア)にもどらないといけないから呑気に宿取ってプロヴァンスバカンスしてる場合でもないんだけど


とにかく意外にも親切に返してくれて行くの簡単そうだったし行くことにした\(^o^)/


マルセイユの大きい駅(日本語でなんて読むんだろう?サンシャルル?)
を9:06に出発する電車(TER)を逃すと次の電車が12:06とか結構あいてたから9時のには乗ろうと思って8時に目覚ましかけて寝て
起きたらシャワーとかして出てきた。

Googleでそのカバイヨン行きTERに乗るには8:51に現在地を出発、と出てたから8:40にはまだ余裕こいて眉毛描いたり水飲んで一息ついてたんだけど、

目が覚めてくるとふと「いや待てよ、ついてすぐ乗れないであんたこれチケット買ったり乗り場を探す時間含まれてないんだからソッコー出よーぜ!」と気づいて最後はバタバタ慌てて出発。(会話みたいだけど一人です)

駅に着いて巨大すぎて激混みで、これはGoogle指定の30分前に出てきても良かったなと思った。券売機で並んだり、使い方がわからなかったり、乗り場もその時決まるから電光掲示板見て探さないとだったりするからそのくらい余裕もっていくのをオススメする。

駅の1番奥に券売機が並んでてそこに着いた時点で出発5分前。もう一人多く並んでたら確実に乗りそびれてた。
なんかダイヤルみたいなのを回してセレクトして真ん中のボタンで決定していくのを繰り返して操作する機械で、その仕組みに気づくまでは急いでるし「は?なんだよこれ?」となるけどテキトーに押してる間に仕組みがわかると「ハンハンホンホン…」と順調にカバイヨン行き16€のチケット購入成功。そこそこ頭が良くて助かった!😂

これアホな子だったらそこで永遠に買い方に困って、英語のわからないフランス人に聞きまくってお互いにわけわからんくて〜ってしてる間に電車はmissするはず。
しかしこちらももう一分前。

電光掲示板見たら9:06発の電車乗り場にK と出てる。A B C....と乗り場があるからKまで人混みをかき分け急ぐと入り口に同じくギリギリで乗ろうとしてる人たちが走っている。

そのひとたちが一両目の入り口はあかないと確かめながら奥に走ってくれたおかげで私も無駄な時間を使わずに彼らの走る中に混ざって乗り込めました\(^o^)/これで行き先ちがったらもう諦めてそこで遊ぶ!笑

乗り込んで10秒くらいで動き出したからほんとにギリギリだったけどどうやら乗った電車は正解
だった。
そしていまプロヴァンスの雄大なワイン畑や田舎風景を見ながら向かってる。
パリに行った時に一人でブルゴーニュワイン巡りしてこよーっと思ってディジョンとかに寄りながらバスで畑だらけのとこに行ったのを思い出す。


電車でもバスでも「ホシノヘ」ってめちゃくちゃ聞くから耳についてる。次の駅は、みたいな意味だと思う。乗り物が動き出すと毎回「ホシノヘ、〜〜(駅の名前)」を言ってる。

ところで言葉だけど、フランス人は本当に日本人ばりに英語を喋らない人が多いし、なんなら日本人ならさすがにわかるだろうって単語もわからなかったりする。「still working」とか「station」とか、めちゃくちゃ簡単に話そうとしてることが伝わってなくて そんな中学生単語でも?!って。


インスタでも書いたけどフランスやドイツって本当に先進国らしい環境への意識が素晴らしいと思っていて、食べるものでも身につけるものでも環境への配慮があるし化粧も昨日書いた体型とかの面でもとにかくナチュラルでその感覚が素晴らしい。バスやお店も必要以上にキンキンにエアコンかけたりすることなく、暑い時はまぁまぁ暑い、寒い時はまぁまぁ寒い。死ぬほど危険じゃない程度にちゃんと自然さを保ってる。元々夏は薄着なんだし、外で歩けるほどの装備で出かけてるんだから、日陰になって風が通るだけでも本当は充分なのよ。
日本はそうゆう本当の先進国らしさとはズレて、私達お金ありますよ!立派なとこですよ!のプライドなのか的外れな贅沢を誇示するところがあって残念。

でもこのプライドってのが良くも悪くもやっぱりどこにでも影響を及ぼしてるなぁと感じたのが、日本とはまた違う理由で低いフランス人の英語力。

プライド高く自分達の美しい言語を誇っているフランスはそもそもなんで英語なんて覚える必要があるの?私たちは私たちの美しい言語を愛してるわ!って感じだと思うし、その文化や感覚も素敵だと思う。
でもそのプライドで英語教育が進まなくて子供の頃から学んだり使う機会が少なかった子達が
今大人になって観光系のアルバイトや国際交流で苦労してるのも事実だと思う。

私が泊まってる世界中の人が泊まるゲストハウスの受付の子達や、今も駅で会った女の子もとても親切で、頑張って会話をしてくれて、関係ないけどめっちゃ可愛い😍

その子たちはもちろん高齢者に比べたら全然喋れるんだけど、私なんかでもわかるシンプルな言葉がわからないこともあって、ほぼ感覚会話になる。
この子たちは、こうゆう仕事の為にも小さい頃から自然と学べる環境だったほうが助かったはずだし英語も必要としてるはず。

もちろん必要としてる人は勉強していけばいいし些細なことなんだけど、プライドがもたらす問題ってゆうのはあらゆるところに大小様々あって面白いなっていう気付きがあったから、メモ的に。

日本人は少なくとも中学から勉強してるからこっちの子たちよりも絶対単語は知ってるし、簡単な定型文なら聞き取れると思う。ただ人目を気にしたり完璧じゃないと恥ずかしい、間違えたくない、ってゆうまたプライドが過剰でなかなか使わなくて苦手意識を持ってる人も多いしね。

映画祭でもつまらないプライドで馬鹿にされただのなんだので大の大人が喧嘩してるのもよく聞くし…プライドとは!笑  

この題材で観光記以外の本が書けるんじゃないか?🤔


でも旅ってホントに莫大な体験の中にこうゆう小さな気づきの積み重ねで自分の感覚も強くしていって使命を探るような、流されるだけのような、そうゆうものなんだよね。だから面白いからやってみてー😂

ていってる間にカバイヨンに到着。

ここからはバスでは難しすぎて行けないとかそもそも時期により出てないとか、タクシーで行けとかいろんなブログに書いてあるから
そんなん言われると逆になんとかバスに乗ってやりたい気になるよなぁ。

たしかにカバイヨンついてからゴルドのどこかバス停を地図上で見つけて経路出せば乗り換え案内出るだろうなと思ってたのにバス経路がまったくでない。

ここでもやはりかたくなにフランス語だけを喋る人たちになんとか聞きながら、たぶんわかった。
フランス語は私もメルシーくらいしかわからないけど、ゴルド行きは多分ここ、
駅すぐのバスターミナルみたいなとこの1番奥、5番から出る。

ちっさいこのバスは市内をまわるだけだから、ゴルドに行きたいなら大きなバスで。5番で待って。
1時間に一本出てる。次は11時のはずだけどよく変わるから時間は曖昧。 みたなことを言ってたと思う。

ほんで5番で待ってるけどすでに11:35。


少し小さいバスが来たからまた運転手に聞いたら、その人は少し英語話せてここにもう少しで来るバスで7番って書いてあるのに乗れって言ったからだいぶ行けそうな気がしてきた!
数分で来るって言われてからまた15ふんはたっているけども。


こりゃ時間がしっかりわからないからバスで行きたい人はレジャーシートとワインでも持ってきてピクニックして待ってるのがいいかもしれない😂

しとる




さて、無事に辿り着けたら次セナンク修道院での写真たちを載せまーす!

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旅人Chihiro Shibata
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