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サバク!サハラ!メルズーガ!

揺れすぎるバスで眠れずに到着した朝6時半頃。

景色がめちゃ砂漠。言っちゃなんだけどテロリストの映画や捕虜を拷問してるVで見そうな景観…

そしてひたすらにラクダ!

目つきが漫画

テキトーにスペイン南下してたら海の向こうにモロッコあるじゃん行ってみよーからの、青い街かわいいぽい行かなくちゃーからの砂漠も誘われて砂漠もあんのかよー行く行くー、、、って欲望のまま移動してたら
いつのまにかこんなところにたどり着いたのねぇ。

とぼんやりしてるとこに
迎えにきてくれたガイドのハッサンが「とりあえず仮眠をとれるところに」と連れてってくれた。

暑さの極み箱へ。

朝だと言うのに本当に熱波。サウナ。しんだ

ほんとに熱中症だったとおもう

眠すぎるのに、あまりの暑さと土臭さに「こんなとこ連れてこられて寝れるか!」とほんとにイヤになってハッサンに「仮眠用にクーラーあるとこにいけないの?!眠らないと死ぬんけど!せめて扇風機!まじで死にそう!」とワガママ言って

クーラーのホテルに行くとお金かかるよ、と言われるからもう金はないけどなんとかしてくれやと寝転がって死にかけながらワガママ止まらず!
結局どっかから扇風機をもってきてくれて壁にとりつけてくれた。

そしたら熱風が運ばれてくる。ロウリュや。しんだ


まあでも扇風機があったほうが多分マシで、

その部屋にハエも入ってきてたからハエ除けにも風が一躍かうだろうとつけてもらったままま仮眠に入った。寝た。寝れるんかい。
南京虫が出たアルヘシラスの宿のときと同じオチ

昼も12時ギリまで寝たからわりとスッキリ、リカバーされてランチとスイミングに近くのホテルに移動。

そこで泳いでシャワーしてやっと身体が冷めた!
ランチはそこで肉挟まったピザみたいな形に切られたパンとモロッコサラダとフルーツたち。
満腹になって「ほんでラクダに乗ってキャンプサイトにはいつ行くんだい?」と聞いたら6pmスタート。
まだ5時間くらいあるんですけど☺️

そのホテルのプールサイドでひたすら泳いだり寝ころがったりゆっくりしてくれ、ってツアーらしいw  

ラクダに乗って移動するにはラクダにとっても人にとっても暑すぎるから6時過ぎないとスタートできないってことだった。なるほど。

でも泳ぐの好きな私でもさすがに五時間ここにいるのは退屈すぎるしせっかく砂漠の町に来たんだから他のとこも見たい!ひま!なんか楽しいとこ連れてってよ!
と、ハッサンの代わりに来たモハメドにもワガママを炸裂してとりあえず車を出してもらって近くをまわった。

なんか木が並んでて
ナチュラルな水を家族が汲みにきてて
、、、、、
やること尽きた。

ラクダと地元の子と遊んでたのが1番楽しかったくらいにやることがない。

結局四時過ぎくらいにはホテル戻ってまた泳いだりWi-Fi借りてうだうだしてた。

そしてついに砂漠のキャンプサイトへ!

出発ーーー!ヤラヤラー!

アラバスタ感。

このラクダに乗ってテントまでの移動、ちょっと乗馬体験的なアクティビティかと思ってたらガチの移動手段な長さ。
一時間以上乗ってたと思う。最後の方は股が疲れてどうにか違う座り方ができないか工夫して1人で和式トイレみたいに座ってインナーマッスルを鍛えていた。

砂漠の中をひたすらラクダで進んでいく。滑らかで目に気持ちいい砂山。夕陽になりかけの太陽。

そしてベルベルの女が板についてきた柴田。
そいつに率いられてるかのような民。

当たり前のようにモロッコ人がアラビア語で話しかけてくるのは「うざい性格」だからかと思ってたけどこれワンチャン私がモロッコ人に見えているんじゃないか?


砂山でいったん休憩して土を踏んで静けさを楽しむ

朝に到着した後も一回ふらふらのまま朝日を見に砂漠の誰もいないとこに連れて行ってもらったんだけど、そのときもこんなに無音なことないよなーって、無音に癒された。めちゃくちゃ死んでるのに気持ちよかった。電気の音も車の音も人の声もなんにもないの。

普段は静かだと思ってる時でも何かの音はあって
そこから気づかないストレスがかかかってるんだなーと。
この静かさを作れるとしたら販売しても良さそう。

ただ、そんな癒しの中に連れてってくれたハッサン、砂にカーペットを敷いて、枕を出して、「ここで少し寝てもあっちより涼しいかも」と言ってゴロン。あんたも寝んのかい。

もう疲れてて眠くて気力がなかったから争いもせずに不快さは無視して寝転がって静寂を味わったけど、
なんでさっき会ったばっかのおっさんと2人きりで仲良く並んで寝ないといけないのか。

こうゆうとこの遠慮がなさすぎるのがやっぱ「モロッコ人、うざい」になっちゃうよな。

ブラザーて呼んでた若い方も、
暇潰しドライブの途中で当たり前のように脚触ってきたり、夜もキャンプからお散歩いこうってなんとか2人になろうとするし、しまいに
「なんで一緒に眠らないの?ぼくは外で砂の上で寝て待ってるのに。君の部屋は2人用でしょ?僕と眠りたくないの?」とテキストがしつこい。

「眠りたいわけないでしょ一人で眠りたいわ!」と言っても「Why?????」  

いや逆になんで一緒に眠りたいかもしれないと思うんだろう!!

さすがのしつこさにふとむかついて、

いい加減にしなさいよあんた仕事中でしょ!仕事してるときに客にいちいち口説いたり触ったりするべきじゃないでしょクレージーなの?!って、キツめに怒っておいた。

今日会ったばかりで「きみも僕の君への愛に気付いてるだろう?」とか言ってる。

そしたら砂漠ツアーの後にエルフォードまで送られる車の中ではハッサンも当たり前のように運転中に脚を触ってきた。待って、あんたも…?!

「いやもうまじでなんなの?モロッコ人頭おかしーの?仕事中だよね?なんで触ってんの?あんたの後輩もなんなの夜に一緒に眠ろうとかこうゆうメール何回もしてきたんだけど!まじで頭おかしいと思って私怒っておいた!日本は仕事中にぜったいこんなことしない」

って他のモロッコ人の話も出して話したらケロッとした顔で「そりゃあ文化が違うから、、」とか言ってたけどさすがに察して手を引っ込めた。
フランス人のお姉さんにもいきなり触ったりするんだろーか?殴られるよほんとに😂

でも、
皆なぜか空気読めなくてしつこくてうざいんだけど、モロッコに入る前に友達に気をつけなと言われて構えてた危険さは今回は全然かんじなかった。

観光地は基本的に観光客をお金として見てるし、嘘で調子いいこと言いながら結局お金を要求する、チップ目的、
そうゆううざさは勿論たくさんあるし
自分のものから目を離したら盗まれるとかはそりゃあるだろうけど(そんなのモロッコだけじゃなくて日本以外どこでもそうだけど)
本当に可哀想なことを意地悪するとか怖がらせるような凶悪犯罪の緊張感で言ったらむしろかなり低いと思った。

今回いった タンジェ、シャウエン、フェズ、メルズーガ、ラバト、とかではね。

観光客はお金としてみてるのに友達になると無料にするかんじもすごくあるし、チャライノリだけどフレンドリーで親切な人も多い。

タクシー全然捕まらない時たまたまそのへんに停まってたふつうの車の人と喋ってたらその人が無料で乗せてってくれる、ってことも何度かあって。モロッコのこの人達なら乗って大丈夫だな、って思ちゃう感じがあったもん。

空気読めない分ピュア。 
 
読める系、礼儀のいい子も若い世代にチラホラいるし。

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旅人Chihiro Shibata
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