日本食でespañolな一日
カサミラ見学のあと、
ちょうどお昼2時頃でお腹空いてきて
サンセバスチャンのピンチョス巡りから帰ったばっかりだったからもうしばらくパン食べたくないというか。。
とにかくアジアなのが食べたいと思ったけども、バルセロナってめちゃくちゃ日本食屋や寿司屋あるわりにお手頃で美味しいところはホントに一部。
大抵は日本食とうたってても写真を見るとパイコー麺みたいなのがあったり青梗菜が乗ってたりして
あぁチャイニーズですね、っていう。
寿司も冷えてべちょっとしたお米がギュウっと固まってて、とても日本の「寿司」じゃないお店だらけ。
ネタもサーモンかマグロくらいであとはLAみたいにカリフォルニアロールてきな。アボカドとかが入ったロールで、まぁそれはそれとして美味しいところもあるけど日本食では無いよなぁ てかんじ。
でもバルセロナはモロッコに行く前にもあとにも来てるからすでにいくつか知っている☺️
そして久しぶりの日本食ランチに寄ったのは
Can kenjiさん。
ランチにコースも選べるんだけど、お手頃な定食も何種類かある。
飲み物やデザートもついてるし昼の定食だってのにセットの飲み物をビールにもできる☺️
私が結局まいど頼んでしまうのは生姜焼き定食。
生姜焼きの豚肉は日本で生姜焼きを作る時のお肉とは違うけど、こっちの食材を日本の味付けで作ってるかんじ!生姜きいてて少し濃いめの味付けでごはんが進む🤤
前回も今回も私はごはんをおかわりしたけど正直余裕で3杯いける……食い倒れ旅のあとだからさすがに2杯にしておいたけど。
ここ味噌汁美味しいから、味噌汁とごはんたっぷり食べれるだけで満足です。
そのあとは電車に揺られ、バルセロナのサッカーチームespañolのスタジアムにおつかいへ。
高校の頃の同級生が子供へのプレゼントでそこのグッズを買いたいって、インスタ見て連絡してきたの。
バルセロナでサッカーと言ったらFCバルセロナが有名だよね?私よく知らんのだけど。
españolってまたマイナーなとこのグッズが欲しいんだねあんた!と言ったら
「バルセロナで2チームあって
エスパニョールは古くからあるチームなんだよ。
日本ではバルセロナFCの方が有名なんだよ!!」
だそうで。へいへい とにかく買ってきますよ。😂
街にあるお店は小さかったからスタジアムについてるショップにメトロ使って40分くらい!
ファンじゃなくてもスポーツ用品店てなんか楽しい。
お目当ての今期のTシャツとリュックはすぐに見つかったけど、他の「もしセールになってたりしたら」と言われた古い
Tシャツやハーフパンツは在庫そこにあるだけだからなかなかサイズが合わない。
10か140って書いてあるキッズサイズを探して店員さんに裏も確認してもらうけど無い、、、
結局当初の予定とは違うのがいくつか気に入ったようで無事お買い物終了!
ラインで何十枚も画像やビデオを見せながらの遠隔お買い物でした。
店員さん皆優しかったけど買った後の品はまとめて紙袋にいれただけ。その前に包装したりはしないんだね…汚れそうで怖いけど…帰宅したらゴミ袋でカバーさせてもらってもいいよね…🙄
飲みに行ってワインでもこぼしたら泣くから一回バルセロナで泊めてもらってる家に置きに行って、お散歩。
その日は日本食モードがだいぶ強くて夜もどっか美味しいラーメン食べに行こうと決めていた。
Ramen-ya Hiro
ここはよく聞くけどそのぶん行列らしいし、ついでにその日はGoogle mapで見たらお休みだった。
なのでもうひとつ日本人からのレビューが高かったKanada-Ya
こちらに行くことにした。福岡地元の子でもうなる豚骨ラーメン、らしい。
書いてるように日本食に関してはほんとに海外の人の好みと私が求めるのは別物だから日本人のレビューで見る。
ついたらドタバタしてて外にも一組家族が待ってたんだけど、奥のテーブルを片付けますと言われてからだいぶ待っても呼びに来ない。そこから合流した家主がぶつぶつしびれをきらしだす(笑)
中を覗くとカウンターがあいてて2人なら座れそうだったので
「あれ、ここあいてるならここ座って待ってても良いですか?」と言ってみたら「あーどうぞどうぞ」と。いいんかい。
関西出身のこの家主はサンセバスチャン行きの飛行機キャンセルの時もそうだったけど無駄に待たされることが大嫌いみたいで、でも表面的には(多分よほどのことがないと)他人にハッキリ怒らないタイプだから静かに機嫌悪くなって店の汚さとかも気になり出していた😂
「カウンターにホコリの扇風機置いてあるのとかありえないよね!お昼も休んでるんだし片付ける時間は絶対あるはず。あの中国人家族まだ待たされてるよ、ひどいなぁ」とぶつぶつ言うもんだから
私は小声で文句を言ってるのは好かんのでカウンターでラーメン作ってる若い店員さんに「あの家族、私達より前から並んでて奥のテーブルももう片すだけってさっき言ってたのにまだ外にいるよ!おじちゃん忘れてるよね?」って言っちゃった。
人の良さそうな彼は困ったように軽く反応するだけでラーメンを作り続ける。
そら、おじさんがテンパってるんだから彼に言ってもしゃーないよね、ごめんーーって気分になって、
とりあえず「男の店なんてこんなもんだよ!おっちゃんの居酒屋や町中華で換気扇ほこりぎっしりでテーブルギトギトで客席も物置みたいになってるとこなんてめっちゃあるじゃん!私が大好きだった両国の店もそんなんでさー、沖縄のよく行くおじいの店もそんなかんじで渋くて…」と楽しいイメージの話に繋げながらラーメン待った。
白ワイン飲みながら。
でてきたラーメンの味はほんとちゃんと豚骨ラーメン!濃厚クリーミーなスープの味も好きだし麺もちゃんと硬めで来た!
バルセロナで食べてることを考えたら感動!
こんなん書いてたら今も食べたいやばい。美味しくてペロリと食べて、これは家主くんもあっとゆうまに完食してた。
お支払いの時おじちゃんにも話しかけてみたら、ぼくはオーナーじゃなくてこの名詞の顔の人が福岡なんですよ〜ぼくは福岡じゃないんです〜えへへへ って、仕事テンパっちゃいたけど人は良さげなおじちゃんだった。地元の店だったりしたら手伝っちゃうと思う。
また両国のマスターのお店を思い出した。今はもうないんだけど「わたらせ」ってお店で
おっきな餃子は生姜とニンニクのパンチ凄くてジューシーでうまいし(翌日まで臭くなる)チャーハンや唐揚げは特盛りでくれるからほぼ毎日行ってた。
どんだけ駆除してもゴキブリでるし一回生ビールついで飲んだら泡のとこに隠れてたなにかが口に入って、吐き出したら床でピクピクとそいつもゴキブリだったし、
「マスターーーあぁああ!!まじできったないいい加減にしてちゃんとフタしとかないとでしょこれ!フタしてもビールなんか臭くなるし!なんなん?!たまに餃子のタネもほったらかしてどっか行くけど中に入ってたりしないでしょーね?!」とかよく怒ってぎゃーぎゃーいいながらも大好きだったなぁ。
「千紘は潔癖症だなあ!」とか言ってマスター笑ってたけど。
飲食店なんだからまじでこんなの初めてきたお客さんが見たら2度と来ないしレビュー1つけられるからね!!と説教したもんだけど、実際には小さなビルの2階で常連客しかめったに入って来ないとこだった。
毎日店の前を通ると上の窓から「おーい飯食ってけよ!」と声かけてくれて、学生の頃でお金もなかったから(今もないけど)いつもタダで食べさせてくれてた。
私のお気に入りのチーズ餃子とチャーハンかジャガイモ入りの焼きそば作ってくれて。
ビールも好きについで飲んで、常連のお客さんたちが来たら一緒に席で飲んで酒作ってあげたりとかして。あの雰囲気で飲む生ビール美味しかったな〜。
ホステスだよねもう。給料をもらうのではなく飲み食いフリーの。貧乏旅とおなじ労働スタイルだね。
銀座や六本木のキャバクラやクラブに働きに出ることもできたけど、その頃からお金を稼ぐより「精神的にラクしたい、楽しくいたい。好きな人たちと飲みたい」が勝っちゃうんだな。
そのスタイルを変えずにどうやったら生きていけるか、なにが社会的にじゃなく私的に必要でなにが要らないか、、、
模索してたらこうなってるわ。
こうってどうなんだろう?何かになったわけでもなくて、あの時も今もただの柴田千紘!
寝て起きたらいよいよバルセロナ最終日