ジブラルタルの岩山にのぼる暇もなくMálagaへ行かなくちゃ
タリファで宿泊先がないハプニングからたどり着いたラ・リネア・デ・ラ・コンセプション 。
ビーチも綺麗だしジブラルタルの岩とやらが街中にどーーーんと聳え立っていてめちゃくちゃかっこいい。
夜も朝もファンタジーみたいにそこに大きな岩があるのがすごく気持ちよくて惹かれた。パワーがあるなぁ。
22€だったホテルは一応個室!バスルームは共用だけど。
そして南京虫はいなそう、よかった!アルヘシラスの安宿たちよりはすっきりした印象。
受付が英語は一言も話せないおじいさんたちだったけど。
町もレストランやビーチバーが点在してて落ち着いたリゾート地ってかんじ。
久しぶりに戻ってきたスペインだというのにごはんが食べたくて、チャイニーズレストランに入ってチャーハンと揚げ餃子を食べた。パサついたピラフみたいだったけどそれなりに美味しくて、中国人のおばちゃんも意外にもすごく愛想がよかった。
この街に来たのは少しでも目的のマラガに近づくため、タリファより安い宿を見つけたから、って2つの理由もあるし
ブラブラカーでこの街から出るマラガ行きの丁度いい時間の車があったのも決め手。全てがハマってここに来た。
ブラブラカーは前の記事でも紹介している通り、車の相乗りサービスアプリだけど、
ほとんどの場合バス以上に安いし速いし良いのだけどなんせキャンセルが多い。せっかくちょうど良い場所と時間を見つけた!と思ってもなかなかマッチしないときもある。これは私がスペイン語が話せないせいだと思うけど。
相乗りされても言葉が通じなかったら道中つまらないだろうと考える人が多いだろうから、英語でメッセージを送った時点で英語ダメな人にキャンセルされることがあるわけ。
でも今回はどうしてもマラガに昼過ぎにはつかないと、マラガからバルセロナに行く飛行機を友達がとってくれちゃったから、ブラブラカーでダメなら朝のバスか電車をなんとか取らないといけない状況だった。
でも1番ベストな時間のブラブラカーで、運良くOKの返事が☺️
到着までのやりとりで少なくとも多少は英語できる運転手だということがわかった。
アザーパッセンジャーの欄を見ると私の他に3人。乗りすぎくない☺️?
車内ぎゅうぎゅうなんじゃないかと思いつつこの車は逃せないから時間通りに指定された闘牛場に向かった。
てゆか闘牛見たいなぁ。この街にも闘牛場あるんだなぁ(ゲームは秋しかやってないみたい)。
到着したものの闘牛場のどこで待ってりゃ車がくるのか。メッセージしてるけど返ってきてなかったからとりあえず到着した場所のベンチで再度連絡しようとしていると、
中国人が荷物を引いて「パッセンジャーですかー?」とやってきた。
そのあと、だれかに送ってもらったらしい車に乗ったままのスペイン人女の子も「もしかしてMálaga行きの車を待ってる?」と話しかけてきた。
運転手からの返事はこないものの搭乗者が3人集まったからとりあえず安心して皆で待って、ここにいるとドライバーにメッセージする。
10分くらい遅れて車はちゃんと来て、皆で仲良くマラガへ!
会ってみるとドライバーのマリアはほとんど英語が出来なかった。
でも簡単な単語くらいならわかるのと、めちゃくちゃ日本のアニメと漫画を知ってる。日本語も、日本の歌も、かなり知ってる。
英語は得意じゃなくてもチヒロって名前で多分日本人だな、って思って搭乗者オッケーしてくれたみたい!
スマホケースや待ち受けもコナンくんだったし、「君の名は」も好きで日本人でも難しい「前前前世」を歌えたし、LiSAの鬼滅の刃の曲も歌えて、私と熱唱!
「すーすめーーーー!!」
赤い帽子の中国人はまだ若いけど先生をしているらしく、英語と中国語とスペイン語を使いこなす賢さ。
隣に座ったさらに若い男の子はまだ学生でワーホリみたいなかんじでスペインにいるらしく
音楽や映画にも詳しかったし、明るく懐っこい。
子供の頃からほとんどのジブリ作品をお母さんに観させられたらしく、私のスマホの待ち受けを見てすぐに「この人知ってる…!」と気づいた。宮崎駿さまに。
君のお父さん?って聞いてこなかったのは彼が初めて😂
助手席のスペイン語オンリーの女の子はどこかの病院帰りでマラガのおうちに帰るためにブラブラカー使ったと。
そんなメンバーで終始賑やかなドライブだった。
運転手の子は日本オタクなフィギュアやアニメポスターなどを扱うショップで働いているらしくてオーナーが日本人だそう。独身の日本のおじさんがオーナーよ!って写真も見せてくれた😂
そしてマラガでそれぞれをおろし、マリアの目的地の手前だったらしいから直接私も空港まで送ってくれた。
とりあえずマラガに辿り着ければあとは空港までバスでも調べて乗ろうと思ってたから空港までいってくれるのもすごく助かった!
さてさて、ついに何週間かぶりのバルセロナへ〜!
ってちょうどいい時間で気分アガッてたのに3時間以上の遅延。LCCあるある。
しかも、予定してる時間が遅すぎるからゲートナンバーもずっと電光掲示板に出てなかったからもうカフェでくつろいでたのに、
何かを察して早めに掲示板を確認しに行ったときにはもうラストコールの文字が。
こんなに待たせたのに急かすのかよ!とギリギリゲートに滑り込み。
そのうえ到着後いくら待っても荷物が出てこなくて
そのうち誰かにこっちだよ!と言われた1と12のゲートを往復する荷物難民の皆。マラガから来た皆が2時間近く荷物を受け取れずに待っていた。
こうゆうのも日本ならサクサクスタッフが対応するだろうけど海外じゃ待っているしかない。
やっと出てきた荷物をもってバルセロナ街中についたときには深夜だけど待っててくれてた友達と合流してさっそくタパスバーに。
疲れてたけど久しぶりのスペイン料理とワインが美味しい。
バルセロナになんで連れ戻してもらえたかって、翌々日からのサンセバスチャンに連れていかれるため!
バルセロナで出会った友達だけど一人でサンセバスチャンの美食巡りをするのは寂しいから全部お金は出すからついてきてほしいとゆうなんともラッキーなオファー。
バルセロナでの滞在も彼の家のリビングのソファーを借りれていてカウチサーフィンアプリいらずです。
でもバルセロナなら前回行ったときにもカウチサーフィンのホスト達に出会ってるから泊まれるソファーや部屋は他にもある。仕事も多そうだしバルセロナは一度くると離れられずに住み着いてしまうキケンな街だというのもわからなくない。
サンセバスチャンで世界最高峰の美食巡りをしてきちゃいます。
モロッコで、トイレも紙がないからバケツの水で洗ったり、少し臭い部屋で寝たり、砂漠のテントでハエに起こされたり、暑すぎて熱中症になりかけたり、揺れる深夜バスで沢山移動して寝不足になったり、、、しながら頑張った私へご褒美タイムでしょうか☺️
まぁその大変そうなほうも、私には本当に必要なんだけど。
贅沢やラクに用意された生活はたまーーーにでいい。
それが何週間か続くと逃げ出して冒険したくなってしまうんだからどうせ。
最終的に結婚したらどこに落ち着きたいのとか、どこで暮らしたいのとかよく聞かれるけどどこにも落ち着きたくはないのです。
お気に入りの拠点はいくつか作りながらも生涯移動し続けたい。そうゆう人なのです。。
そしてバルセロナは只今お祭り中ですー^_^
最終的にカウチサーフィンのメンバー8人くらい日本食居酒屋に集まってきて皆で納豆巻きに挑戦したりしてた。納豆はやっぱりやばかったみたい。ガリを食べてごまかしながら
「これ、あなたたち美味しいと思って食べるの???」って不審な顔してた😂
カウチサーフィンオンにしとくともうハングアウトしようよ!ってオファーの通知が鳴りっぱなしで、さすがバルセロナ。でかいとこに帰ってきたんだなと実感しましたとさ。