見出し画像

ラーメン業界にも新局面!「ECサイトのこれから」の話をしよう

緊急事態宣言が解除になり、僕たちは「新しい生活様式」のもとで経済活動を再開させていくことになりました。お客様、そしてスタッフの安心と安全を考えつつ、店舗でのイートイン営業も徐々に再開しています。

そんな中、ECサイトに力を入れるラーメン店が増えてきたのはご存じのとおり。やっぱり僕たちは、主力商品であるラーメンをいかにして売っていくかを考えなければいけませんからね。

ソラノイロも、BASEを活用してECサイト構築に取り組んできました。

営業自粛の解除からイートインの再開の流れになって、ECサイトについては、二極化が進んでいるように、僕は思います。

ECサイトを「本気で」やっていこうと思っている人
ECサイト「でも」やるかと思っている人

この2つです。新たなオプションとして取り組む人と、何とか売り上げを立てたいと取り組む人の違い、と言ってもいいでしょう。中には、自粛解除になったからイートインを復活させ、ECを辞めてしまう人が出てくるかもしれません。

では、ソラノイロはどうか?

僕は売り上げ面だけではなく、お客様にラーメンを届けるための新しいかたちとして考えています。だからこそ、打ち上げ花火に終わらず、根づかせていきたい。

当たり前のことですが、ECサイトの販路は全国規模です。麹町をはじめとする東京、そして名古屋にある店舗に足を運べない方でも、全国どこからでもオーダーして、味わっていただける。そして、好きなときに好きなタイミングでラーメンが作って楽しめる。これは大きな魅力でしょう。

ECサイトでは、意外にも? 二郎系のラーメンが人気だと言われています。二郎系って、ハマる人はものすごくハマりますが、行列が長かったり、焦りながらボリューミーな丼を平らげなきゃいけなかったり……いろいろな面で、プレッシャーを感じる方がいるのも事実です。

僕も二郎系が大好きなんですが、リアル店舗では、初めてトライしたいと思う方、女性などは、ハードルが高いと感じる人がいたのかもしれない。だけど、ECサイトで「おうち二郎系」を楽しむなら、時間も食べ方も何の制約もありません。誰でものびのび、自分らしくラーメンを食べ、楽しむことができる。

そう考えたら、二郎系が一般に広く訴求していくという意味で、ECサイトは大きなきっかけ、ブレイクスルーになる。二郎系はあくまで一つの例ですが、ECサイトはイートインではカバーできなかった購買層を掘り起こし、需要を新しく作ってくれるという期待があります。

だけど、マーケットが拡大したからといって、普通のやり方でいいものか。僕は、何かしら、プラスアルファの価値を提供していきたいと思っています。

ECサイトでのお取り寄せラーメンは高コストを指摘される方もいらっしゃいます。だからこそ、単純な「価格」以上の価値を考えたい。電車賃、たとえば600円、1000円といったコストと往復の時間を考えたら、おうちで自由に自分らしく食べられるラーメンには、送料以上の価値を提供できるポテンシャルがあります。販売者として、僕たちは今までにないことを考えていかなきゃいけません。


グランドメニューだけじゃない
ECオリジナルのラーメンという可能性


ECサイトの商品は、やっぱり定番のグランドメニューがメイン。だけど、ここ最近のラーメン業界では創作ラーメンや限定が盛り上がり、お客様に訴求してきました。なのに、ECサイトでは通常メニューだけじゃつまらない。

僕たちは「EC限定で商品を創っていく」という発想で取り組んでいます。『夢を語れ』『ちゃるめ』『長尾中華そば』……「おうちでソラノイロ」では、うちのラーメンだけではなく、全国の人気店の商品を一緒に注文できるチャレンジをしてきました。

『夢を語れ』は瞬殺で売り切れましたし、師弟コラボになった『ちゃるめ』も注目を集めました。長尾さんの商品は、普段はECで取り扱わない「ごぐにぼMAX」という商品を投入していただけました。

前回の投稿でも書きましたが、アフターコロナ、ウィズコロナでは「今までやってきたことが開花する」局面になると考えています。「おうちでソラノイロ」のコラボも、『夢を語れ』の西岡さん、ソラノイロで働いていた岩瀬、長尾さんとの信頼関係があってこそ実現したもの。

こういう時だからこそ、一緒にラーメン界を盛り上げよう。その思いで共鳴し、賛同して実現できたんです。ただのコラボじゃない。お客様にストーリー、新たな付加価値を提供できるコラボだったと自負しています。

今も多くのラーメン店と企画を話し合っていますが、「えっ、そことやるの?」というサプライズを提供できるはず。

なぜなら、僕自身が「買いたい!」と思うラーメン店に持ちかけているから。ラーメン好きなら、絶対に注目ですよ!

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集