国語の教科書で泣いた話「ぼくのお姉さん」
僕は学年がいつだったのかはわからないけれど、国語の教科書で泣いたことがある。話のあらすじを細かくは覚えていないのだけれど、検索して調べまくっていたらでてきた。
丘修三さんの書いた「ぼくのお姉さん」という短編の話だ。本を後日購入するつもりだけれど、大体のあらすじを紹介したい。(とにかくしたいのだ。)
〜以下あらすじ〜
主人公は小学5年生の男の子、サラリーマンの父と専業主婦の母と障がいをもつ姉の4人家族。ダウン症で自分の名前以外の文字が読めず、数字の計算もできない姉は障がい者支援学校を卒業した後、障がいを持つ方達が働く施設で朝から晩まで働いている。
主人公は普段から同級生たちに姉のことをからかわれる日々で憂鬱。ある日学校の宿題で「兄弟」のことを作文で書かなければならなくなった主人公は気がやはり気が進まない。
その日、帰宅すると姉が家族で外食に行こうと張り切っていて、手には姉が初めてもらった給料袋が握られていた。姉は初めての給料で家族に食事を御馳走したいと張り切っていることを知った主人公は給料袋の中身をこっそりと覗いてみると1000円札が3枚、3000円が入っていた。
朝から晩までひと月働いた姉の給料の少なさに驚きつつ、家族4人でレストランへ行く主人公。初めての姉の給料で食べる食事に両親は号泣しているが、会計が足りるのか気が気じゃない主人公。
食事が終わり会計の時、店員から3000円を超える金額を請求されるも、姉は意気揚々と封筒から3枚のお札を取り出して店員に渡した。姉の出したお札をみると1万円札が3枚。驚く主人公に対して父はウインク一つで合図を送ってきた。そう支払い前に父がお札をすべて1万円札に入れ替えており、無事に支払いが済んだのだった。
その後、主人公は学校で堂々と「僕の姉は、障がいを持っています。」から始まる作文を書くシーンで終わる・・・。
多分所々違うところもあるかもですが、この短編小説はもう20年以上前に読んだ国語の教科書で読んで覚えている数少ない話。
国語の教科書ってなんだかんだ、いい話が多いのよね。ミャンマーかタイかどっかで少年にビールを買ってもらう話もすごい感動した。タイトル思い出せない。くぅ・・・。誰かタイトルわかったら教えてください。
では!