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2021年おつかれさまでした!

いよいよ2021年も残すところ1日を切ってしまいました。
今年もあっという間に過ぎ去ってしまった…ということで、来年に向けての振返りをしておこうと思います。
普段できないことばかりが目に付く性格なので、「何ができたか」を中心に書いてみます!

2つの立場からの資金調達業務

今年はありがたいことに、➀クライアントとしてリーガルサポートしている企業の資金調達②自分が役員として所属しているwevnalの資金調達 という2つの立場から資金調達に関わることができました。
前職ではCVCの法務担当者としてスタートアップの資金調達に関わってきたので、実に様々な角度から資金調達に関わる機会に出会ってきました。

常に当事者に伴走する意識を強く持ってすべての業務に従事しているつもりではあるものの、自分自身が所属する会社の資金調達となると、「会社対VC」の構図に関わる条文よりも、会社の運営に対する負担感や役員責任の重さの方がリアルに感じられたのは新鮮でした。
改めて外部からのサポートと当事者の違いを突き付けられる瞬間も多く、「伴走」という言葉の重みを感じる経験となりました。

また、資金調達のプロセスを初めて一から横で見る機会を経て、資金調達における法務の役割は、重要ではあるものの限定的でしかないな、と一抹の寂しさを覚える瞬間も…。

コーポレート分野の業務経験拡充(会社法・登記・労務)

スタートアップの法務に関与することの多い私ですが、これまではビジネスに近い法律(例えば、電通法・特電法・個人情報保護法・薬機法・特商法・景表法など)に関与することが多く、実はコーポレート系の法律業務は手薄な状態でした。

が、今年は機関運営やSO発行等を通じた会社法周りの対応業務が爆増したのが大きな特徴の1年となりました。一からやるのはどうしても時間がかかるのですが、今更ながら会社運営の基礎となる各法律を扱うことができたのは良い経験でした。
インプットだけだと全く頭に残らないタイプなので、実践通じてようやく身についてきた気がします。

せっかくなので、今年は登記もほぼ自分で対応してみて、登記実務特有のルールを知り、細かい補正対応なども経験できました。直近はさすがに信頼できる司法書士さんに任せていますが、司法書士さんとの連携をスムーズにできるのは、自ら経験した賜物だと思っています。

労務に関しても、これまでは会社側での訴訟対応に従事したのみだったので、日々の会社運営に関わる労務対応業務を概ね押さえられ、今後活用できそうです。労務系の手続は、給与関連や保険など細かいものも多いので、そのあたりは社労士さんにお任せですが、外しちゃいけないところを知っていることが重要だったりします。


実務系の法律業務は不完全燃焼。。。

コーポレート分野に大きな比重があった今年、実務系の法律業務は不完全燃焼でした。もちろん日々業務対応していましたが、今まで持っている知識をあてはめているだけで、積極的な情報収集や知識補充をしたわけでもなく、十分なリーガルサービスの提供ができていないことも多かったように感じます。

そんな中で対応することが多かったのは、個人情報保護法と薬機法まわりでしょうか。
いずれも法律家としての業務というよりは、Pマーク・ISMSも含めたセキュリティ全般の取組みや、薬機広告周りの運用業務でしたが、来年は、今年培った実務運用に、確固たる最新の法律知識を追加していきたいと思っています。

ダンス・バレエは圧倒的な量・質の経験ができた

とにかく経験の幅が広がった1年でした。これまでは、自分1人でどうにかこうにか経験を積んできましたが、今年は多くの方々と1人ではできない経験をさせていただきました。

2月にサポートしたクラファンでは約2,000万の資金調達をすることができました涙 バレエファンのあたたかさと新たな資金調達の可能性を強く感じたとともに、リソース不足の中で対応することの難しさやクラファンの次に繋げられなかった悔しさもあります。

イスラエル・ガルバンの招聘におけるマーケティング業務のサポートでは、公演を訴求することの難しさに改めて直面しました。一方で、「熱狂」はつくることができるものとの確かな手ごたえを感じることができ、心に残る経験になりました。

クラファンも公演のマーケティングも一回的なものでなく、次に次にと施策を打ち続けないと効果半減なので、次は長期のマーケティングを軸に、短期の山を作るという発想で施策をやってみたいところです。

リーガル面でいくと、配信関連の相談が圧倒的に増えたのも今年ならではでした。コロナ禍によりダンス・バレエは映像配信という新たな領域に本格的に足を踏み入れていると思いますが、今後契約実務が固まっていくであろう配信について、このタイミングで直に関わることができたのは財産になります。

来年に向けて思っていること

年明けの発表になりますが、2022年からは新たな挑戦が始まります。
経験のないことばかりにぶつかっていくチャレンジなので、意識して行動していかないと、困難への対処だけで1年が確実に終わっていってしまいます。
それは絶対いやなので、いつも以上に意識・アクションを明確にした1年にしたいと思っています。

弁護士というプロフェッショナルとして当たり前の法令のインプットや知識拡充は大きな課題です。「時間がない」と言い訳しない時間づくりと、インプットだけで自分ごと化できない性格を踏まえたアウトプットとセットの仕組みづくりをしていきます。
合わせて、組織作りにおける英語、交渉のための英語はいよいよ必須になる予感。ここは短期・中長期のゴールを作って本気で取り組みたいと思います。

また、ダンス・バレエについては、今年後半は時間が十分に取れず離れてしまうことが多かったのですが、「ダンサーがダンス・バレエだけで暮らしていける世界を作りたい」とのWillは今も変わっていません。
諦めるのでなく、自分がもっと関与するためにできることを見つけ、自ら変えに行く(変えるための足掛かりをつくる)ことを実践していきたいと思っています。

詳しくは改めて2022年になってから書こうと思います!(発信を増やすのも目標だったりしますので…)
みなさま良いお年を!

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