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私が「かっこいい」と感じた人

こんにちは、トミモリです。
今日は、「夢中になれる時間を持ってみよう」というお話です。


あなたは、これまでの人生で
何か夢中になって取り組んできたことがありますか?


例えば、
寝る間を惜しんで練習したり、
誰かと心底遊んだり、
部活の仲間とああでもない、こうでもないと戦略を練ったり、
夜通し友人と話をしたり、
時には真剣に勉強したり。


これまで何十年か生きてきた人生の中で、
人によって大なり小なり様々ですが、
何か思いつくものがあるのではないでしょうか。


そして、その思いついたものを考えてみると、
「中学生の時に」
「高校生の時に」
「大学生の時に」
……といったように、

「子どものとき」
だった人が多いのではないかと思いますが、
あなたはいかがですか?



なんで「子どものとき」だったんだろう、
と考えた時に、
「時間があったから」
というのが一つあると思います。


子どものときは、なんというかそれだけに集中できるというか。
もちろん、学校へ行って勉強をする時間がほとんどなのかもしれませんが、

日本の家庭で考えると、
家事をやらなくちゃいけないわけでも、
お金を稼ぐために働かなくちゃいけないわけでもなく、

その分、部活だったり
趣味だったり
サークルだったりといったように、
自分がやりたいことに向けて
十分時間を取ることができる人が多かったのではないでしょうか。

そして、大人になり、働くようになると、
自由に使えるお金は増えるのかもしれませんが
その分、
自由に使える時間は減っていく人がほとんどだったりします。


今回は、そんな大人になってからの趣味の話なのですが、

実は私の知り合いの先生の教え子さんが、
このたび趣味で続けていたことで全国大会に出ることになりました。


その方の何がすごいかというと、
普段、会社員として平日8時間勤務をしている傍ら、
仕事が終わったあと練習場所を借りて
夜22時くらいまで毎日練習をしているそうなんです。

その方は独身なので自分の面倒だけ見れたらいい、
という側面はあるのですが
それにしたってなかなかできることじゃないですよね。

その今回大会に出ることは
その方にとっては完全に趣味であり、
決して仕事でもないですし、
むしろ練習場所を借りるのに安くないお金を払っていますし、

誰かに強要されたことでなく、
その知り合いの先生に「出場してみたら?」と勧められたわけでもなく、

また、それについての専門の学校に行ったことがあるわけでも、
学生時代にその部活で大会に出て結果を残したわけでもなく、

ただ、自分が自分のために参加すると決めて、
全国大会出場を果たしたんです。

そんな
「自分の有利なバックグラウンド」
みたいなものがない状況から、

自分でこうと決めて、
時間を確保して、
夢中になって練習をして、

それってすごく
『かっこいい』
と私は感じたんですよね。

人によっては、この話を聞いて
「お金にもならないことに、むしろお金をかけて、
自分の時間を使って練習して、結果出なかったらどうするの?
結果が出たとしても、どうするの?」
という考えを持つ人もいると思います。

また、
「すごいな」
と思いつつ、
「私にはできないな」
と他人事だと感じる人も多いのかもしれません。


ただ、なんというか改めて
「大人になっても何か自分のやりたいことに夢中になって取り組んでもいい」
ということと、

「そうやって本気になってやったことは、
世間一般での目立つ成果にならなかったとしても、
自分にとっての何か大きく得るものがある」
ということを私は感じました。

そんな風に一生懸命になって取り組んでいきたいものを
一つでもいいので持っていることって、
その人の人生をすごく豊かにしていくことに繋がっていきます。


なんとなく、日々を過ごしていく中で
「無駄なことはやらないようにしよう」
「そんなことやっても意味ないでしょ」
「楽しいことだけしていたら、良いよね」
なんて雰囲気を感じる時もありますが、

その自分だけの
「夢中になれること」
を持っているのって、
“自分の”人生を生きる上では大切だな、と思っています。


と、ここまで大きなことをを言いましたが、
別にみんなが大きな大会に出れるまで練習する必要はないですし、
目指さないといけないようなわけでもないですし、
寝食削って練習することが素晴らしいわけでもないですし、
お金を払って練習スペースを借りないといけないわけでもありません。

ただ、今回ほど大きなことじゃなくてもいいので、

「これをしていると夢中で取り組めるな」
「これをしていると時間があっという間に過ぎるな」
「これをしている私が好きだな」

そんな
「自分なりの夢中になれる時間」
をもたらしてくれる何かを
一つ持ってみるのも、良いのではないでしょうか。


何をしていても、誰にでも平等に1日24時間しかありませんし、
人生も100年くらいなのかもしれません。

残りの人生、ということを考えると段々と
「あとこれくらいかな」
が見えてくる人もいると思います。

そんな限られた時間を、
「あなたなりの夢中になれるもの」
に多く使って過ごしてみませんか?


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