しまうま
買い物の帰り道
いつも荷物はわたしの手に
重いから持ってよと言っても
ポケットから離れない
あなたの好きなことばかり
わたしのことはいつも後回し
でもね、わたしが知らない
景色見せてくれた
マイペースに歩いてる
あなたに合わせて歩いてた
そんなわたしが好きだった
あなたのことが好きだから
ふたりで星を観に行った
あなたは疲れて眠ってしまう
呆れながらも嬉しいわたし
星に願うは恋模様
ひとりで歩けなかったわたし
あなたに支えてもらってた
もうね、ひとりで歩ける
だから大丈夫だよ
マイペースに歩いてる
今はわたしに合わせてる
いつかわたしが好きになる
きみに合わせて歩くんだ
すぐに何かに夢中になって
わたしのことなんか見えてない
脱いだ靴下投げつけてくるし
ほんとやだ
甘えるのが得意なわたし
たまに寝たフリなんかして
あなたに抱えてもらっていた
こんなに重いなんてね
知らなかったんだよ
自慢話と冗談ばかり
大事なことは言葉にしない
そんな不器用なあなただけど
ずっとずっと大好きだよ
照れくさくって言えないんでしょ
言葉にできないだけでしょ
わたしには易しいけど
きっとあの子には優しくないよ
マイペースに歩いてく
わたしは誰よりも長く
そんな中きみを好きになるの
そんなわたしを見ていてね