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未来塾インターンを終えて
2020年3月に初めて参加してから、見事はまってしまい3年間で計8回も参加している環境系学生未来塾。
2回目からは焚人(学生スタッフ)、そして6・7回目は自然環境復元協会(NAREC)のインターンとしても参加させてもらった。
そんな未来塾インターンを通して受け取ったものを、書き起こしてみようと思う。
未来塾から受け取るもの
あまり深く考えず流れのままに始めてしまった未来塾インターン。
最初の頃は、自分のポジションの変化に心と頭が追いつかず、まあまあ悩んでいた。
ただ学生焚人として参加する時、未来塾はコミュニティだった。"べき"を外してありのままでいることを大事にしてた。
それが、インターンとして関わるようになって、自分の役割とか貢献度、全体のスムーズさや健全さを考える割合が増え、"べき"だらけになってしまった。
そのもやもやが消化されたのは、2022夏の泰阜村未来塾が終わってから。
やっくんあかりんと一緒に時間を過ごしたことでコミュニケーションが取りやすくなったり、自分も半分事務局なんだと自覚してからは、インターンというポジションを楽しめるようになっていった。
それと同時に、回を重ねるごとに未来塾から受け取るものもだんだん変化していることに気づいた。
イメージこんな感じ↓
![](https://assets.st-note.com/img/1681466119855-ydq54KfWZU.png?width=1200)
参加者として受け取るもの
・自分に還る。自分とつながりなおす。
・自分の人生を生きる覚悟と勇気を得る。
・仲間との出会い、深い繋がり。応援し合える関係性。
焚人としての感覚や受け取るもの
・焚人同士のつながり。
・未来塾の価値観を日常に溶かす。
・聴くこと。ひとりひとりの人生を祝福すること。
・自分も誰かに影響を与えることができるという感覚、喜び。自分の人生おもしろいって人に言ってもらえる。
・なんでもいいの担保。未来塾の空気の継ぎ足し。
事務局としての感覚や受け取るもの
・未来塾という場をつくるための準備。
・未来塾の構造、設計が見えてくる。
・チームとして動く。
・未来塾を通して、人を、地域を、社会をつくっていく。
受け取るものの変遷に気づいてから、より未来塾を愉しめるようになった気がする。
仕事内容
未来塾インターンとしてやったことを具体的に言うと、全国展開プロジェクトとして、長野県泰阜村・大分県耶馬溪町での開催、未来塾冊子の作成に関わらせてもらった。
①2022夏泰阜村・2023春耶馬溪未来塾の運営
・焚人対話への参加
・事務局MTGへの参加
・オンラインイベントの運営
・広報(SNS運用など)
・参加者募集ページの作成
・安全管理マニュアルの作成
・当日の未来塾への参加
・開催報告作成
②未来塾提案冊子の作成
・打ち合わせへの参加
・過去参加者へのアンケート結果整理
・焚人としてのメッセージ執筆
・対談記事の編集
③その他今後のために
・環境系学生団体の調査
・未来塾に共感してくれそうな地域の調査
・未来塾と似た事業の調査
・補助金調査
などなど。
今までの経験を活かせることも、全くの初めてのこともあって、学び多き充実のインターンだった。
学び
未来塾がどうつくられているのか
未来塾の運営体制を整えている最中のミーティングとかに出席させてもらうことで、誰がどんな動きをして未来塾という場が成立しているのかを知ることができた。
お金の流れとか、自然環境復元協会の中での立ち位置とかも。
補助金とか調べてると、社会の中での未来塾を考えることもあった。
その視点を得れたことが、とてもとてもおもしろかった。
あと、未来塾を組み立てるために、各未来塾でテーマを設定して、それに沿ったスケジュールを立てて。各ワークの意図とか効果についてあーだこーだ話してる時間も楽しくて勉強になった。
私自身、将来未来塾的な場をつくりたいな~という夢を抱えているので、
未来塾のイベントとしての構造とか設計を知れるのは、本当におもしろいかつありがたい機会だった。
広報の考え方
2022夏のときは特に、広報に頭を悩ませることが多かった。
でも、そこで聞いた「広報から場づくりは始まってる」という言葉はすごく納得だったし、どんな人に届けたいかを考えるフレームワークは、とても勉強になった。
あとは、未来塾がどんな場かを伝えるために未来塾を構成する要素の整理もして、未来塾の解像度が上がってくのもおもしろかった。
「必要とする人に情報が届いてほしい!」の一心で、
自分の持っている関係性の範囲で直接情報をまわすこともしばしばあった。
拡散のお願いをするときは特に、かなりエネルギーを要した。
じわじわと、未来塾の土壌ができてたらいいな。
自分についての発見
仕事内容を相談していたときの、
「何を得たい?伸ばしたい?」
という問いに、はっとさせられることもあった。
それって、自分の現状と向かいたい方向がわかってないとなかなか出てこないというか。
でも、とりあえず何か役割がほしいです!てスタンスでいるからいつも自分も相手も困るんだよなあ、というのを自覚したりもした。
自分の得手不得手については、このインターンを通しても少し見えてきたことがある。
まず、広報はあまり気が乗らないことが多い。
お誘い文つくるのとか、特にエネルギーを消費する。多少慣れたけど。
逆に、未来塾が終わった後の関係性を観察したり繋いでいくことのほうが、少ないエネルギーでできる。
あと、情報収集とか情報整理するのも好き。
それから、仕事をする中で一番難しいと感じたのが、自分の使える時間内でできる仕事量を把握すること。
「認められたい」「貢献したい」が先行しちゃって、どの仕事にどれくらいの時間がかかるのか見誤って自分を追い込む、みたいな状況も何度か発生してた。
これがちゃんとできるのが社会人なんだろうなー。
あと、これでお金もらってていいのかな?と不安になることもしばしば。
以前から焚人をやっていた分、前はお金をもらってなかったことにお金をもらうようなこともあった。
だからこそ、
このミーティングに出なきゃ前提を把握できない、とか、
このミーティングは顔を出して関係性を維持することに意味がある、とか、
自分の役割をよく考えるようになった。
自分が未来塾に関わる理由も、今まで以上によく考えた。
こうやって予算をつけてもらえたからこそ、
ちゃんと優先順位上げて好きなことに関われて。
本当に感謝です。
未来塾の価値
インターンを通して、
「未来塾とは」をひたすら探求していたような気もする。
未来塾の価値。社会的意義。
全国展開にあたって、みんなで考えた。
広報でも、冊子づくりでも。
補助金を探していたときも。
その時間を通した私なりの答えを書いてみようと思う。
多分、大きく3つの側面があると思ってて。
①学生にとって
キャリア教育。
自分の人生を自分で生きる勇気をもらえる。
将来の選択肢を増やせる。
自分の価値観をもって選択できるきっかけになる。
②地域にとって
関係人口創出。
未来塾から生まれる関係人口は、質が独特で。
まず、帰ってくる人数も期間も頻度も多い。
それは、開催地が聖地みたいになってる(多分)のと、
人を目がけて帰ってくることが多いから。
③環境・社会にとって
人材育成。
環境や地域に興味のある学生が、自分のやりたいことを仕事にできること。
自分と環境を結びつけて考えられるようになること。
それによって、自然環境や地域に貢献できる人材が育つこと。
で。
これらももちろん大事なんだけど、なんというか外向きの言葉たちで。
2023春の未来塾を経て、未来塾って、私の言葉で言うと”大切にする”場なんだな、というのが体感として降りてきた。
感情とかニーズとか、今こことか、存在自体を、大切にする場。
"大切にする"というのはきっと、自分の中にあるものと、丁寧に、ちゃんと向き合うこと。そのまま抱きしめて、共にあること。
未来塾には、自分を大切にすることがよしとされるし、お互いを大切にできるような空間がある。
誰かに大切にされてるという感覚は、自分を大切にしていいという感覚、そして世界への安心になる。
自分が大切にしたいものを大切にすることが、目の前の人や世界を大切にすることにつながる。
ああ、だから未来塾の世界観って好きなんだなあ、
だから届けたいんだよなあ、て感じた。
そして何より
それより何より、未来塾チームの輪に入れたのが、本当にしあわせだった。
共感できるビジョンとあり方を大事にしていること。
心から届けたいと願っているものをつくる場に居れること。
beを表現できる仕事であること。
多分、未来塾本番前後の時間が一番楽しくて。
あのワークにはこういう意味や効果があるよね、とか。
もうちょっとこういう時間があった方がいいんじゃない?とか。
わたしのために環境と関わるっていう感覚だよね、とか。
そんな会話が楽しかった。
愚痴とかも含めて、未来塾を創るために考えてること、悩んでいること、もがいているとこ。
効率的とは言えない時間やエネルギーのかけ方。
そんな部分を知れたことも嬉しかった。
共通する価値観を大切にしてて、
同じような世界を目指している人たちが、
異なる感性をもって、
未来塾を共創していること。
そんな私の大好きな人たちの輪の一端で、少し役割を持てていたこと。
もしかしたら私もその場に影響力を持っていたかもしれないこと。
なんて幸せ者なんだろうか。
未来塾的なことやりたいな~とは思ってたけど、
未来塾そのものじゃないとこの人たちとは一緒にできないのかって思ったら、やっぱりまた未来塾には関わりたいよなーーーと気づいてしまった2023年の春でした。
改めて、未来塾を通して関わりのあった皆様、ありがとうございました!
特に、あかりんとやっくん、大変お世話になりました。
一緒に時間をすごせて嬉しかったです。
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あー、未来塾で得たもの、なんかもっとあった気がするんだけどなー。
ほんとは今後未来塾インターンをやる可能性がある人にとって参考になる文章にしたかったし、
こんなに愛を語るつもりでもなかったんだけど。
うまくまとまらないものですね。
まあ、いっか。
まとまらない言葉を生きるということで。
では最後にお気に入りの写真たちを。
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では、またどこかで。