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科学的な根拠を用いてダンクシュートを習得するまでの軌跡[Road to Dunk Shoot] Vol.1 科学的とはなにか?

いらっしゃいませ。
あなたがこの記事を読み進めることで、ダンクシュート=高い跳躍力を習得するためのヒントや気づきが得られるはずだ。

高く跳ぼうとする意志がない人には…暇だったら読んでみてほしい。
読みやすく書いているつもりだ。
自分にとって関係のない分野・領域のテーマも何かの参考になるかもしれない。


まえがき

ダンクシュート。いい響きだ。
バスケットボールを象徴するプレイであることは間違いない。
マイケル・ジョーダン、ヴィンス・カーター、レブロン・ジェームズ…。
バスケをやったことがある人なら、一度は憧れ、夢見るプレイだ。

だが、実際できるプレイヤーはどのくらいいるのだろうか。
高校生以上を対象としても…おそらく1%にも満たないのではないか。
かくいう私も高校時代、バレーボールでダンクがなんとかできたくらいだった。
恵まれた体格であったことを差し引いて考えても、なぜあのときジャンプ力を強化するトレーニングをしなかったのか。
いくら悔やんでも青春はもどらないのである。

とはいえ実際、いうほど青春に未練はないはずだ。
だが、ダンクシュート。おまえは違う。
絶対にあのときやっておけばよかった。もっとやりたいプレイを習得することに執着しなきゃいけなかった。徹底しなくちゃいけなかった。

ここに訂正しよう。バスケはきっと私の青春だった。未練たらたらだ。
だが、未練があるならやればいいのだ。

ここまでずいぶん長い時が流れてしまったが…
私もただ遊んで生きてきたわけではない。
栄養学や心理学などを中心にさまざまな分野の学問を学んできた。

そして気づいた。
跳ぶのってめっちゃ複雑な動きじゃない?

そう。そうだったんだ。
ただ ジャンプする といっても身体のさまざまな箇所が連動している。
(ここはあらためて別の記事で説明する予定だ。)
身体能力はもちろん、テクニックも必要だ。
[ 跳ぶ ]という行為はそれ自体が一つのスポーツなのだ。

そしてそれを(もちろん程度によるが)十分に理解していないのだとしたら、自分のやっていることに説明がつかない。
つまり自分がなぜリングにボールを叩き込めないのか?
目標の高さまで跳べない理由がわからなければ、何をどう練習し、改善していけばいいのかわからないのだ。

これは非常に問題である。
だからこそ、私は科学的な根拠をベースにこれを成し遂げようと思うのだ。

ということで、私が科学的根拠を存分に用いてダンクシュートを習得するまでのプロセスをなるべくわかりやすく書き記していく。

現役のバスケットボールプレイヤー諸君。
部活や実業団でプレイする選手を応援する家族の方。
バレーボール部やハンドボール部のあなた。
ただ高く跳ぶことに魅せられてトレーニングを重ねる帰宅部の君。


この情報が必要とする誰かに役立つように書いていくつもりだ。
もしあなたが望むならば、必要な情報は必ず手に入る時代だからだ。

[科学的とはなにか?]を定義しよう



さて、この記事の主題に入る。
「科学的とは?」と疑問を持った方もいるだろう。
今回の記事ではそこを解消しよう。
前提条件がなければ、読み進めたとしてもいまいち腑に落ちないことも出てくるからな。

そのためには、まず科学的ということばの定義をしなくてはいけない。
少し難しくなってしまう部分は否めないが、高く跳ぶために必要なことであると割り切ってほしい。


まずは、以下の引用文をお読みいただきたい。
これによると科学的には2つの特徴があるという。

1 つ目は、ある事柄について考えたり調べたりする時、その方法が同じならば、いつ・どこで・誰であったとしても、同じ答えや結果にたどり着くことです。これは再現性という性質です。言い換えると、調べる人によって結果がバラバラだったり、同じ人でも毎回違う答えが出てきたりするようなものは、”科学的”ではありません。別の人が結果をもう一度再現できなくてはならないのです。コツや勘のようなものは、誰にも説明できず、再現性が無い限りは科学的ではありません。


2 つ目は、原因と結果の関係がきちんとあるということです。これは因果関係という性質です。例えば、天気予報を完全に的中させることはまだ不可能ですが、気圧や気温、湿度によって天気が決まることはある程度はっきりしています。分かる範囲の法則を使って天気を予測するならば、たとえ完全には当たらないとしてもそれは十分に科学的なのです。あるいはスリッパを放って明日の天気を完璧に当てられる人が現れたとしても、スリッパと天気の間に関係がない限りは全く科学的ではないのです。

京都大学 理学研究科 理学部HPより引用(一部抜粋)

非常にわかりやすい。
言い換えて説明する必要のないきれいな文章だ。

さらにイメージしやすく捕捉するならば、論理的・合理的・実証的・体系的などのことばも加えていいかもしれない。

駆け足の説明になってしまったが、科学的 がどんなものなのかをご理解いただけたら幸いだ。


ここで少し話は逸れるが、伝えておきたいことがある。
よくわからないことばが出てきたら積極的に調べることをおすすめする。
なるべくわかりやすく簡潔に書くつもりだが、それ以上に適切な表現がない場合もある。
書いてある言葉の意味を正しく理解することを怠っては、求める結果も正しく得られないというのが私の考えだ。
辞書を引くことや検索をかけて答えを得ることもまた、ダンクシュートには欠かせないと考えてほしい。

もとよりそのような姿勢で人生を生きているあなたにはきっと余計なお世話だったかしれないな。失礼した。

なぜ科学的な根拠が必要か

脱線してしまったのでふたたびレールの上に戻ろう。
ではこの最高にわかりやすい引用文をふまえ、科学的な根拠を用いて…がなぜ必要なのか説明する。

ざっくりと結論をいう。
ダンクするために必要なすべての行動には説明がつかないといけないのだ。
なぜそれをやってるのか理解している。どうしてそれを選ぶのか説明できる。
そういった状態でなければいけない。

たとえば、
・高く跳ぶ筋力をつけるためにスクワットをする
・しなやかで柔らかい筋肉にするためにストレッチをする
などだ。

まずはおおまかに捉え、あたりを付ける。
それから詳細に分析し、実践できる行動は何かを考えていく必要があるのだ。

非常にシンプルだが、上記のふたつをフローチャートのように考えてみるとこうなる。


スクワット           ストレッチ

ダンクをしたい         ダンクをしたい
↓                ↓
高い跳躍力が必要だ       高い跳躍力が必要だ
↓                ↓
それには脚力が大事だ      跳ぶときは筋肉が伸び縮みする
↓                ↓
じゃあ高く跳ぶ動きを鍛えよう  筋肉が固いと跳躍力に影響が出る
↓                ↓
スクワットだ          ストレッチだ

そのいずれも効果的な運動になるように…
つまりダンクをするために、それが必要な行動になるように調整するということ。
これが重要だ。

だが、成果を出すためには必要なことを正しく理解しなくてはならない。

では何が必要なのか?不要なのか?はどうやって判断するか。
ここで登場するのが科学の力だ。

身体や運動の専門家たちが、さまざまな実験を行ってきた。
そしてその結果が明らかになっている。
今日ではそれにアクセスしやすい時代なのだ。
ならば存分に使っていこうじゃないか。

フロアから跳び上がり、リングに到達する。
必要なのは身体能力だ。
バスケや上手かもしれないが、ダンクができないのであればその筋の専門家の知恵を拝借しよう。

したがって、科学的根拠を用いるのは必然。
そう、科学的な根拠なくしては成り立たないのだ。

これを「毎日スクワット100回!」「身体は柔らかくあるべき!ストレッチしとけよ!」と言われただけではどうだ。
そんなことして何の意味があるんだよ。と思ってしまう人もいるだろう。
(もちろんある程度の効果は期待できるし、それをやる環境こそ部活やチームの強みになる場合もあるので悪いとは言えない)

もっと言ってみれば
「先生、ダンクがしたいです!どうすればいいですか?」
よーし、そうか。よく言った。それならとにかくガッツリ食って、よく寝て、たくさん跳べ!いいな!」
ってな感じだ。
これは教育者としての敗北であるが…具体的に何をしたらいいかがわからないので同じことである。

ここで必ず理解してほしいのは、ダンクシュートをやりたいというモチベーションと、そのための日々のトレーニングの意味合い結びつきが弱くてはいけないという状況だ。
ほんと?それでほんとにダンクできんの?と疑ってしまうだろう。

これでは、継続できない=結果が得られないというのも当然である。

だからこそ科学的根拠が必要なのだ。
それを私が実践しよう。
そしてそれを説明する。なるべくわかりやすく科学的にな。

おおざっぱにまとめるならば、これを読んだあなたが「なるほどそういうことだったのか。よし、やってみよう」と思ってもらえるようにする。
そういうことだと思ってもらいたい。
いや、そうではなくてはならないのだ。

おわりに

今回の記事は初回にしてやや難しく感じたかもしれない。
しかしここは省けなかった。
何かに取り組むとき、科学的な視点は必ずついて回るのだ。
それは何もスポーツに限った話ではない。

今回は大きく分けて

・科学的な根拠を用いること
・それがなければやってみようとは思わないであろう理由
・それを私が実践し、まとめて提供するという意志

という3つをお伝えした。
参考になれば嬉しい。

私とあなたがリングにボールを叩き込んでいる未来を願う。

それでは次回の投稿でまた会おう。
ここまでご覧いただきましてありがとうございました。

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