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オウム返し

いよいよ田中さんへのインタビューが明日に迫ってきた。

この時期は対面にならないオンラインが失礼ではないのか、もしくは飲食店の経営者だし、少しでもお店の売り上げに繋げる上でも、お客さんとして足を運び、直接取材する方が誠実なのか、迷う。

迷った末に、行くことにした。

質問はたくさん用意せず、3本柱でいくほうが、相手の話を真剣に聞けるらしい。

たくさん質問を用意しても、当日質問を聞くことに気を取られて、相手の話が上の空になったり、聞いてるのかな?と相手を不安にさせてしまう。

だからプロのインタビュアーはあえて質問はたくさん用意しない。会話の中から次の質問を探す。次が用意されてないと必然的に必死に相手の話を聞く、ということだ。

それが結果的に意外性のある話に発展したり、取材される側も気づいていなかった記憶を引き出せたり、と奥が深まることに繋がるとか。

ちなみに阿川佐和子さんの著書「聞く力」によると、聞く極意は、話のリズムがうまくつくれるような相槌をいれることが大事なようです。

また、オウム返しはその言葉を再度ピックアップして叫ぶことによって、発した語りて自身の心を換気させる効果があり、さらにかみ砕いた話をしてくれることが多いそう。(「具体的には?」「例えば?」も良い)

会話のリズムがつくりやすい相槌
「へえ」
「ほおほお」
「ふーん」
「なるほど」
話を先に促す相槌
「それでそれで?」
「で?」
「それから?」
理由を話してもらいたい相槌
「なぜ?」
「どうして?」

確かに。前回は質問を考える際に自分ならではの視点に拘ってみたり、質問は事前に何点も用意しておいた方が安心、という気持ちになっていたな。

明日は阿川さん流でいってみようかな。

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