（ほぼ）500字映画レビュー③

【（ほぼ）500字映画レビュー】
6月の一ヶ月間は"雨の日"（※）に映画レビューをupします☔️🎦✍️
ジャンルは問わず「雨の日が愛しくなる」作品を紹介していきます。

第三回目は...


アバウト・タイム～愛おしい時間について～


わたし達の人生と同じように、
色んな天気がある

イギリスの南西部にあるコーンウォール。父、母、叔父、妹と風変わりながら楽しい日々を過ごしていたティムは、21歳の誕生日に過去だけを遡れる、タイムトラベルの能力を持っていることを知らされる。「理想の人生を送るために、この能力をどう使う？」父に尋ねられたティムの答えは「恋をしたい」ーーーロンドンで弁護士として働く内に理想的な女性メアリーと出会うが、ハプニングで彼女との出会いがなかったものになってしまい...？

この作品のタイムトラベルの仕方が好き。薄暗い所で目を閉じて、こぶしをギュッと握るだけ。走馬灯のように思い出される出来事の一つ一つが、かけがえがないと感じられるからかもしれません。
印象的な雨のシーンは、ポスターにも使われています。「（大切な日が）雨の日で後悔してる？」というティムに「ちっとも！わたし達の人生も同じ。色んな天気があるわ」というメアリーが最高にチャーミングなんです。タイムトラベルを持ってしても、回避できない悲しいことはあるわけで・・・映画館で観た時に嗚咽が出るくらい号泣したのですが、今回はとても穏やかな気持ちで観れました。
いいよなぁティムは。あんなこともこんなことも変えられて。そう思えば思うほど、その特殊能力を持つティムが、わたし達にもできる"幸せの秘訣"に気づく時、1日1日を過ごすこと、どのように過ごすかが、より愛しいものに感じられるはずです。

しかめっ面じゃない、笑って過ごそう。
同じ日なら、同じことなら、愛情を持って。
毎日が最高な日だって言えるように。

アバウト・タイム～愛おしい時間について～
2014年9月27日公開

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画像出典:yahoo映画（https://movies.yahoo.co.jp/movie/349124/）

※雨の日、は東京都のわが家から見た朝8時の空模様を基準とします。