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ちひろが「反対」した議案① 国民健康保険の値上げ

みなさん、おはこんばんちは。
無会派「グリーンな国分寺」の鈴木ちひろです。

元日の能登半島地震によって亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに、被災されている方々に心からお見舞い申し上げます。
寒いなかの避難所での過酷な生活を想像すると胸が痛みます。
また、地震が多い日本で、原発の危険性を再認識し、原発ゼロへの想いをいっそう強くしました。

国外では、パレスチナ自治区ガザで虐殺が続き、特に多くの子どもたちが犠牲になっています。

新年を迎えましたが、各地で不安定な情勢が続いている今、国分寺からどのように行動できるかを皆さんとともに考えていきたいと思います。今年もどうぞよろしくお願いいたします。

12月議会では、市から40の議案が提出され、その中でも私が「反対」した3つの議案を紹介します。

ひとつめに、

「国民健康保険の値上げ」です。


市は国保の値上げを決定しました。今後は毎年ゆるやかに増額していくとしています。
これまで、国分寺市は多摩26市と比べて、加入者の負担を低く抑えてきました。しかし、コロナ禍の影響も続き、物価高のなか、貧困と格差は拡大しているのも事実です。


国保は所得が少ない非正規労働者や中高齢者、さまざまな事情で働けない人が多いのに対して、保険料が高いという構造的な問題があります。国保は他の保険制度とは違い、セーフティネットとしての役割が強いからこそ、値上げをして国保の加入者同士で支える「共助」「相互扶助」ではなく、もっと公的に支えていくべきではないでしょうか。

また、気候正義の観点からは、昨今の「エネルギー貧困」の問題も深刻です。収入が安定していれば初期投資としての省エネ家電や高断熱の住宅に住めるのに、そもそも低所得者は断熱がない賃貸住宅に住み、エアコンを使うのを我慢し健康状態に影響を与えている現状もあります。エアコンを使えば、気密性がない住宅ではエアコン効率が悪く、より電気代もかかります。市民の暮らしは本当に厳しく、値上げは市民にとって耐えられるものではありません。


さらに、フリーランスや個人事業主の加入の多い国保の負担が大きくなることは、国分寺市の魅力でもある小規模の個人商店に打撃を与えるだけでなく、国分寺のまちづくりや自由な働き方にチャレンジする若者たちの機会を奪ってしまうことにつながるかもしれません。


これからは市民の健康増進と、予防原則に基づく病気にならない環境づくり・啓発・予防策に力を入れていくことが重要です。そして、セーフティネットとして市民の暮らしと命を守るという本来の役割を果たすため、引き続き値上げを抑える努力をすることを求めていきます。

「議案第97号 国分寺市国民健康保険条例の一部を改正する条例について」

鈴木ちひろ(無会派・グリーンな国分寺)の反対討論はこちらから

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