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売れる理由はやめないこと

「そういうのは終わるべくして終わったんだと思うよ」

ビートたけしさんが、「江戸まちたいとう芸能祭 ビートたけし杯 お笑い日本一」にナイツと一緒に出席して、そうコメントされたようです。

これはあくまで私の意見ですが、
酸いも甘いも、苦労も成功も、修羅場も大修羅場も経験してきた人たちの言葉は、やはり深くて重い。
そして、”視点”や、”表現”という意味でも勉強になると思っています。

そんなビートたけしさんが、この若手芸人を発掘するコンテストで審査員を務められたそうで、中間講評で「本当に笑えねえな。これほど笑わない劇場も珍しい」と苦言、「見るに堪えられたのが、この2組ってこと」とバッサリ切ったのだとか。

泣く…

あ、これは悲しさの涙ではなく、
かっこいいなっていう涙です。

かなり前ですが、松ちゃんも言っていたんですよね。

「今の芸人は、YouTubeやなんだかんだと、テレビ以外でも稼げる時代になった。昔の芸人は全然売れなくて、テレビに出られなくて30才でも40才でもバイトをしている芸人がたくさんいた。夢半ばでこの世界から去るものもたくさんいた。でも、今は他で稼げるから、昔ほどお金には困らなくなった。でも、それもあって、ヒリヒリしなくなって、芸が面白くなくなった。やっぱり苦労してきた人の芸は人間味がある。」

的な。

その時に思ったんです。
若い時に苦労は買ってでもせよ、だなって。

===

♪星を見るのが好きだ
夜空を見て 考えるのが
何より楽しい
百年前の人
千年前の人
一万年前の人
百万年前の人
いろんな人が見た星と
ぼくらが今見る星と
ほとんど変わりがない
それがうれしい

引用元:嘲笑
歌:ビートたけし
作詞:北野武
作曲:玉置浩二

===

本日は、朝から晩までお客様でした。
当店は、ブライダルのお客様が多いこともあり、土日は20代30代の方々でほぼ満席です。

いや、すごいなって思うのは、今日の方々も、
お一人お一人に
苦労してきた過去があり、
勝ち取ってきた景色があり、
これから夢見る世界がある。

例えば、お二人目のお客様は、
現在2人のお子さんを育てながら、財務省で働くスーパーエリートママ。

お子さんもまだまだ小さいので、正直目まぐるしい毎日だと思うんです。

口癖は、「時短」。
元々、お父さんが超大手金融機関でお勤めだったこともあり、
幼い頃はほとんど家に居なかったのだとか。

だから、
「自分は、絶対公務員になって、お金もプライベートも、安定させる。」
って思ったんですって。

ここまではそれなりに聞いたことのあるエピソードですが、
このお客様の凄さは、

「高校時代、将来公務員になろうと思ったから、それ以外は全て断ち切りました。もうそれ一本で、それ以外考えずに勉強しました。」

・・・ここ。

そして、徹底的に勉強し、自らの志した国家公務員になり、ご結婚、お二人のお子さんをご出産されてた頃、こんなことを思ったと今日おっしゃっていました。

お「子供が保育園に行くようになり、私も保育士の資格を取ろうかなって思ったこともありました。」

私「え?保育士さんになりたいって思ったんですか?イメージではない…素晴らしいお仕事だとは思いますが、時短と真逆にあるお仕事だと思うんですが…」

お「あ、ごめんなさい。保育士さんではなくて、保育を学問的に学びたくて。」

私「あぁそれなら納得が行きます。教育や保育は日本の未来に影響を与えますからね。」

ここからなぜか財務省の方と、エステティシャンによる

日本における教育論、保育論。

なんのこっちゃ。

でも、ビートたけしさんもおっしゃっています。

「俺は良い思いしちゃったけど、これから芸をやる人は厳しいけども、一番芸事に力が入って本当の芸人さんが出てくるようになると期待してる」

一番芸事に力が入る…
本当の芸人さん…

学ぶこと、そして、議論すること。

そこから生まれることがある。
もっとヒトは、
苦労して、手足を動かし、学び、議論し、そこから何かを生み出さなくてはいけない、と思いました。

未来のために。

===

♪君といるのが好きだ
星について 考えるのが
何より楽しい
星も笑ったあの時
悲しくって星がにじんだ
あの日 あの頃
ぼくらが昔見た星と
ぼくらが今見る星と
なんにも変わりがない
それがうれしい

引用元:嘲笑
歌:ビートたけし
作詞:北野武
作曲:玉置浩二

===

ビートたけしさんは、こうもおっしゃっています。

「力道山の時代と今のプロレスとの違いと同じで、今の方が技(ネタ)は高度になっている。売れる理由はやめないこと」

”売れる”ことが、ある種芸人さんの成功することとするならば、

ビジネスだって、エステティシャンだって、私たち一個人が掲げる志だって同じ。

売れる=成功するためには、

やめないで、進み続ける。

昭和、平成、令和。

戦後、お金も物資も、食べるものさえもなかった時代かから、

日本は今、とても裕福な国になりました。

でも、心どうなのか?
本当に幸せな国になったのか?

過去を否定するつもりはなく、それでも、
もっとみんなが笑って楽しいって思える未来を描けるように、

私も大きな志と、人の何十倍もの努力を、重ねていきたいと思います。

本日は、「浅草キッドと嘲笑と。迷いに迷って、この時間。もっと早くかけていたのに。多分花粉症だから頭が全く働かない。だめだこりゃ。」ってお話でした。

学び:目が開かない

おしまい

chihiro

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