♪明日晴れるかな
桑田佳祐さん”明日晴れるかな”
なんだこの曲は…名曲すぎてリピートするたびに持っていかれる…
・・・人生で2回だけ、目の前が真っ暗になって、時が止まったかのように呆然と立ち尽くして動けなくなったことがあります。
一度は、勤めていた会社が民事再生をすると発表があった日。
もう一度は、父の病気が分かった日。
いずれも
”有る”と思っていたものが、脆くも手から滑り落ちていきそうで、
でも、いくらもがいても、私にはどうすることもできなくて、
自分の無力感に、ただただ頭を殴られたような感覚でした。
”有ることの難しさ”=”ありがたさ”
それを知った瞬間だったと思います。
===
たまに、空を見上げて今までの人生を振り返ることがあります。
すると出てくるのは、
あんな人もいたなぁ〜
こんな人もいたなぁ〜
そう・・・今まで出逢ってくれた人たちです。
しかも本当にありがたいのは、私は今まで”人”に恵まれていて
学生時代の友達たち、先生方、社会人になってからは、同期を筆頭に、仕事で出逢って下さったたくさんの皆様。
そして何よりありがたいのは、多くの方が今でもそのご縁をずっと続けて下さっていること。
先日、前々職の会長にこんな話をしました。
「私が採用した子たちが、リストラで辞めることになった時、何人も私の席まで挨拶に来てくれたんです。普通、辞めなくてはいけなくなった会社の採用担当に挨拶なんて来ないですよね。それに、先輩方、上司の方々、後輩の皆さんが、私が辞める時も、あの(民事再生の)さなか、声をかけてくれたんです。『頑張れよ』とか『ありがとう』とか。会長もそう。誰より一番大変な中、私が退職すると言う話を聞いて、私を呼んで10分。特に辞めることを責めるわけでもなく、引き止めるわけでもなく、ただただ『ありがとな。なんかあったら言えよ』っておっしゃいました。もう感謝しかありません。」
すると、会長はこうおっしゃいました。
「それはお前が、”向き合って”きたからだろうな」
”向き合う”
その言葉に、ものすごく胸が締め付けられました。
そしてこう続けました。
「俺もね、あの時(民事再生した時)は正直何もできなかったけど、それでもそれ以外は、一つ一つの仕事、お客さま、仕事以外のことにでも、一生懸命向き合うようにしてる。その時はうまくいかんこともあるわな。でもな、面白いもので、ちゃんと向き合っていると、いつかまた縁が繋がる時がくるんだわ。この前も、愛知万博の時の○◯さんと再会して、今は□□(←めちゃくちゃ大きな団体)の理事長なってたわ。すごいわな。あの時にちゃんと向き合ったおかげだなぁと思う」
===
生きていると、必ず雨の日もきます。
雪の日だって、嵐の日だって、暴風雨で視界が真っ暗になることだってあるでしょう。
有ると思っていたものが、崩れてなくなることもあるし、大切な人が病気になったり、病気だけではなく、いつか必ず別れの時だってきます。
それでも、人には必ず明日が来ます。
そして、今、目の前の”こと”や”人”に、しっかり向かうことで、
その積み重ねこそが、明日を晴れにするのかもしれません。
===
あとどれくらいの人に出逢えるのだろう?
いや、それ以上に、今まで出逢った人たちとあとどれくらい同じ時を過ごせるのだろう?
もちろん分かりません。
でも、類まれな縁で繋がってくださった多くの方に、
一緒に笑い、一緒に泣いて、一緒にはしゃいで、
お互いの人生が、楽しいものになるように、
私も一生懸命向き合っていきたいなって思います。
明日も、”笑顔”という晴れた空を見られるように。
本日は、「旅に出るので、てるてる坊主をつくりました。つくっていたら、てるてる坊主の歌を思い出したので、歌ってみたら、1番は、素敵♪ 2番は、子供の曲だよね? 3番は...怖ってなりました。皆様もぜひこれを歌って、私が旅に出る日の晴れを祈ってください。(図々しい)でもほら!晴れたら嬉しいでしょ♪ その時は、思い出話をたくさん持ち帰りますね」ってお話でした。
学び:明日晴れるかな、名曲すぎる
おしまいー
chihiro
===