真っ赤なお鼻のトナカイさん
♪真っ赤なお鼻のトナカイさんは
いつもみんなのわらいもの〜
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今朝のこと
鈴の音に誘われて
大声で何度もこの曲を口ずさみました
あ、頭はおかしくなっていません
もともとです
そんな陽気な私の元に
少し前にご縁をいただき
ずっとお会いしてみたいなって思っている女性アーティストさんからメッセージが届きました
そこにはこんな一文が
「気がかりなのは、ちひろさんより年上なのに、いろんなことがブレブレなこと…。お会いしてガッカリさせてしまうんじゃないかという懸念がありますが...」
いやいやいやーーーーーー
どれだけ謙虚なんですかー
こんなことを思い出しました
社会人3年目
人生で初めて正式な”部下”ができました
しかも一度に3人
明るくて人当たりも頭もいい。でも繊細ですぐ凹むA君
メンタルが強くて向上心はピカイチ。でも感度は弱いB君
気立てが良くて才能溢れる芯の強いアーティスト。でも本当は設計がやりたいCさん
それまで2年間、派遣さんとは一緒に仕事をしたことがあるものの
ひたすら一匹オオカミ的に働いてきた私
”部下”という存在と一緒に仕事をするのは初めて
「成長させてあげたい」
「仕事の楽しさ、厳しさを身をもって体験させてあげたい」
そんな責任感と使命感、さらに不安も感じながら、
彼らは気づいていないと思いますが
私の心の中はずいぶんあたふたしていました
今思うと
私は結構厳しい上司だったと思います
(実際、殺気が出ていたと後に言われた…)
だってですよ、新卒で入って2年
どどどどブラッ○な会社で死ぬほど働いて体制をつくってきたわけですから
✔︎それが”当たり前”
✔︎自分が”普通”
✔︎「え?なんでそれくらいやれないの?」
若さもあり、かなり自分基準な考えがあったように思います(←言い訳ね)
そんなこんなで始まった上司生活
半年もして彼らの
伸ばしてあげたい長所も
成長させてあげたい短所も
見えてきたある日のこと
夜9時を回っても
学生さん向けブログの定期配信を任せていたA君がまだ残っています
「まだ終わらないの?」
そう聞くと
「あの実は…」
神妙な面持ちです
辞めたりしないでね、と内心思いつつ
「どした?」
と尋ねると
「来年入ってくる学生さんと接する中で、落ち込んだり、悩んだり、すぐクヨクヨしちゃうんです。そんなことでいいのかな?って思うんです」
そう打ち明けてくれました
彼はもともと浪人してまで建築の有名大学に入学
設計を志望して会社へも入社しました
にも関わらず配属は人事部
想定外も外、だったと思います
さらに、新卒採用で学生さんの人生の岐路に携わり
自分の”今”と重ね合わせて、悩むのだと思います
なんとなくそれは察していました
ただ私は、A君の言葉に間髪入れずにこう答えていました
「クヨクヨ悩むのって、悪いことではない。もはやA君の強みだと思う」
頭で考えるより前に、口に出ていた...と言ったほうが正しいかも知れません
でも次の瞬間、自分が発した言葉が、決して安易に出た言葉ではない
改めてそう確信した私は、こう続けました
「クヨクヨ悩むって、真剣に考えてる証拠じゃないかな。もちろん、グタグタ落ち込んで、ネガティブに入っていって、人に迷惑をかけるならそこは直した方がいい。でも、人のために悩める、人を想えるって、仕事だけはなくて、生きていく上でとても大切だし、それは必ず人に伝わって、人の心を動かす。私はそう思うよ」
現に、A君の描くブログは
人間味にあふれていて、温かい
必ずその想いが熱を帯び、学生さんに伝わる
私はそう思っていました
「はい!ありがとうございます!」
そう言い終えたA君の表情はさっきとは明らかに違い
いつもの明るいA君でした
”短所”
私にもあります
でも、それって本当に短所でしょうか?
見方を変えれば
長所だったり、強みなこともいっぱいあるって思います
そして、そのことを悪く言うような人がいるならば
きっとその人の見る目がないんだと思います
ちなみに!
私は
”人のいいところ見えーるメガネ”をかけています
”ポジティブ変換器”も持っています
だから、短所で落ち込みそうになったら私に言ってください
その道具を出しますから!
それでももし
自分の短所で泣きそうになった時は
”赤鼻のトナカイ”を3回歌ってください
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♪真っ赤なお鼻のトナカイさんは
いつもみんなのわらいもの
でもその年のクリスマスの日
サンタのおじさんはいいました
暗い夜道はぴかぴかの
おまえの鼻が役に立つのさ
いつも泣いてたトナカイさんは
今宵こそはとよろこびました
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あー!大きな声でね!
きっと元気になれます
「あなたの鼻(短所だと思っている長所)が人の役に立つ」
私はそう信じています
サンタさんのマネジメント力最強ー!
もうすぐクリスマス
皆さんにも素敵な瞬間(トキ)が舞い降りますように
心から願って
本日は「『お客様の時間まであと少しある!』って思って、別に落ち込んでもないけど、赤鼻のトナカイを大音量で歌いまくっていたら、ピンポーンって鳴ってお客様きた。きっと...聞こえたよね笑 ま、いっか♡明るいお店ってことで」ってお話でした
学び:課長はきっと赤鼻のトナカイ3回歌ってくださるはず
おしまいー
chihiro
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