
ホスピタリティの本質
サービスの本質
ホスピタリティの本質
私たちエステティシャンは、技術、知識はもちろん、常にこれらを磨き続けないといけないと思っています。
いや、もはや、技術や知識提供ではなく、これらを磨き、提供し続けることが私たちの役割だと。
先日、眼科へ行ってきました。
幼い頃から眼にはお金も時間もかかっていて、本当に困ったものです。
(のっけから愚痴...笑)
さてさて、実は意外に眼が悪い私。
高校時代はメガネをかけて過ごしました。
周りのみんなには似合わないと言われたけど、みえこ先輩だけが「かわいいかわいい」言うので、「なんだ、みんな私を構いたいだけかな♡」と思っていたら、高校を卒業した後、コンタクトに切り替えた私を見て、「やっとメガネ取ったんだね。似合わなかったもんね〜」と・・・。みんなの意見を聞いておくべきだったと衝撃を受けたのをよく覚えています。
あ、恐ろしくどうでも良いですね。
さて、そんなわけで、最近右目の視力低下が気になって、度数変更をお願いしようと眼科へ。
現在は
左目5.75(普通に悪い)
右目6.5(結構悪い)
ただ、検眼が終わるや否やこう言われました。
「右目がねぇ...すでに結構悪いから、(コンタクトの規格が)次が7.0しかなくてですね。そうしてしまうと、遠くはいいんですが、近くを見るときにものすごく疲れるし、負担が大きいんですよね...」
通常は、0.25単位くらいあるコンタクトの度数。
それが、私の場合、度数が高いので、刻み方が0.5になると...
言っていることはよく分かりました。ただ、私の中では、そのせいでかなり見えづらさを感じますし、それがストレスになり、QOLが下がっている...
しかも、これまでも何度も度数変更の依頼をかけているのに、受け入れてもらえなかった経験があります。
「今日こそは!」・・・そう思ってやってきたのに、ここで下がってしまったら...
もう一度伝えてみました。
「でも...かなりストレスなんです。左目は見えるのに右目だけ全然見えなくて」
すると、スタッフの女性はうーーーーーんと、何度も何度も資料や検査用の度数メガネを眺めて悩み出しました。
そして、
「もう一度測ってみますね」
何やら、いろいろ違う度数をつけたり外したり、つけたり外したり、
「上、下、右、左」
「緑と赤どっちが見えやすいですか」
これらを何度も繰り返し、また資料を見ながら
うーーーーーん
と。
そして、「これで行くかぁ....」
それは、
左目5.75→5.5
右目6.5→7.0
そう。私の要望の右目の度数をあげ、でもそれではやはり手元がきついので、効き目ではない左目を落として、少しでもそのきつさを調整する、と言うもの
検査用のコンタクトをつけ、状況や見え方を聞かれました
「感覚的にはいい感じ!」
お客さんの立場として、ワガママを無理やり言うのは、人としてどうかと思います。でも、今回のように、切実になんとかしたいと思っていることを、”できる限りで最善を尽くしてもらえる”って、本当に本当に嬉しいです。
そして、これこそがホスピタリティだなって学びました。
最近、経営大学で学んでいて思うこと。
それは、フレームワークって、それを知っているだけではなんの役にも立たないんです。それと同じで、ホスピタリティは”マニュアル通り”では、相手の心は動きません。相手の真の困っていること、悩んでいること、かゆいところに、そのタイミングで、そっと手を差し伸べ、寄り添うこと。それこそが、真のホスピタリティであり、人の心を動かすのだと改めて教わりました。
===
うちのお店には、メニュー表がありません。
もう長く通っている人が多いから...という理由もありますが、ただ
全員、その時その時、そして、お客さまが求める悩みの改善があればそれも伺いながら、そしてそして、そのお客さまが心の底で望んでいることを推測しながら、
私が勝手にメニューをつくります。
実は近々、初めて肌に触れる方の施術に入ります。
新規の方って、何年ぶりだろう?
もうここ2週間くらいはそのことで頭がいっぱいで、
毎晩夜な夜なレッスン。
しかも、電車の中とか、歩いている時も、手を動かしているから、
周りの人から頭がおかしい人だと思われています。
でも私、ヘッチャラです。
それで喜んでもらえるなら、知らない人になんて思われようが気にしません。
勉強とかもそうですが、一度何かをやり出すと、没頭・猪突猛進系。
止められないので、困ります。あ、私のことです。
でもね、一つ言えることは、この2週間、楽しかったです。
一生懸命、あぁでもない、こうでもないって、古いテキスト引っ張り出して自分の手技を見直して、一つのメニューを作る。
作曲みたいで。
私の技術のレベルなんて、正直それほど高くはありません。
謙遜ではなく、上には上がいるものです。
でも、誰よりも一人の人に対して、一生懸命向き合う。
それだけは、私にでもできます。
そして、それが私の喜びにも変わります。
さて、施術はうまく行くでしょうか。
でもベストを尽くしたいと思います。
そうやって、エステティシャンとしての経験値を、あげていければと思います。
真のホスピタリティとは?
改めて考える良いキッカケとなりました。
心を持った”人”を相手にしている多くの方へ
何か参考になれば嬉しいなって思います。
さてと、レッスンも大詰め!がんばるぞー!
えいえいおー!
本日は、「決して器用ではない。決してセンスもあるわけでもない。でも私には、人並み外れた根性だけはある...と自負しています笑 大事でしょ?毎晩夜な夜な夜な夜な練習したこの日を、懐かしくも誇らしく思い出せるように。がんばるぞー!おぉー!」ってお話でした
学び:あなたは器用じゃないからね残念ながら(By母)
おしまいー
chihiro