翳りの中の炎
「これです。」
プロフェッショナルとは?
と聞かれた井上尚弥選手は、試合後とは思えないほど綺麗な顔で笑いながら後ろに並ぶ4つのベルトを指しながらそう言いました。
かっこ良すぎる。
プロは結果…
そんなこと、みんな言っています。
でも、本当の意味でそれを貫き、そして勝ち取れるのは、ほんの一握りなのだと思います。
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このパイプオルガンで始まる音がものすごくかっこいい…
名曲すぎる…
昨晩、
NHKが熱かった。
プロフェッショナルで井上尚弥選手を見てから、
ユーミンの特集。
それぞれのフィールドにおけるトップ中のトップの方々の素顔も見られるドキュメント。私が興奮しないわけがありません。
私自身、いつからこんな感じになったか分かりませんが、
思考は常に”闘い続ける勝負師”だと、密かにずっと気づいています。
以前、こんなことがありました。
3年くらい前から通っているマーケティング塾。
当時で生徒が40人くらいいたかな?(毎期前後する)
半年を一期とし、MVPと特別賞が選ばれます。
私は、私が入学して最初の期に特別賞をいただきました。
期のラストの授業。最後の最後に、その発表はやってきました。
そして、ドラムロール的な音で演出がされます。
「特別賞は・・・片柳ちひろさんです」
先生がそうおっしゃってくださった時、正直ものすごく複雑な気持ちになりました。いえ…モヤモヤしたというのが本音です。
もちろん!もちろんですよ。
選んでくださった先生はじめ、皆様には感謝しかありません。
賞自体は、本当に本当にありがたいこと。
でも、何か心に翳る雲の理由は、自分では分かっていました。
それは、私が目指しているのは、特別賞や2位ではない。
トップだから。
ね、強いでしょ汗
しかも自分の実力を棚に上げて…
恥ずかしいけど、でもそれが本音。
特別賞をいただいておいて、本当に生意気なのは分かっています。
でも、自分の不甲斐なさや、この悔しさは、後も変わらず残っています。
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実は私、井上尚弥選手の先日の試合を見て、
恥ずかしながら一人でイライライライラしていたんです。笑
理由は、相手のバトラー選手があまりにも”向かっていかなかった”から。
いや、もう井上選手のプレッシャーに向かっていけなかったんだと思いますけどね。
でもね、素人だし、ルールも分からないエセファンの私の戯言として聞いてくださいね。
「向かっていかない人に、勝利はない。」
勝ち負けももちろんですが、人は、
勝つために闘っているその姿に、手に汗握り興奮し、
感動し、心動かされ、そして、背中を押されるのだと思います。
少なからず、私はそんな勝つための闘志を持った人生…
いえ、死んでもいいから向かっていく人生を、生きたい。
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ユーミンが、番組中にこんなことをおっしゃっていました。
「その日そのとき、その瞬間の、すべてを包む雰囲気の、タッチや質感を、音楽という形でアウトプットするやり方が性に合っている。」
人には、それぞれ性に合った”フィールド”があると思います。
井上尚弥選手は、ボクシング、
ユーミンは、音楽、
そして、私は、ビジネス。
いや、私の場合は性に合っているか分かりませんが…
でもいいんです。好きだから。楽しいから。
99%辛いことでも、1%の光をみたい!って思えるから。
井上尚弥選手が番組でこうおっしゃっていました。
「ボクシングのことしか考えてない」
この極端なまでもストイックな姿勢が、
トップという奇跡をも、引き寄せるのではないでしょうか。
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井上選手の番組中、元 が井上選手の強さの秘密をこうおっしゃっていました。
「おごりが、ない。」
人は、うまくいかない時は落ち込むのに、うまくいきだすと調子に乗ってしまう生き物。(私だけ?笑)
でも、プロフェッショナルは、
常に謙虚に、常におごらず。
時代や環境や状況や境遇をも軽やかに交わしながら、
変化・進化をしていく。
そして、挑んでいく。
カッコ良すぎて、シビレる…
私も、そんな本物のプロフェッショナルになりたい。
本日は、「答えはほとんど自分が持っている。でも、こういう本物のプロフェッショナルに触れると、その自分の中に翳り潜む炎みたいなものが掻き立てれます。ビジネスの世界も同じ。私の尊敬する人たちは皆、翳りの中で炎を燃やしているように見えます。最初に勤めた会社の会長がおっしゃっていた”ろうそく”ってあれかな。炎は、美しい。私も、ろうそくがなくなるまで、炎を燃やして生きていきたい」ってお話でした。
学び:30分で書けた系ブログ。
おしまいー
chihiro