”爪痕を残す”
調子に乗って連日夜な夜な本を読んでいるので眠たい片柳です。
しかも、夜中に読むべきではないタイプの本。
いつかご紹介しますね。
さて、昨日は楽しいミーティングに潜入しました。この件は、ちゃんと書きたいので、また後日ってことで、今日のテーマはこちら。
”爪痕を残す”
「一回一回、一瞬一瞬、これを常に考えて行動する。
その積み重ねが大きな成果となる。」
昨日そんなお話がありました。
私もとても大事だなって思います。
その一瞬に賭けれない人が、
一生を制するはずがない。
===
こんなことを思い出しました。
新卒採用をやっていた頃。
一次面接の面接官を(現場のリーダーたちと)担っていた私。
いや、私しかいないですからね。
基本的には一次面接はほぼ私は入る…というスタイルを取っていました。
年間面接人数500人くらい?
1日多い時で50人くらい入ったんじゃないですかね。
これね、正直酔いますよ、人に。
一次面接は
集団面接だったので、一回に5、6人。
時間にして45分くらい。
ということは、面接官の挨拶や事務的な話等も差し引くと、
一人当たり正味8分くらい。
8分ですよ、8分。
質問項目で言えば、2個か3個。
そして、私たちの面接では必ず全員に聞いた項目があります。
それは、
「これまでの人生で一番大変だったことはなんですか?」
なんの変哲もないこの質問。
でもめっちゃくちゃ多くのことが分かる質問なんです。
ま、細かいことは今日は良いとして、
私の感覚では、
8割は
・ゼミ
・バイト
・部活(サークル)
の話。
いや、話題はなんでも良いんですよ。
大切なのは中身。
500人のうち、
8割はまぁよくある
「バイト(かゼミか部活)でトラブルが起きて、みんなで話し合ってなんとか解決しました系」
いや驚くほどほとんどこれ。
トラブルの種類も、
・やっていることが上手にいかなかった系
・人間関係(特に仲間とうまくいかない)系
ほぼほぼこれ。
いや、ダメだって言ってないですよ。
そして後2割。
1.5割の中に、こんな方がいました。
「小学生の頃に、勉強がうまくいかなくて、大変でした。(終わり)」
・・・20年間の最も大変だったことがソレ…
そして残りの0.5割の中には、こんな方がいました。
「発展途上国等へボランティアでいき、そこに来た年齢も出身も違う日本人ボランティアの何名かの仲間と、どうしたらその数日だけでも現地の人たちの役に立つか?そして、そもそも生活に困っている人たちにとって、そのボランティアの数日って意味があるのか?偽善なんじゃないか?でもできることはないかって考えながらやっていました。」
ね?
===
全く同じ質問、同じ持ち時間、同じ面接の環境です。
ほぼほぼ同じ年齢。
まぁ言ったって、同じ”日本”という裕福な国に生まれ、義務教育を受け、専門学校、大学、大学院で学んでいるという
要は、
”ほぼ同じフィールド”で生きてきている人たちなはず。
ね?
ここで分かる”差”は2つ。
①同じフィールドで生きてきても語れる深さ、幅、量、質の差。
②この”面接”っていう場に”全力を賭ける”っていう集中力や気合いの差。
私のビジネスの基礎になっていると言っても過言ではない深川堅治会長の本に、こんな言葉があります。
「一度、舞台の上にあがったら、最後までプロであれ! 」
「印象に残る営業マンにならなければ十把一絡に終わる。 」
あ、十把一絡(じっぱ‐ひとからげ)が私には分からなかったので、辞書で調べたら、
いろいろな種類のものを無差別に一まとめにすること。 よい悪いの区別をしないで、何もかもいっしょくたに扱うこと。 また、数は多くても価値のないこと、らしいです。
そう、まさに、
”一瞬に賭ける”
エネルギーを最大化させるための集中力を感じます。
===
私たちエステティシャンも同じ。
お客様が8年通ってくださっていようが、今日初めて来店されようが、やることは同じ。
”この一瞬に全てを賭けて美しくする”
ビジネスとは、いや、人生とは、その積み重ねだと改めて思いました。
さて今日も、どんな一瞬が積み上げられるだろう。
そうワクワクしながらお客様へ入ります。
本日は、「『そんなあなたに翼を授けよう。』って聞いて、この曲を思い出したので、いつか使いたいと思っていてましたが、こんなタイミングで使ってしまった。でも名曲じゃないですか?私も、銀の翼を携えて、秋の夜空を 駆けてゆきたいです。」ってお話でした。
学び:橋が見たい。星が見たい。月が見たい。いろいろ見たい。あ、これは天馬ではなくて、ヤギ。
おしまいー
chihiro