OCEANー破壊と再生。そして新しい旅へー
「僕のダメなところってどこですかね?」
最近自ら引退を口にする機会が多くなった今年還暦を迎える頂点を極めた芸人さんのこのド直球に、私は、「全然辞める気ないじゃん」と少しほくそ笑みながらも、痺れるようなかっこよさを感じました。
いや、まさに私が好きなダウンタウン。
「まだまだ自らの置かれた環境に甘んじない。頂点とは、自分で決めるものだ。」
と言わんばかりのこの前のめりの姿勢に、身が引き締まる思いです。
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今回のゲストは、
伊藤英明さんと、佐久間宣行さん。
伊藤英明さんはね、流石に知っていますが、
佐久間さんは私はすみません、分からなくて、
すぐにGoogle先生に聞きましたよね。
いい時代ですよね、そういう意味では。
携帯一つで7割がたのことは分かるんですから。
残りの3割はテキトーだろうし、いや、7割だって、信憑性は0だけど、
それでも、輪郭だけはなんとなく見えるって、すごいこと。
佐久間宣行さん
日本のテレビプロデューサー、演出家、作家、ラジオパーソナリティ、YouTuber、司会者。『ゴッドタン』や『ウレロ☆シリーズ』、『あちこちオードリー』などを手掛ける。裏方には珍しく、2019年4月4日からはラジオパーソナリティとしてニッポン放送『佐久間宣行のオールナイトニッポン0(ZERO)』も担当。
”ヒットコンテンツを量産する超一流クリエーター”
そんな人が、”笑い”というフィールドをクリエートしてきた超一流アーティストと話す言葉は、面白くないわけがない。
もうね、
大興奮ですよ。
大興奮ですよ。
大興奮ですよ。
大事なので3回言っておきました。
やっぱりねぇ、その道のトップレベルの方々のトークは、
言葉も深いし、広がるし、スピード感があるし、
淀みなく切れ味が最高。
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そしてもうお一人。
伊藤英明さん。
初めて知りましたが、無類のダウンタウン好きだそうで。
一人ごっつとか、昔のVHS時代から全部持っているそうで、
画面から醸し出される気持ち悪い感じ。
そう、そんじょそこらの”好き”とは違うやつ。
変態の域。笑
はい、いい人。
はい、お友達。
そんな伊藤英明さんがアメリカに移り住んで4年くらい俳優業をされていた際に、こんなことがあったそうです。
中居くんの「英語も喋れない、アクションもできない、怖くなかったですか?」の問いに、
「怖かったです。」と。
ただ、ある現場で、
「あんた何ができるの?あんたスタントマンなの?エキストラさんなの?
そんな拙い英語で、毎日その説明しながら、あんたのケアしなければいけないの?って言われて、『私も忙しいの。普通の役者さんは、どういう役でこうやって作ってもらいたいっていうのよ』ってメイクさんに言われました。俺まだ何もやってこなかったなぁ。まずはこの人たちの心を掴むところからかなって。」
と思ったそうです。
京都の太秦に行った時もそうらしい。
「大部屋の方って、馬も乗れるし、着付けもできるし、かつらもできる。草鞋だって履ける。あんたら何できるの?自分でやりなさいって厳しさがある。だからこそ、謙虚に、チームで作っているって気持ちになれる。それと似ています」
と。
そんな言葉から、一流の人たちが、厳しさの中に飛び込むことで磨き上げられる瞬間を見た気がします。
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今回、伊藤英明さんと佐久間さんのお話を聞いて、
トップクリエーターやトップアーティスト(演者さん)って、
自ら、
”破壊と再生”を繰り返して脱皮し、
さらに洗練されていくんだなって。
飽くなき野望が、
”破壊と再生”によって磨き上げらる。
大事なのは、そこに飛び込む勇気。
だって怖いですもんね。自ら”今”を破壊するって。
綺麗事書いていますが、
破壊して、成功することなんて1%くらい?
あとはほぼ失敗でしょ。
でも、その1%の成功を夢見て果敢に破壊への道を進める人こそが、
新しい世界を観れるのだと思いました。
皆さんの血は、最近淀んでいませんか?
本日は、「伊藤英明さんが、松ちゃんをみて「(時間が)戻りますね。」とおっしゃっていました。めちゃくちゃ分かる、”あの時、あの想いで見ていた私”に、戻してくれます。音楽も同じですけどね。そして明日も頑張ろうって思わせてくれる。そんな歴史と深みのある人に、私もなりたい。」ってお話では、ない。
学び:伊藤英明さんは気が合いそうだ。好きだな。
おしまいー
chihiro