瞬時の行動力と瞬発力
昨晩のプロ野球・セ・パ交流戦
”ヤクルト対日本ハム”
一つの記事が私の目に止まりました。
日本ハムが2点リードしての九回。山崎選手に3ランを浴びた日ハムは、連夜のサヨナラ負け。大逆転の裏側で、新庄監督が清宮君に厳しく叱責する場面があったそうです。
それは九回、勝ち越し打を打った後の清宮君の走塁。清宮君は三塁へ進塁。その後の野村選手もタイムリーヒット。1アウト1・3塁となり、次の万波選手の打席でダブルスチール(2人盗塁をする)を敢行。一塁にいた野村選手がスタートを切り、キャッチャーは二塁に送球。その間に三走の清宮君が本塁を突く作戦...だったようですが、清宮君のスタートが遅れてアウト…。7点目を奪えなかったそうです。
ただ、微妙なタイミングだったので、清宮君はリクエスト(審判に映像を見てもう一度判断して欲しいってお願いする制度)を求めましたが、新庄監督はリクエストすら求めず、ミスへのいら立ちも隠さず「アウトでしょ」と語ったようです。
「プロだなぁーーーーーーーー」
記事を読んでそう思いました。
新庄監督の清宮君の対応には、賛否両論あったみたいですし、正直私は言えた立場ではないので、差し控えます。
でも、『一瞬の判断が勝敗を分けることもある』
それは、ビジネスの世界でも大いにあり得るし、勉強になるなって思いました。
プロって、技術レベルが高いとか、
知識をいっぱい持っているとか、
そんなのではなくて(もちろんそれも大事だけど)
この瞬時の判断力と、瞬発力が大事なんだと思います。
新入社員の時に、こんなことがありました。
初めての新卒採用の会社説明会。
スタッフは、私と上司のFさんと、他部署からの応援の人1人くらいだったと思います。
私も初めての会社説明会とあって、緊張して口からものが出そうでした。
受付開始時間30分前。これは新卒採用あるあるですが、学生さんって、意外と来るのが早い。30分以上前から待っている人もいます。(会社側からすれば困ることもあるので、本来は受付開始時間の10分前くらいに行くのがマナー的に素敵と思いますよ)
まだまだ受付開始には時間はありましたが、少しずつ列が長くなってきたので、少し早めに受付を開始することに。受付は、事前に予約システムから落とした名簿にチェックをしていくというシンプルなもの。
ただ、受付開始直後…
参加者名簿が「予約申込した順」に並んでいることに気づく…
しかも名簿は1枚しかない…
分かりますか?
そう
説明会に参加する人数200名強。
そんな大量の人をさばくのに、”規則性のない名簿”の中から一人一人の名前を探すのはものすごく時間がかかる…
私も上司もテンパる。
どんどん列は伸び、大行列に…
このままでは、受付に途方もなく時間がかかる...
そこで咄嗟に思いました。
「受付名簿に載っていない学生さんが万が一来たら書いてもらう予定だった” 用紙”が大量にある。ペンも大量にあるから、全員、受付のところで、名前と学校名だけ書いて入ってもらった方が早い。」
上司はウダウダ言っていましたが、そんなの聞いてはいられません。
急いで紙とペンを持って、行列の人たちに説明しました。
しかもそれがあたかも”うちは最初からこのやり方ですけど何か?”的に…。
だってさ、不手際感とか、バタバタ感見せちゃうと、参加者も不安に感じるでしょ?
・・・途中からこの方法に切り替えた私たちは、なんとか会社説明会開始の定刻の直前くらいで全員の受付を完了。説明会をスタートすることができました。
もしあの時、そのままのやり方でやっていたら…会社説明会は大幅に遅れていたかもしれません。
いや、私がすごいとかではなくて、本当はね、本当は、そもそも受付で起こりうるトラブル等を想定するくらいの想像力を持って準備しておくべきなんですよ。
説明会の帰り際
「今回は、君の判断でことなきを得たよ。ありがとう」
普段はなかなか人を褒めない上司のその一言は、新人の私にはとても嬉しくて、その後の励みにもなりました。
”瞬時の判断力、行動力が大事”
これは、ビジネスの全てにおいて言えます。
だって仕事をしていれば、いやもはや、人生において、
一瞬の判断を迫られることってたくさんあります。
でも、そんな時こそ、冷静に、ただ、スピード感のある判断をし、瞬発力を持って変化や行動へ移す。
これが大事だなって思います。
あとはもう一つ私が心がけていること。
それは、上にも書いたように、
そんな時こそ、「軽やかに」。
どうしても、瞬発力や、スピード感のある判断をするときは力が入りがち。
でも、そうしてしまうと、失敗の確率も上がります。
いかに、しなやかに、スイスイスーと、荒波をくぐり抜けられるか?サラッと変革をあたかも最初から知っていたかのようにやりこなせるか?
実は、技術や知識ではなく、そういう瞬間的な判断と行動こそが、プロとアマの違いかなって思います。
ぜひ、皆さんの”何か”の役に立てていたら幸いです。
清宮君、そして、新庄監督率いる日ハムーーーー!
頑張れっ♪(別にファンではない笑)
本日は、「「ネタさえあれば何時間でもしゃべれる」って勉強会で増田先生が言ってたけど、「分かるー♪」って最近よく思う。私もネタさえあれば、2000字くらいの文書ならすぐ書ける。これは、文章力の問題ではなく、毎日書いてきたことによる訓練の賜に他ならない(という自慢)。やっぱり継続、訓練って大事ってことですね」ってお話でした
学び:眠くて眠くて、ソロソロ目が落ちr..........
おしまいー