感情を揺さぶる
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プロフェッショナーーーーーーール!!!!!!!
スポーツは美しいーーーーーー!!!!!
あ、心の声がダダ漏れですね。
というわけで、昨晩の井上尚弥選手と
泣く…
泣く泣く泣く…
何度か申し上げてる通り、正直私は、
ボクシングのボの字も分かっていません。
野球も観るのは好きだけど、やの字も全く分かっていません。
でもさ、
ルールや概念を超えたものが、
スポーツにはありますよね。
でも、ここも大事。
スポーツは、ルールや概念があるからこそ、
そこを超えてくる感動が生まれているということ。
そう、同じ”パンチ”を武器にするものでも、
喧嘩で感動は生まれないでしょ?って話。
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一昨日だったかな?
北野たけしさんとオリラジの中田敦彦さんの対談YouTubeを教えていただいて、
速攻拝見しました。
いやぁーーーーーーー良かった。
良かった。
良かった。
井上尚弥選手がボクシング界のパウンドフォーパウンド(PFP =ボクシングや総合格闘技、キックボクシングなどの格闘技において全階級で体重差のハンデがない場合、誰が最強であるかを指す称号)だとすると、
北野たけしさんは芸術界のPFPでしょ。圧倒的に。
この動画で北野たけしさんはご自身の
「映画という芸術に対する想いや、具体的な描き方(スタイル)」を話されているんですが、
これがもう本当に勉強になる。
本当に勉強になる。
本当に勉強になる。
「たけし、早く喋るのは良いけど、そうすると関西には敵え変で。って横山やすしさんに言われた。関東弁は、早くしゃべってもリズムはあるけれども、音楽がないんだ メロディーがって。関西弁は、『アホか』って音楽がある。曲だからって、(やすしさんに)言われてこれは敵わないなって。」
ゲホーーーー!!!!!!
開始早々、ここで一回強烈なボディーパンチ。
卒倒しそうになりました。
分かりますか?
私たちエステティックの技術者もそうですし、
私みたいなブログも含めた物書きの方もそうですし、
そこに”音楽やメロディ”を感じる人と、そうでない人とがいるはずです。
これはスポーツも同じなんじゃないかな…
以前私のブログを読んで、
「文章に、ちひろさんの独特のメロディーがある」って言ってくださった方がいました。
超絶嬉しかったんですが、正直その頃はそんなこと全く考えてもいませんでした。
ただ思えば、私は人前で話す時も、文章を書くときも、なんなら毎日の生活自体も自分のペースは持っていて、
それは一種の音楽と言えるのではないかと思ったり思わなかったり。
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「映画ってね、総合芸なんでね。」
中田あっちゃんの、「映画ってそんな魅力的なんですか?」の問いに、たけしさんはそう答えていらっしゃいました。
「音楽もあるし、芝居もあるし、衣装、天候、写真の技術、それから絵画的に照明を当ててこっちから撮って寄るっていうのは、ズームか引くか…」
映画って、まだ歴史的には100年も経っていないそうです。
だから、残された余地があるのだとか。
「バイオレンスは普遍的なものだと。ありとあらゆるところにあると思うのね。感情っていうのは一番強いのはバイオレンスかなと思う。そして、あらゆるものは、衝撃に含まれると思っている。優しさが暴力になることもあるから。」
感情を揺さぶること。それは、バイオレンスである。
だから、たけしさんは1個のバイオレンスを一貫して撮っているのだとか。
ゲホゲホゲホ….
ロジックがなんともかっこ良すぎる。
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感情を揺さぶる。
たけしさんは、バイオレンスを軸に感情を揺さぶっている。
スポーツは、
勝敗を競い合うその姿と、そこには見えないプロセスを感じることで、
感情を揺さぶられている。
私は、
どんな軸で、どんな表現方法で、どんなツールを使って、
人に届け、人の感情を揺さぶるのか?
そんな問いがぐるぐるグルグル巡りました。
この巡るという行為すら、なんだか気持ちよくて、
幸せです。
今一度、自分の軸を考え直し、
そして、自分にしかできない表現を模索し、
その作品を創造、養成、熟成、
そして、教育させながら、多くの人に届けられたらなって思います。
人の心を揺さぶる。
そんな仕事を天職とで切るように、
技術者としても、表現者としても、熟成していきたいなって思います。
そのためには、やっぱりまずは経験やインプットの量産だな…
本日は「たけしさんの名言:
「君を愛しています」もバイオレンスといえばバイオレンスだろう。
泣く… 」
学び:言葉のレベルが違う
おしまい
chihiro