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18_仕組みというものは、導入した傍から陳腐化していく

私は仕事で、オペレーション構築を担う機会がよくあります。
いわゆる社内コンサル的な立ち位置で、他部門や子会社に対して、システム導入とセットで運用フローを構築したり、上手く回っていないオペレーションをゼロベースで再構築する、といった仕組みを作る仕事です。

仕組みの真価は、導入後に問われます。作って導入して、はい終わり!ではありません。
短期的な視点で見れば、まずは継続的に運用されること、運用する過程で「顧客が求めていた結果」が得られることが重要です。

そして忘れられがちですが、中長期的には、その仕組みを『磨き続けていくこと』が、より重要です。
事業を取り巻く環境や前提条件が刻々と変化するなかで、一度導入した仕組みだけは当時のまま使い続けることができるなどと、どうして考えることができるでしょう?

職人の包丁も、研がずに使い続ければ、ただのなまくら刀になり果てます。
仕組みも同じです。導入してからが本番ですよ!

<余談>
新しい仕組みを作ること自体が、相当なエネルギーを必要とします。
そのため、導入までの「構築フェーズ」と導入後の「運用フェーズ」で別々の担当者をアサインするのは、よくあることです。
『構築だけして、運用は現場に丸投げ』そういった割り切をすることもあります。コンサルティングファームしかり、私が所属する組織しかり。

そのなかで、私はレアケースのようです。
構築フェーズと運用フェーズ、その両方を一気通貫でプロジェクト・マネジメントして、遂行していますから。

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