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どうして「やりかけ」が発生するのか
クリエイターあるあると思っているのですが、「何かを作る」人って大なり小なり作りかけを溜める傾向にあると感じています。
もちろん他人事のように書きましたが、私が最たる例です(笑)
実は「頭で考えているときは最高の作品」になっているそうでして、できあがっていない作品にも関わらず、頭の中では最高の仕上がりになっている点がとても厄介です。
これは、小説になぞらえて言われることなんですが、恐らく編み物でも同じかな~と思っていて、完成していないのに「きっとできあがったら○○みたいでいい感じになる♪」と思っているのではないかと。
そして、いい感じになるはず♪と思っているからこそ、途中で手が止まっているのに後でやろうの気持ちが捨てられない様に思います。
もちろん小説も編み物も同じで、「ここまで作ったのに捨てるなんて!!!」の気持ちが百パー大きいと思います。
ここまで頑張ってきたからこそ、あと少しで完成するモノを手放したくない!!
が、しかーし!
新しいモノに挑戦したい♡ の気持ちも消せず、両方やればいっか~とのんきに思って手を出してしまうところも最高に危険なんですよね。
しかしこの思想。
どうして起こってしまうかというと「別に誰の迷惑にもならない」ということも1つあるかなと思っています。
もし納期が決まっていて、これを納品しなければ大損害が出てしまう……なんて状況であれば死に物狂いでやるはずなんです。
ところが趣味だからこそ、後回しにしても誰に被害を与えるわけでもない点もポイントかなと思っています。
ついで、成長が理由だと思っています。
小説を書くことも編み物をすることも全く同じで、成長していくからこそ「こういうの次に作りたい!」が出てきて、うずうずしてしまいます。
そこで今のやつを終わらせてから!! と強い気持ちで封じ込めればいいのですが、ひとまず触りだけでも着手しておこう……なんて気持ちが止められず、ついついやりかけをふやしてしまう。
という流れではないかと思っています。
とはいえ、これは悪いことではなくて、私は成長だと思っているのでいろいろチャレンジすることは問題ではないと思っています。
しかし、ここから学びは必要だと思っていて、1つが勇気ある撤退です。
ラジオリスナーさんはすでにご承知ですが、勇気ある撤退が自分を解放することもあります。
編み物だったらほどいてなかったことにする。
小説だったら削除するか封印する。
このどちらかです。
なくなることによって気持ちが楽になります。
1つ頭を占めていることがなくなると、別の事柄を入れることができます。
インプットとアウトプットの関係と同じです。
そして、この勇気ある撤退を実現するために必要なことが1つあります。
「早くできるようになる」ことです。
編む力も書く力も、早さこそ自分を守ることができます。
早く編めるからこそ、勇気ある撤退が怖くなくなります。
早く書けるからこそ、勇気ある撤退が簡単にできます。
じゃあ早くできるようになるために必要な事って何?
と言う話ですが、私個人的には「大物に挑戦すること」だと思っています。
大物に挑戦すると、最初は時間がかかるのですがだんだんと早く編めるようになります。
小説だと早く書けるようになります。
ブログも同じです。
長い文章を書けるようになると、早くなります。
短い文章なら捨てることも怖くなくなります。そこまでの修復に時間がかからないからです。
ぜひ、やりかけが溜まりがちで終わらない方。
大物に挑戦して早さを身につけましょう♪
勇気ある撤退があなたを楽にするかもしれません(^^)