魔法の使い方
魔法の使い方 その1 宇宙はやさしいおじいちゃん。。。
魔法の使い方をこれから少しずつ書いていこうと思います。これは、私が今まで使ってきてうまくいったやり方で、誰にでも簡単に使える魔法です。
魔法といって、要するに「現実は自分が創っている」というあのことを、ただ起こったことを自分のせいにするというようなパッシブな使い方だけじゃなくて、積極的に使ってみようというようなことです。新しいウェイブスペルが始まったときに、この13日がどういう風になったらいいと思うかを書くというのも、魔法の使い方です。次の13日間に何がすべて起こり得るかは本当にわからないものです。思ってもみなかったようなことが、ふいに実現していることもあります。時間とは、実はすべての可能性に開かれている時空なんです。その力を使ってみるために、まずは宇宙は何でも与えてくれようとしているおじいちゃんみたいなものなのだと思ってみて下さい。望んだら本当にくれるような存在なのだと思ってみて下さい。私たちは、何かを望もうとするとき、どうしても今まで自分が経験してきたことから判断してしまうんですね。自分にはどうせできないだろうとか、こんなことは無理だろうとか思ってしまう。魔法を使うには、実はこの枠を一度開けることがとても重要なんです。宇宙がもし、自分のことがかわいくてたまらなくて、何でも買ってくれようとするおじいちゃんなんだったら? まずはそう思ってみて下さい。おじいちゃんというのは、親と違って、子供の教育上どうだなんてことは考えないものですね。何がいいとか悪いとかそんなことじゃない。ただ孫が喜ぶと思ったら、そのためには何だって見つけてきて、三倍も買ってやろうとするのがおじいちゃんです。もちろん、人間のおじいちゃんだったら、持ってこられないものもあるだろうけれど、宇宙のおじいちゃんにはそんな制限はありません。何だっていくらでも持ってこられるんです。ただ孫が喜ぶというだけの理由で。神さまやハイヤーセルフに出会う経験をした人なら、それが本当にこんな宇宙のおじいちゃんみたいな存在なのだということがわかると思います。 そういうおじいちゃんのような存在が、本当に誰にでもついているんです。
もしそう思えなかったら、仮にもしそういうおじいちゃんがついているとしたらどうだろう、と想像してみて下さい。何だか心がポッと暖かくなったような、うれしいような気がしてきませんか?
本当にそういうおじいちゃんがいて、望んだことは何でも実現するとなったら、案外それほど大きなことを望まないかもしれません。「会社の社長になりたい」とか「億万長者になりたい」とか、世間でかっこいいとかすごいとか言われているようなことを自分が望んでいるように思ったりするんですけど、本当に実現するとなったら、そんなものを望んではいないことがわかるかもしれません。そのとき、本当の自分の望みは何なのかに気づくと思います。 とにかく、自分の本心の望みの方が実現することになっているんです。だから、まずは自分の本当の本心の望みを知ることが大事です。それが、魔法を使うための第一歩です。 だから、一つのウェイブスペルが終わったときに、最初に思ったことが実現していない代わりに、それが自分の本当の望みではなかったことに気づくということもあるわけですね。
魔法の使い方 その2 本心の望みかどうかを知るには。。。
魔法を使うには、まず自分が望んでいることが本心から来ているかどうかを知るのが重要です。何故なら、本心の望みならば叶うことになっている らなんです。本心の望みかどうかを確かめるには、いくつか方法があります。
たとえば、もし本物の魔法使いみたいな人が来て、その望みを今すぐ叶えてあげると言ったと想像してみて下さい。私は人のために魔法が使えると思っていた時期があったので、こういうことを人に本気で言ったことがよくあるんですが、そうすると実に面白いことが起こるんです。かなり多くの人が、いやそんなことはやっぱり望んでいない、今のままが幸せだって言うんですね。そして、それまでこれがないから自分は不幸だと嘆いていたのに、それっきり嘆くのをやめてしまったりもする。
これがどういうことなのかというと、私たちは「ooがないから、自分は不幸だ」という設定で生きることに慣らされてしまっていることが多いっていうことなんですね。人並みにこれとあれがそろっていないと、とかああいうのですね。で、その結果どうなっているかというと、絶えず「自分は 満たされていない、自分は不幸だ」という現実を自分で創って生きていることになるんです。これは本心の望みではないので、いくらがんばっても やっぱり実現しないし、たとえ実現しても、やっぱり嘆き続けているっていうことになると思います。そういう設定になっているので。 設定を変える方法については、この後の「魔法の使い方」で説明しますね。
魔法の使い方 その3 本心の望みはどんな感じ?
魔法の使い方のその2では、望みが本心のものかどうかを確かめる方法を書きましたけれど、それでは本心の望みというのはどういう感じなのかですね。 「私はOOをしたい」と言ってみて下さい。身体の真ん中の背骨のあたりがゾワゾ ワするというか、子供みたいにドキドキワクワクする感覚がしたら、それはまず本 心の望みです。こういう望みは、嫌でも現実化します。現実がそういう設定ですで に動き出していると思っていいです。
そういう望みは、でもそんなことあり得ないとか、そんなこと人に言うのも恥ずかしいとか思えるかもしれません。何か子供っぽすぎるように思え るんですね。でもそれは、それまでそういう設定で生きてきたということにすぎません。「そういうことはあり得ない」ということにしてあったっていうことです。だから実現もしなかったんですね。
でも、それを望むと決めたら、その瞬間から設定が変わっていくんです。望みが実現する方向に意識が向き始めて、そういう情報に目がいくように なったりするし、チャンスがある時にパッとそれに気づいたりするようになる。まるで魔法みたいなシンクロが起きたりもするんですが、前だったら同じことが起きても意識に上らなかったと思います。
人が不可能と思っていることって、単に「それはない」という設定にしてあるからそう思えるにすぎなかったりするんです。設定がそうなっている から、できない理由や失敗した例ばかりが意識に入ってくる。 だから、たとえこんなことが起こるなんて信じられないと思っても、それはあり得るということにしてしまうと、急に成功した人の話とかが目に入っ たりし始めます。そうすると、あり得るという意識が強まってくるし、実現のための情報がどんどんと入ってきたり、そういう人間関係ができてき たりします。そのうちには、あり得ないと思えたことの方が信じられないように思えてくるかもしれません。
魔法の使い方 その4 設定を変えるには。。。
今日の魔法の使い方では、設定の変え方について説明します。これはいろんな方法があるので、皆さんもどこかで聞いたことがあると思います。ここでは、私がいつも使っていて、かなりうまくいっている方法をご紹介します。これは、設定を一方的に変えるというのではなくて、設定を変えることについて、自分の身体と相談してみるみたいなやり方です。その意味でマイルドな方法なんですが、効果は抜群です。まず、設定したいことを「私はOOをする力がある」という風に言ってみて下さい。そして、身体がこのことをどう感じているかを感じてみて下さい。もし、身体の中から暖かくなってくる感覚がして、身体が喜んでいる感じだったら、OKです。不安な感じがして、引いている感じがすることもあると思います。そういう時は、自分の身体に向かって、宇宙がちゃんと助けるから大丈夫だとか 何とか言い聞かせてみます。それからまた「私はOOをする力がある」と言ってみます。身体が納得するまでこれをやるわけですね。
それから次に、「私はOOをする権利がある」と言ってみて、また同じように身体の反応をみて、身体が納得するまで言い聞かせます。 それから「私はOOをする望みがある」と言って、また同じようにやります。最後に「私はOOをする意志がある。そう決めた」と言ってしめます。これで設定はもう変わっています。この方法が面白いところは、自分がどの辺に不安を持っているのかがわかるっていうところなんです。能力に自信がないのか、まわりの人に遠慮してしまうからなのか、とかですね。それを自分の身体と相談しながらじっくりと変えていくんです。
魔法の使い方 その5 過去を書き換える。。。
さて、魔法の使い方ですが、もう魔法を使ってみた人もいると思います。案外誰でも簡単に使えるっていうことがわかったのじゃないでしょうか? 実は気づかずにけっこう誰でも使っているものなんですね。ところで、自分が実は魔法を使っていたということがわかると、今度はそれを意識して 使うこともできるようになる、とそういうことなんです。
今日は過去を変える方法について説明します。自分はこういう過去があるからこうなのだ、とか、こういうカルマがあるから、こういう過去生があるから今の自分はこうなのだ、とかいうことをよく言いますけれども、この「過去」というものも、実は現在の自分が設定していることにすぎなかったりするんです。だから、設定を変える時、実は過去も一緒に変えているということになります。少なくとも、現在の設定を変えようと思ったら、 過去も一緒に変えてしまう方が効果的だということは言えると思います。私はずっと父親が私にとっていい父親ではなかったので、自分に自信が持てないのだと思っていました。それでずっと父が理想の父であったらと思っていたんですが、父は変わらないままに7年前に亡くなってしまいました。もういくら期待してもしようがない。そうなった時に、事実がどうであ ろうと、父は私にとっていい父親だったのだということにしてしまおうと思ったんです。そして、昨日説明した設定を変えるやり方で、そういう設定に変えてしまいました。
すると驚いたことに、その瞬間から父のいい思い出ばかりが意識に上ってきたんです。さっきまで嫌な思い出ばかりが浮かんでいたのに、それがすっ かり影が薄くなってしまいました。それで、父はある意味本当にいい父親だったんだなと思えたんです。どうしてそういういい思い出を忘れていたのかと思いました。それは単に私の設定がそうなっていたからだったんですね。だから意識に上ってきていなかったんです。その代わりに嫌な記憶 ばかりが意識に上るようになっていた。
だから、過去がこうだというのも、固まったものでもなんでもなくて、実は現在の設定から来ているにすぎないんです。だから過去は変えることができます。過去と一緒に現在と未来も変えることができるんです。
これが時間の魔法です。4次元の時間感覚では、時間は直線的にしか流れていないと思えているので、過去は固まったもの、変えることができない ものと思えていますが、実は時間にはパラレルがたくさんあって、自在に構築することができるものなんです。これは5次元以上の意識世界です。
魔法の使い方 その6 なかったことにする魔法
さて、今日も魔法の使い方について少し話します。昨日は、過去を変える方法について書きましたけれど、実は今までもやっていたことに気づいた人もいるかもしれないですね。魔法というのも、実は皆知らずに使っていたりするんです。本当は誰もがどこかで知っていることなのかもしれないですね。昨日説明した過去を変える方法というのは、過去がこうだったという解釈を変えるようなことですけれど、今日はそれよりさらに魔法っぽい過去の 変え方を説明します。たとえば、包丁で指を切ってしまったというような時ですが、これを「なかった」ということにするんです。指を切ったら、傷口ができて血が流れてきますけど、その傷口に包丁をぎりぎりのところまで近づけて、「ほら、何も起こらなかった!」と言うんです。これを3回くらい繰り返します。すると、指を切ったショックが消えてきて、痛みが和らぐのがわかると思います。血が止まって傷口がふさがってくることもあります。そこまで行かなくても、そうやっておけば、傷の治りがいつもより格段に早いのがわかると思います。
これがどういうことなのかと言ったら、私たちの身体も実は設定によって反応しているっていうことなんですね。「何も起こらなかった」というこ とにすると、大したことがなかったかのように傷が治っていったりします。アボリジニのシャーマンなんかは、骨折を即時に治してしまったりするそうですけれど、そういうことも現実にあり得るんですね。私はこの方法を使い始めてから、ケガしても包帯もバンドエイドさえほとんど使うことがなくなったくらいなので、かなり効果的な方法だと思います。いつもなんということもなく治ってしまうんです。階段からすべり落ちて尾てい骨が折れたと思ったくらいぶつけたこともあったんですが、その時も半日くらいで治ってしまいました。だから折れていたかどうかもわからないです。その時は3回だけじゃなくて、15分くらいは「何も起こらなかった!」を続けていましたが。
効果ばつぐんで、誰でも使える簡単な魔法です。
魔法の使い方 その7 時間旅行。。。
今日は時間旅行のやり方を説明します。「魔法の使い方その6」ではケガをしたりした時に「何も起こらなかった」ことにする魔法をやりましたけれど、あれも一種の時間旅行です。その時に戻って、過去を書き換えてくるわけですね。今日はもう一歩踏み込んだ時間旅行のやり方を説明します。たとえば、過去の嫌なことが引っかかっている時ですが、その時点に意識を戻して、やり直してくるということが、6次元では可能になります。幼児期に傷つけられた経験でもいいし、昨日誰かとぶつかって言い返せなかったとか、そういうことでもいいんですが、まずはその時のことをできる限りリアルに思い出します。幼児期のことでよく覚えていなかったら、想像でもいいので、とにかくその場にいるような感じでイメージして下さい。
それから、その時の自分にどうしたいのかと聞いてみたり、まわりの人にどうしてそういうことをするのかと聞いてみたりします。何か答えが返ってくると思います。返ってこなかったら、適当に想像してみればいいです。それだけでも、もう問題は解けているかもしれないですね。それから、どういう過去だったらよかったと思うような状況をイメージします。言いたいことがあったのに言い返せなかったという時は、それを想像で相手に言って下さい。ぜんぜん別な状況に変えてしまってもいいです。
私は生後3カ月の時に乳児院に入れられていたことがあって、それから自閉症みたいに感情を示さない子になってしまったんだそうです。かなり最近まで対人恐怖がひどかったんですが、それもその頃から始まったことだったんです。それで、あるときその時に戻って、両親が私を乳児院に入れようとしたけれど、やっぱり思い直して入れなかったということにしてしまいました。ずっと愛されて大事にされてきたということにしてしまったんです。それから、だんだん人を信頼することができるようになっていった気がします。
魔法の使い方 その8 過去生を書き換える魔法
昨日は過去に戻って過去を書き換える時間旅行のやり方について説明しました。もう魔法を使ってみて、けっこう簡単に魔法が使えてしまうという ことがわかったんじゃないかと思います。実はけっこう誰でも気づかずに使っていたりするんですよね。本当は誰もが持っている力なんです。ただ、意識してそれをやってみると、現実がいかに奇跡に満ちているかがわかるんじゃないかと思います。
今日は、過去を変える魔法からさらに一歩進んで、過去生を書き換えるやり方を説明します。過去が書き換えられるなら、過去生も書き換えられるんです。原理はまったく同じです。たとえば根強い恐怖感を持っていて、それが過去のトラウマとか幼児期の体験とかでもどうしても説明できないということがあります。過去のトラウマを書き換えても、完全には治らない。その場合、過去生のあるできごとがトラウマになって、現在まで影響している可能性があります。つまり、 あのカルマっていうやつですね。それなら、過去生のその時点まで戻っていって、書き換えてくればいい。 やり方は、基本的に過去を書き換えるやり方と同じです。問題になっている過去生の時点のことを、なるべくリアルに思い浮かべます。はっきりした記憶がなかったら、想像でもいいです。服装が現代風だったりとか、変なイメージが出てきたりするかもしれないですが、かまいません。肝心な ところはだいたい合っているはずなので。そして、その時の自分に何をしようとしているのか、何をしたいのか、とか聞いてみたり、まわりの人にどうしてそんなことをするのかとか、どんな気持ちなのかとか聞いてみたりして下さい。答えがはっきりしない時は、想像でもいいです。自分で勝手に考えていると思っても、だいたい重要なところは外れていないものなんです。
それだけでも、問題はもう解けているかもしれません。それでもまだ解けていなかったら、その時の状況を望むように変えてみます。たとえば、魔女狩りにあって火あぶりになった記憶が恐怖感の原因になっているとしたら、「魔女であって何が悪い!」と開き直って、魔女の術のすばらしさを教えたら、皆が感心して魔女狩りがなくなった、とか。この辺はかなり荒唐無稽かもしれませんが、現実的にどうなのかということは、まあどうで もいいんです。時空を超えた世界なので。ただ、自分の感覚として納得できるっていうことが大事です。変えた瞬間、溜飲が下がる感覚がして、身体が熱くなるとか、何かが解けて力が内から湧いてくる感覚がするんじゃないかと思います。
そうなったら、もうカルマは解けています。
魔法の使い方 その9 自分の身体と話す魔法
昨日の魔法の使い方では、過去生を書き換えるやり方を説明しましたけれど、今日は自分の身体と話す魔法をやってみたいと思います。たとえば身体のどこかが痛むとか、こってガチガチになっているとか、重苦しい感じがするとかいう時ですね。そういう時には、その身体の部分が何か伝えたいことがあるときなんです。身体が痛むというのは、その箇所に表現されていない感情が抑え込まれているからなんだそうです。外に出すまいとして抑えつけているから、筋肉がギュッとなって痛むっていうんですね。そういう時は、その箇所に指を当てて抑えてみて下さい。そして、どんな感情が抑え込まれているのかとその部分に聞いてみて下さい。指で抑えると、筋肉の収縮が和らいで、抑え込まれていた感情が出てくるのがわかると思います。思ってもみなかった感情が出てきてびっくりするかもしれません。どうして痛んでいるの? 何があったの? 何を言いたいの?」とか、すねている子供に話しかけるみたいに優しく話しかけてみて下さい。それだけでも痛みがかなり和らぐと思います。意外な答えが返ってくるかもしれません。そしたら、「気づいてあげなくてゴメンね。これからはちゃんと守ってあげるからね」とか何とか、やっぱりすねている子供をなだめるみたいに言うんですね。そうすると、子供が心を開いて笑うみたいな感じがして、その部分が和らいでくるのがわかるかもしれません。「今は治りたくない。働きたくないから」とかいう答えが返ってくることもあります。病気やケガは、身体の安全装置みたいなところもあるんですね。最悪の事態を避けるために、動きたくても動けない状態になる。そういう時はまあ治らないでもいいっていうことなんですが、それでも治ろうと思ったら、働かなくてもいい状況を作らなきゃならない。「わかった、わかった。私がちゃんと話してあげるから......」とか何とか、やっぱり子 供に言うみたいに言ってみるといいと思います。そういう風に言っていると、そのうち自然になんとなくなりゆきで、働かなくてもいい状況ができたりします。
私は前に自然食料品店で、開店前に野菜を並べてくるっていう肉体的にハードなバイトをしていたことがあるんですが、1年半くらいした時に、慢性的な膀胱炎になって働けなくなってしまいました。その時は魔法の技とかホメオパシーとか何を使っても、どうしても治らなかったんです。これはバイト辞めないかぎり治らないなと思いました。そうしたら、雇い主との間に誤解とかいろいろあって、そのままもう働かないで辞めることがで きる流れになったんです。本当は膀胱炎になる前から、もう辞めたかったんですよね。そしたら、病気になって働けなくなり(というか、働かなくていい状況になり)、そのまま辞められることになった。それから、本を書いたりすることができるようになったんです。災難というのも、実は天の導きだったりするんですね。
魔法の使い方 その10 ものや人の魂と話す魔法
昨日の魔法の使い方では、自分の身体の部分と話すのをやりましたけれど、今日はまわりのものや人の魂と話すやり方を説明します。基本的には、自分の身体と話すのと同じです。意識をフォーカスして、子供に話しかけるみたいに優しく問いかければいいんです。車や電動アシスト自転車に名前をつけて話すとよく走ってくれる、ということを言っていた人がいましたけれど、そういう感じです。機械や物にも魂みたいなものがあって、人の思いにちゃんと応じてくれるんですね。
植物が好きな人は、植物に話しかけたりしています。ちょっと乱暴な話ですが、私のオーストリアの生け花友達は、花が咲かないときは、「今度咲かなかったら、コンポストに放るからね!」と言うと、花を咲かせるんだと言っていました。彼女によると、これをやる時は本気でそう思ってやらないとダメなんだそうです。これがどういうことかというと、つまり言葉ではなくて気持ちの方が伝わるっていうことですね。魂と魂の会話です。だから、本気の本当のところで会話する。
人の魂と話す時は、相手がそこにいる必要はなくて、ただその人のことを思い浮かべます。たとえば、ある人と行き違いがあって、言葉では通じないような時、その人の魂と会話してみるといいです。そういう時、大事なのはなるべく身体の力を抜くことです。行き違いがある時は、悲しみや怒りや寂しさやいろいろな感情が出てくると思います。そういう感情があると、身体のどこかが緊張してこわばっています。ある感情で身体がこわばっている時に、相手の魂と会話しようとすると、本当の魂の声ではなくて、自分の感情を投影してしまいます。だから、なるべく力を抜くんですね。
力を抜くと、怒りや悲しみは別のものに変わって消えていきます。そうして心が開いた状態になったら、相手の魂に呼びかけて、どういう気持ちなのかとか、どうしてそんなことを言ったのかとか、尋ねてみて下さい。意外な答えが返ってくるかもしれません。
私は一緒に暮らしているパートナーとよく行き違いがあるんですが、彼は腹を立てると耳をふさいでしまう人なので、話し合いにならないんです。それで、よく彼の魂と会話をしています。「どうして私の話を聞こうとしないの?」と問いかけると、意外なことに怒りの感情ではなくて、申し訳ないという思いが伝わってきたりしました。私の話がよく聞き取れないし理解できないから、ついイライラしてしまうっていうんです。それじゃ仕方ないなと思ったんですが、でも話を聞いてもらえないのは嫌なので、「彼はいつも私の話を聞いてくれる」ということにしました。あんまり現実的でもないと思ったんですが、とにかくそういうことにしたんです。 するとしばらくして、彼がいつもと違って私に気をつかっているのがわかったんです。で、それ以来、本当に話を聞くようになったんですよね。
魔法の使い方 その11 誰かの能力をもらう魔法
昨日はものや人の魂と話すやり方を説明しましたけれど、今日はさらに進んで、他のものや人になる魔法の使い方を説明します。次元のところで話したように、9次元の意識世界になると、他の魂に自由に行き来することが可能になるんです。私=あなたになることができる。
たとえば、もし誰かの能力がうらやましいと思ったら、その人になってしまうということができます。その人のことを思い浮かべて、「私はOO だ」と言ってみて下さい。自分がその人の中にすぅっと入っていったような感じ、あるいはその人が自分の中にすぅっと入ってきたような感じがす ると思います。そうしたら、その人の目でまわりを見てみて下さい。世界が今までとは違って見えていると思います。話す言葉や姿勢も変わっているかもしれません。
ハワイのシャーマンが言っていた話ですが、あるときふいに馬に乗って皆で出かけることになったのに、彼はずっと昔に馬に乗ったことがあるだけで、どうしていいかわからなくて困ったそうです。それで、馬の名人に「なる」ことにして、「俺はジョン・ウェインだ!」と言ったそうです。そしたら、どういうわけだか見事に馬に乗れていたそうです。「俺は空手の名人OO!」と言ったら、ヤクザとやり合って勝てたって言っていた人もいました。どうしてこういうことが起こるのかわからないんですけれど、きっと人の経験というのはその人の中にだけしまってあるのではなくて、宇宙の中で共有されているものだからなんでしょうね。それが見えてくるのが9次元の意識世界です。だから、その次元までくると、人の経験も能力もすべては誰にでも提供されていることがわかります。そしてまた、自分が経験したり学んだりしたことも、別に人に話したりしなくても、それだけで世界に何かを与えていることになるわけですね。9次元ではそれが見えてきます。 だから、もう「私はOOができない」と思ってジリジリすることはありません。その力は実は誰の中にもあるんです。宇宙にあるすべてのものは、「私」でもあるので。
魔法の使い方 その12 ー 宝の見つけ方。。。
昨日の魔法の使い方では、誰かになるやり方をやりましたけれど、今日は宝を見つける方法を説明します。自分が何かを持っていないと思う時に、それを手に入れるやり方です。
昨日の魔法では、9次元の意識世界になると自分が持っていないと思っている能力もすべて自分のものにできるということを言いましたけれど、自分が持っていないものを手に入れるのも、同じようにできるんです。9次元の意識世界になると、人と人の間の境が架空のものでしかないことがわかるからですね。つまり、ないと思っているのは、境があると思っているからなので、その境を開けばいい。
よくコップの水は「半分しかない」とも言えるし、「半分もある」とも言える、ということを言いますけれど、どんなにないと思っても必ず半分は あるはずなんです。たとえば、いくら自分がきれいじゃないとか女性的じゃないと思っても、魅力的なところが必ずあるはずです。そしたらそこだけにフォーカスして、「私はきれいだ」と言ってみて下さい。もし身体が暖かくなって、うれしいような恥ずかしいような感じがしたらOKです。それで境は開いたはずなので、あとは宇宙から入ってきます。
もしそれでうまくいかなかったら、「もし私がすごくきれいだとしたら?」と思ってみて下さい。この方が簡単にできるんじゃないでしょうか? 現実上でどうなのかなんていうことは考えなくていいわけなので。そして、人に会う時にも、何か言う時にも、服を選ぶ時にも、「もし私がすごくきれいだとしたら、どういう風にする?」と思ってみて下さい。
これをやっているうちに、いつの間にか人にきれいですねと言われるようになっていると思います。
私はお金が稼げなくて困っていた時に、「もし私がすごい大金持ちで、値段を見なくてもいいくらいにいくらでもお金があるとしたら、どうする?」と、お金を使う度に考えるようにしていました。すると、それまでお金がないないと言いながら、実はすごい無駄づかいをしていたことに気がついたんです。そして、お金を使っていてもちっとも豊かな気持ちになっていなかったことに気がつきました。結局、お金があるのかないのかというのも設定の問題だったんです。「私はお金が稼げない。だからお金がない」という設定になっていたから、ある分のお金は無駄なことに使ってしまい、そのことに自分では気がついていなかったんです。そういうときには、お金が入ってくる道があっても、それは自分にはできないとか、現実的じゃないとか思い込んで、わざわざうまくいかないやり方をしていたりします。それは単に設定がそうなっているからなんです。 お金でも何でも、客観的に見てあるのかないのかということは、あまり重要なことではないんです。「ある」ということにしてあるとだいたい間に合うことになっているし、必要な時にはいつもちゃんと入ってくるのがわかると思います。
魔法の使い方 その13 未来の自分と話す魔法
ゼロ次元に戻ったところで、今日の魔法の使い方は、未来の自分と話す方法をやってみたいと思います。 過去も現在も未来も、すべてが一つになっているのがゼロ次元。過去の自分と話したり過去を書き換えたりすることができるなら、未来の自分と話すこともできるはず。もし、先行きのことが気になって、どうなるのかと不安になっていたら、あれこれと考えるよりも、未来の自分と話してみるといいと思います。 今思いつくことというのは、今の自分が知っていることの範囲を出ないものなんです。でも、時間はあらゆることを可能にする力を持っています。ほんの13日前の自分を思い出してみても、思ってもみなかったような変わり方をしているのがわかると思います。まず、気になっていることが未来にはどうなっているだろうと考えてみます。一年先とか十年先とかの自分を呼び出してみて下さい。そして、気になっていることがどうなっているのかを聞いてみて下さい。
今心配なことも、案外何でもなく解決しているのがわかるんじゃないでしょうか? その時から今を振り返ってみて、「あの時は大変だったけど、あれがあったから今の私がある」と懐かしく思い返しているかもしれません。もし気に入らないことがあったら、気に入るように書き換えて下さい。未来は決して決まっているものではないんです。過去が書き換えられるように、未来も自由に書き換えられます。そういう時は、「今までの未来はそうだった。でも、これは変わり得る。私はooの未来にする」と言ってみて下さい。もし、胸の真ん中のあたりがポッと火が灯るみたいに暖かくなったら、未来はもう書き換えられています。 これを現実にその時になって振り返ってみると面白いです。たいていの場合、思ったことよりももっと素敵なことになっていることがわかると思います。
魔法の使い方 その14 ないものを「ある」にする魔法
ないものをあることにする魔法です。これまでに、あったことを「なかったことにする」魔法をやりましたけれど、ないことにできるなら、「ある」ことにもできるんです。「ある」も「ない」も設定の問題にすぎないからです。
たとえば、チョコレートが食べたいのに、チョコレートがないという時、あるいはある理由で食べられないような時ですね。「食べられない」と思うと、ますます食べたくなります。「ない」ということにイライラして、チョコレートのことしか考えられなくなったりします。こういう時、「チョコレートを食べている」ということにするんです。 食べたい食べたい、と思っている時、身体のどこかが緊張して硬くなっていると思います。胃のあたりとかアゴのあたり、肩とか手のあたりかもしれません。そのあたりの力を抜いてリラックスさせて下さい。 そして、「私は今、チョコレートを食べている」ということにする。チョコレートの味や口の中で溶ける感触、鼻へ抜ける香りなどをできるかぎり リアルに想像して下さい。それを気が向くまで続けて下さい。現実にチョコレートを食べたみたいな満足感があるんじゃありませんか? 現実のチョコレートよりも、ずっと満たされた感じがするかもしれません。いずれにしても、「チョコレートが食べられない」という飢餓感は消えていると思います。
この魔法は「ない」という感覚に悩まされていたら、何にでも応用できます。誰かに会いたいとか、どこかへ行きたいときにも、同じように「会っている」「そこにいる」ということにして、その気分を味わってみて下さい。さっきまでの哀しい気分が消えて、満たされた気分になっているのがわかると思います。
魔法の使い方 その15 龍を飛ばす魔法
その15では、いよいよ「龍を飛ばす魔法」をやってみようと思います。 たとえば、誰かにムカムカする時、それはその人のことを気にして、自分の本当にやりたいことができないと感じているからです。それは龍です。イライラするのは、あなたの中で眠っていた龍が目覚めたということを示しています。
その龍に、「出てきてもいい! 怒ってもいい! まわりのものを跳ね飛ばしてもいい!」と言ってあげて下さい。お腹のあたりが暖かくなって、光が生まれた感じがしたら、OKです。それだけでも、イライラが消えているかもしれません。
もしまだイライラした気持ちが残っていたら、その感情を龍に与えて、相手に向かって思いっきり龍を飛ばして下さい。龍が白い光になって飛んでいくのが見えるかもしれません。モヤモヤしていたものがスーッと晴れるような感じがしたら、OKです。それでもモヤモヤしていたら、気がすむまで龍を飛ばし続けて下さい。これで龍はその人のところへ行って、あなたの思いを伝えたはず。しばらくしたら、相手の態度が変わっているかもし れません。
これは、相手に直接感情をぶつけるよりも、効果的なやり方です。
自分の感情に完全にOKを出すっていうことが、龍を飛ばすときのコツだと思います。何故なら、完全のOKを出せているとき、それは自分に対する愛のエネルギーになっているからです。その力は龍になって相手のところに飛んでいきます。そうでないとネガティブな念を飛ばすことになってしまうので。怒りやイライラみたいな感情でも、完全にOKが出せると龍になって飛んでいきます。するとそれが実にパワフルな創造的な力だったことがわかると思います。
魔法の使い方 その16 ネガティブな設定を外す魔法
その15では、龍を飛ばすやり方を説明しました。これは昔だったら呪術の秘儀に属するような技だったと思います。でも、原理がわかってしまえば、けっこう誰でも簡単に飛ばせることがわかったんじゃないでしょうか? スレッド上のワークショップでこの魔法を紹介したときも、皆さんすぐに上手に飛ばしていました。
その16では、「ネガティヴな設定を外す魔法」をやってみます。たとえば、「自分はいつも怒られるハメになる」と思っている人は、そう思っていると、現実にちゃんと怒られるハメになります。こういうのはなかなか自分では気がつかないんですが、わざわざ怒られるような言い方をしていたり、わざわざ怒りっぽい人のところへ行って、その人が怒るようなことをしてしまうんですね。そういう設定になっているので。
もしそういう設定を外したいと思ったら、「私はいつも愛される」ということにしてもいいんですが、もしそれがうまくいかない時は、奥の手があります。「私は、自分はいつも怒られると思っている」と呪文を繰り返すみたいに33回続けて言って下さい。「いつも怒られる」じゃなくて、「怒られると思っている」です。この違いは重要です。でないと逆になってしまうんで。 33回言い終わった時に、何だかホッと力が抜けて、身体のどこかが暖かい感じがしたら、OKです。それで設定は外れています。いつも怒っている人の態度が変わっているかもしれません。
魔法の使い方 その17 ネガティブな感情を外す魔法
「魔法の使い方 その16」では、ネガティブな設定を外すやり方をやりましたけれど、今度はネガティブな感情を外すやり方を説明します。たとえば恐怖心が湧いてきて困った時には、「恐がってもいいんだよ」と自分に言ってみて下さい。恐がって泣いている子供をなぐさめるみたいに 優しく「いいんだよ。恐がってもいいんだよ。それが当たり前なんだから」とか言うんですね。恐怖心が続いている限り、それを続けて下さい。もし、お腹のあたりが温かくなってきて、恐がっている子供が「やっとわかってくれた!」と喜んでいるような感じがしたら、OKです。しばらくすれ ば、驚く速さで恐怖心が消えているのがわかると思います。
不安な時とか怒りが湧いてきたとき、ヤキモチでジリジリしているとき、何でもいいんですが、同じように、その感情を持ってもいい、当たり前なんだから、と言うと、その感情に支配されなくなります。これがどういうことかというと、ネガティブな感情と言われるものは、何かを伝えるため に起こっているサインだからなんですね。感じてはいけないと思っていると、無視された子供が何とか伝えようとするみたいに、ますます頑固にな ります。「感じてもいい」と言うと、伝えようとしていることを受け取れる状態になるわけですね。だから「感じ切る」ということが速やかにできる。それで感情は消えていきます。
もし、湧いてきた感情が自分の状況と合わないように思える時は、誰か他の人の感情を受け取ってしまっているのかもしれません。その場合は、その人に向かって言うような気持ちで、「そう感じてもいいんだよ。それが当たり前なんだから。それでいいんだよ」と言って下さい。誰の感情なのか見当がつく時はその人を思い浮かべて言います。もしわからなかったら、とにかくその感情を持っている人、と思って言って下さい。何かがスッと晴れるような感じがしたら、OKです。それでその感情は消えていくと思います。
他の人の感情を受け取ってしまうのは、それが自分が感じまいとしている感情だったりするからなんですね。感じまいとしているから、誰か他の人が代わりに感じていると思ってもいいと思います。「その感情を感じてもいい」とその人に言うと、同時に自分にもその感情を許すことになるんですね。それでその感情は去っていく。消えるというより、統合されて調和する、と言った方がいいのかもしれません。排除するんじゃないんですね。受け入れるとそれで調和する。そういう感じです。
魔法の使い方 その18 呪いのかけ方・外し方
今度は、呪いのかけ方を説明します。といっても、呪いをかけることをお勧めしているわけではないんです。呪いというのはどうやってかけるのかがわかったら、呪いを恐れる必要がないのがわかると思います。そして、呪いの本質がわかったら、誰かに呪いをかけようなんていうことは絶対に思わなくなると思います。
たとえば、誰かの事業が失敗すればいいと思うようなとき、その人にその事業が必ず駄目になると信じさせるようにします。あれやこれやが失敗する確かな徴だと思わせたり、予言者みたいな人が悪いメッセージを受け取ったとか伝えたりします。その人が不安に取り憑かれたら、その人は自分で事業が駄目になるような現実を作り出します。これが呪いの仕組みです。
もし呪いをかけられたと思ったら、呪いをかけた人に向かって、「それはあんたの現実だ! 私のじゃない!」と強く言って、龍を投げて下さい。それから、失敗モードになっている未来を思い浮かべて、望むように書き換えて下さい。不安な思いが和らいで、ホッと暖かくなる感じがしたら、OKです。それで呪いは外れています。
呪いをかける人というのは、他人のことのつもりではあっても、不幸や災難の状況に意識をフォーカスさせるわけですね。そういうことに意識をフォーカスしていると、そういう状況が自分の現実にも現れてきます。少なくとも、「人に害を与えるようなことをしなければ、自分は幸せになれない」という設定でその人は生きています。現実の設定というのは逆もしかりなので、そういう設定で生きていると、人に害を与えられるような状況も引き寄せているはずです。
ただ多くの場合、呪いは悪意があって故意にかけているのではないかもしれません。それが呪いをかけることになっているとは知らないでやっていることがかなり多いんじゃないかと思います。
たとえば、親とか先生みたいな人が相手のことを心配して「そんなことは無理だ」「そんなことはできない」「やればきっと失敗する」と言い聞かせたりすることですね。当人が本気にしなければいいんですけれど、本気にしてしまうと本当にそういう現実を自分で作ることになってしまいます。
知らないで自分で自分に呪いをかけていることもあるし、セラピストやチャネラーみたいな人がそうと気づかずにやっていることもあります。いずれにしても、外し方は同じです。
魔法の使い方 その19 無条件の愛とつながる魔法
その19では、無条件の愛とつながる魔法を説明します。無条件の愛とつながるには、まず無条件の愛を受け取ることです。宇宙は孫がかわいくて仕方がないおじいちゃんみたいなものだと想像して下さい。おじいちゃんていうのは、孫が喜ぶとなったら、何でも与えようとするわけですね。それが教育上どうなのかなんてことは考えない。ただ孫が喜ぶっていうことだけが大事なので、それがどんなものだろうと関係がないんです。それで、孫がこれを欲しがってるとなったら、その3倍も与えようとします。そういうのがおじいちゃんですね。で、人間のおじいちゃんと違って、宇宙のおじいちゃんには限界っていうものがない。何でも無尽蔵に出せるので、大きなものだろうが小さなものだろうが、ぜんぜん関係ないんです。そういうおじいちゃんが自分にいる、と思ってみて下さい。身体がゆるんで暖かくなる感じがしたら、OKです。これでもう宇宙の無条件の愛とつながっています。無条件の愛を受け取ることができたら、与えることもできます。無条件の愛は交換ではないので、受け取るのも与えるのも同じなんです。循環するだけなので。まずは受け取ること、つながることから始めて下さい。でないと与えようと思っても条件付きの愛になってしまうので。これが宇宙で最大と言われる無条件の愛の力、不可能なことはないと言われるあの力です。意外と簡単なのがわかるんじゃないでしょうか。
魔法の使い方 その20 仕事を楽にする魔法
その20では、仕事を楽にする方法をやってみようと思います。もし、やらなくちゃいけない仕事があって、それが苦しく思える時は、まず「嫌なことはやらない」と決めて下さい。それから、「嫌になったらいつでもやめる」と自分に向かって言って下さい。何だかホッと肩の荷が降りるような気がしたら、OKです。急に仕事が楽になって楽しくなっているのがわかると思います。もしまた苦しくなってきたら、「嫌になったらいつでもやめる」と言って下さい。それでもし本当に嫌になったら、それは休む時、あるいはやめる時が来たっていうことです。
これがどういうことなのかというと、仕事というのは嫌々やるもの、つらいのを我慢してやるもの、という設定がほとんどの現代人にできてしまっているからなんですね。学校の宿題にしても、家の手伝いにしても、嫌なのを我慢にしてやるのがいいことだということになっている。仕事にしても、嫌なのを我慢してやるからこそ価値があって、だからお金をもらえるみたいに思われているので、わざわざ仕事が大変でストレスが多くて、と辛いことを強調したりします。
で、そういう設定になっていると、無意識に身体や精神に負担のかかるやり方をしていたりするんです。姿勢も背筋が伸びないで、いかにも疲れたようなうなだれた姿勢になっていて、筋肉や背骨に負担がかかる動きになっている。「嫌になったらいつでもやめる」と言うと、今やっていることは嫌ではない、という設定に変わるんですね。すると急に無駄な力が抜けて、動きが効率よくなっています。筋肉も疲労するというより、トレーニングしているみたいにはつらつとしてきたりします。
つまらない仕事のようでも、実はけっこう楽しめたりするものなんです。何がつまらない仕事なのかっていうのも、実はけっこう思い込みだったりもします。 精神労働だったら、心の余裕ができて楽しくなってきたり、アイディアがスムーズに湧いてきたりすると思います。で、そうしていると、本当に嫌な仕事は来なくなるんです。「仕事は嫌々やるもの」っていう設定が書き換えられるからなんですね。
私は前に、床に積まれた大量のタイルを運び出さなければならなかったことがあります。何しろ一箱が20キロくらいはある箱が何十個もあるので、 これは絶対無理だなと思ったんです。できなかったら、お金はかかるけど左官屋さんにやってもらえばいいので、やれるところまでやろうということにして始めました。たとえ一万円とかかかったって、背骨を傷めるよりはいいですからね。 それで、パートナーと「嫌になったらそこまでにしよう」と言いながらやっていたんです。そうしたら、結局ぜんぶ運び出してしまいました。しかも、大して疲れもしなかったんです。
文章を書く仕事では、私は前に毎日10時間も机に向かっていたことがあります。その時は「やらなきゃいけない」と思ってやっていたんですね。そんなことをしているうち、精神的に消耗してどうにもならなくなってしまいました。それである時、気分が乗ったときしかやらない、と決めたんです。すると、机に向かう時間は5分の1かもっと少ないくらいになりました。それなのに、仕事はずっとはかどるようになったんです。「嫌々やらなければいけない」と思ってやっていた時は、同じ文章を何度も消したり書いたり、そういうことにかなり多くの時間と労力を使ってい たんですね。そのことに気がつきました。「仕事は大変なもの」っていう設定になっていたから、その通りに現実化していたっていうことだったんです。
魔法の使い方その21 幸せになる魔法
即時に幸せになる魔法です。もし自分が不幸に思えて、幸せになりたいと思ったら、「もし私がすごく幸せなんだとしたら?」と自分に言ってみて下さい。何だか先の方にポッと明るい光が見えてくるような気がしたら、OKです。これでもう、気持ちが軽くなってきているのがわかると思います。そしたら次に、もし自分がすごく幸せなんだとしたら、その幸せな原因は何なのかを10考えてみて下さい。2つか3つはけっこうすぐに見つかるんじゃないでしょうか? もし見つからなかったら、たとえば「今日パートナーが料理に文句をつけなかったから、私は幸せだ」とか何とか、あんまり幸せとも思えないようなことでもいいです。「私は職場で頼りにされているから幸せだ」とか、「私は家族に大事にされているから幸せだ」とか、本当かどうかわからないようなことでもいいです。そんな風にやっていると、いくらでも出てくるかもしれないですけど、10で十分です。
どうですか? 案外、幸せな理由がたくさんあるんだなぁと思えているんじゃないでしょうか? 最初にお腹や胸のあたり、頭の真ん中あたりが重苦しい感じがしていた人は、それが和らいでいると思います。まったく消えてしまっているかもしれません。自分って本当は幸せだったんだなと思えてきているんじゃないでしょうか? これでもう設定が幸せの方に切り替わっています。幸せな気分になっていると、まわりの人の対応も親切になっていたり、面白いことに誘われたり、いろいろ変わってくるはずです。本当かどうかわからないと思いながら「幸せの理由」として数えたことも、本当になっているかもしれません。 お勧めはしませんが、これと逆に「もし私がすごく不幸なんだとしたら」として同じことをやってみることもできます。すると、どんどん気分が暗くなってくると思います。幸せな理由も不幸な理由も、同じくらい見つけられるものだということがわかると思います。人間は幸せにも不幸にも、どこに意識をフォーカスするかで自在に変えることができるものなんです。これが現実を作る魔法です。けっこう簡単に できるのがわかるんじゃないでしょうか。
魔法の使い方 その22 鏡の魔法・切断の魔法
誰かが負のエネルギーを向けてくると感じたときに使える魔法です。
鏡の魔法というのは、誰かが負のエネルギーを向けてくるときに、イメージでその相手との間に鏡を置くんです。そうすると、負のエネルギーは見事に相手に返っていきます。それで足りなかったら、相手を鏡で囲んでしまってもいいです。
鏡の魔法を使ってもやっぱり負のエネルギーが来るのを感じるときは、相手との間にネガティブなエネルギーのつながりができている可能性があります。つまり、自分 の中に相手の負のエネルギーを引きつける何かがあるっていうことです。一種の共依存みたいな関係になってる時とかですね。この場合には、切断の魔法っていうのがあります。これは切断のシンボルを降ろしてきて、それを描いた紙を相手との間に置くんです。シンボル降ろすのがちょっと面倒な んですが、たいていの場合びっくりするくらいよく効きます。
シンボルを降ろすのは、日のエネルギーを感じ取るときと基本的に同じです。身体の力をできるかぎり抜いて、「切断のシンボルを下さい」と言うんです。それで待っていると、何かしらイメージが浮かんできます。こんなのでいいのかなぁ、と思っても、それでちゃんと合ってます。それを紙に描くんです。描いていると、細部はまた出てきます。描き終わった頃には、けっこうシンボルらしいものになっていると思います。
それをただイメージで相手の間に置きます。それだけです。何だかホッとしたような、少し寂しいような感覚がするかもしれません。そうしたらOKです。ちゃんと切断されています。
この切断の魔法、誰かにしつこくつきまとわれていて困っていた人にやってあげたことがあるんですが、その瞬間から相手が何も言ってこなくなったそうです。別にこれ、相手に何かをしたわけじゃないんです。自分が引き寄せていたのがなくなるだけなんですよね。逆に、誰かにつきまとっていてもうやめたいっていう人にやってあげたこともあります。この時は、その瞬間からあれほどつきまとっていた相手がどうでもよくなってしまったみたいです。
ある人が嫌なことをしてくる時、嫌だなぁと思っていると相手がますますその嫌なことをしてくるっていうことがありますね。そういうとき、気づかないで自分がその状況を引き寄せていることがあるんです。切断のテクニックは、そういう時にもよく効きます。フッと相手のことが気にならなくなって、どうでもいいや、という感覚になったら、だいたいそれでバッチリ効いています。すると、不思議と相手も嫌なことをしてこなくなった りします。
魔法の使い方 その23 嫌な目に遭わない魔法
嫌なことがあったときに、そういう目に遭わないようになる魔法です。
嫌なことがあったときは、我慢しなきゃいけないとか自分が努力して何とかしなきゃ、とか思ってしまうんですが、そうじゃなくて、その嫌だという気持ちに完全にOKを出してしまいます。どういう事情だからとかはどうでもいいので、嫌な目にあったら嫌だと思うのは当然、とまず自分に言って下さい。お腹のあたりがホッと暖かくなって、内なる子供がなぐさめられた感じがしたらOKです。
それから、「こういう目にもう遭わない」と決めて下さい。
そのとき、こういう目にもう遭わないのも何だか寂しいような気がするかもしれません。実はそういう目に遭うのが楽しいんだなということに気づくかもしれません。だったら変えなくていいんです。次に同じような状況が現れたら、今度は意識して楽しんで下さい。そういう状況から学ぶことがたくさんあることに気づくと思います。そうなったら、もう「嫌な目」ではなくなっていると思います。
やっぱり本当にもう嫌だと思ったら、「こういう目にはもう遭わない」と決めます。現実的に本当にそうなるのかなんていうことはどうでもいいので、とにかくそう自分に言うんです。高次元自我になったつもりで、嫌な目に遭っている自分を上から見下ろして、「かわいそうに。もうこんな目には遭わせないからね〜」とか言ってみたりするのもいいです。
胸のあたりがポッと明るくなる感じがしたら、OKです。これでもう設定が変わっています。
この間、パートナーがまた食べると言っておいてやっぱり食べないと言い出したので、こういう扱いを受けるのはもう嫌だ!と思ったんです。それで、「こういう目にはもう遭わない」と決めました。それまでは、この人はこういう人だから、と受け入れようとしていたんです。子供の頃の家庭環境が複雑で、拒食児童みたいなところが今だにある人なんで、人が作って出す料理に文句をつけずに食べられない。
でもそのときは、彼がどうだろうととにかく私はもうこういうのは嫌だと思って、そういう目には遭わないということにした。それで、彼が食べようが食べまいがどうでもいいと思って、材料買ってきて料理したら、一言も文句を言わずに食べたんです。そんなこと今まで一回もなかったんで、本当に驚きました。それで、あれ魔法だったんだなと気がついたんです。
嫌な目に遭ったときは、設定を変えるチャンスだとも言えるわけですね。「もう嫌だ!」と思ったら、その嫌だと思う気持ちのエネルギーを使って、うまく設定を変えられるんだと思います。
魔法の使い方 応用編 その1 ー ハートを開く魔法
「ハートを開く魔法ってありますか? 常にハートをオープンにしたい場合とか。たとえば、初めて会う会合とかで、ガードのエネルギーを出すより、わたしはオープンですよ、あなたを受け入れますよ、だから否定ではなくて一緒に楽しみましょう! みたいな魔法をイメージしています」
🌿🌿🌿
まず、会合に出て人に会っている情景を想像してみて下さい。もし、相手がニコニコして歓迎している感じ、ワクワクとうれしいような感じがしたら、ハートは開いています。そうではなくて、何だか恐いような不安なような感じがして、相手が冷ややかな目で見ている感じがしたら、身体の中のどこかがキュッとしまっている感じがすると思います。そういうときは、ハートが閉じています。ハートが閉じているときは、自分が受け入れられないように感じていて、無意識でそういう設定になっていると思います。だから、ハートを開くには「私はそのままで皆に受け入れられる」という設定にすればいいんです。設定の変え方は「魔法の使い方 その4」でも書きましたけど、ここにまた書きますね。まず、「私はそのままで皆に受け入れられる力がある」と自分に言ってみて下さい。そして、身体の反応を意識してみて下さい。もし身体が喜んでいる感じ、身体の中でポッと灯りがともって、暖かくなるような感じがしたら、OKです。
もし身体が拒否している感じだったら、子供を励ますような感じで、自分の身体と話してみて下さい。「大丈夫。ちゃんと力はあるよ!」と言ってみるとかですね。それで、自分の中の子供が笑ったような気がしたら、もう一回「私はそのままで皆に受け入れられる力がある」と言ってみます。今度は身体が喜ぶ感じがするんじゃないでしょうか? そしたら次へ行きます。今度は「私はそのままで皆に受け入れられる権利がある」と自分に言って、また身体の反応をみます。そうやって、身体が喜ぶ感じがするまでやっていきます。三番目は、「私はそのままで皆に受け入れられる望みがある」。そして最後に「私はそのままで皆に受け入れられる意志がある。そう決めた」です。これでもう設定は変わっています。人に会った時、自分のありのままでいられて、ハートを開いて対応できていることに気がつくと思います。あるいは単に、「もし、私はそのままで皆に受け入れられて歓迎されるのだとしたら?」と自分に言ってみるというやり方もあります。何だかうれ しいような気分になって、顔がゆるむような感じがしたら、OKです。人に会う場面を想像してみると、相手がニコニコして歓迎しているように見え てきているんじゃないかと思います。そうしたら、ハートは開いています。
魔法の使い方 応用編 その2 ー きれいなお姉さんになる魔法
「えと、更年期で女性ホルモン激減してるみたいで(;・∀・)えと、女王ホルモン増やすために、いつも『きれいなお姉さん』でいられる魔法って言うか、きれいなお姉さんでいれば女王ホルモン増えるかなって。えと、女らしく充実出来る魔法みたいなのありますかー?」
🌿🌿🌿
きれいなお姉さんでいるには、そういう設定にすればいいんです。私がやってみてテキメンに効いたのは、「もし私がすごくきれいだったら?」と何かの折に自分に言ってみるっていうやり方です。パッとうれしくなって、じわーっと女性ホルモンが湧き出してくる感じがしたらOK。これでもう、顔つきが変わっています。別にスキンケアもお化粧も何もしてないのに、肌がしっとり目がキラキラって感じになっていると思います。これを何かにつけてやるんです。人に会う時とか、出かける前とか。それでもう相手の反応が変わってきます。「すてきですね」「きれいですね」と言われることが増えてくると思います。
洋服やアクセサリーや化粧品買うときにも、「もし私がすごくきれいだったら?」と言ってから選ぶといいです。そうすると女っぽくきれいになれ るようなものをちゃんと選んでいたりします。
魔法の使い方 応用編 その3 ー 誰かとハートのつながりを作る魔法
「個人と個人でハートからつながる魔法に応用するとしたら、どうアレンジしたら良いでしょう? 親友になりたいとか、恋人になりたいとかの場合なら、どうなりますか?」
🌿🌿🌿
特定の人とハートから繋がる魔法、あります。その人のことを思い浮かべて、「大好き、大好き」っていうエネルギーを送るんです。その時に、その人のどこがいいとかよけいなことは考えないで、子供が喜んで抱きついていくみたいな感じで、ただ「大好き〜!」と思って下さい。ハートのあたりがポッと明るくなって暖かい感じがしたら、OKです。
これを何かの折りにやるんです。相手と会うときとか、相手のことで嫌な感じがしたときとか、愛されているのかと不安になったときとかね。これで、相手の反応も変わってきます。心と心で繋がっている感じになってきます。
魔法の使い方 応用編 その4 まわりの人が嫌な性質を持っているとき
「家族や親族がまるで遺伝のように代々受け継いでいる、生き方や性格を私の代で断ち切りたいんです。私は意識して違う生き方や性格に自分を変えてきたのですが、私の子供がそれを受け継いでいるかのようになってきてるんです。このところそれでかなり困憊しています。負の遺伝から解放される、そんなミラクルな魔法がありましたら教えてください。負の遺伝は、具体的には私の伯父と私の子供が似たような性格で、人任せで自分で責任をとらない後始末できないタイプなんです。プライドだけは高い。これは私の祖父がそうだったようです」
🌿🌿🌿
人の性格は負の遺伝といってもやっぱり何かの意味があってそうなっているので、外から変えようとしても変わらないと思います。自分で変えたいのなら過去を書き換えるとかしていくらでも変えられるんですけどね。
ただ、あなたがそういう子供を持っているということは、その子があなたに対してある役割を演じているということなので、それを変えることはで きます。 それは「相手がしている嫌なことを自分もやっていい」と自分に許可を与えるという魔法です。赦すことの魔法とも言えるんですが、それをそこま で徹底してやるんですね。
想像でもいいんですが、相手に同じことをやり返してみて下さい。それが楽しいと思えるまで、思いっきりやって下さい。そうすると、相手のことを心から赦すということができます。そうなると、相手はあまり負の面を出してこなくなるんです。私はパートナーに対してこの魔法よく使っていたんですが、おかげで関係が変わって本当に穏やかになりました。子供だったら、お母さんがどう感じているかは大きいと思うので、負として現れていたものが転換することもかなりあり得るんじゃないかと思います。
魔法の使い方 応用編 その5 他人からのすりこみから抜け出す魔法
「他人の『こうするべき』『こうしなければならない』『それができないお前はダメだ』みたいな声に支配されてしまっている状態から脱出する魔 法があったら知りたいです。カウンセラーとかに頼らず、自分の力で自分軸を取り戻せる方法が分かると心強いです」
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特定の人の支配エネルギーを感じるのなら、まずは「魔法の使い方 その21」で書いた切断の魔法でうまくいくと思います。相手との間にできて しまっているネガティブなエネルギーのつながりを断ち切るんです。 それから、「魔法の使い方 その16」で書いたネガティヴな設定を外す魔法を使うといいと思います。たとえば、「私はooができないから自分は ダメだと思っている」と33回繰り返すんです。これでだいたい他人からのすりこみは外れます。
魔法の使い方 応用編 その6 森や川、自然の精霊と話す魔法
「森や川、海その地にいる精霊や妖精と繋がり、愉しくおしゃべりをする方法を教えて下さい」
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基本的には、「魔法の使い方 その10」で書いた、ものや人の魂と話すやり方と同じです。森や川、木や岩や何でもいいんですが、それを人みたいに想像して話しかけてみると、答えが返ってきます。 「そこにいてくれてありがとう」とか言うと、向こうも喜んでるのがわかったりします。で、「ここ通ってもいい?」とか「この葉っぱもらっても いい?」とかいう感じで話しかけてみると、何か言ってるのがわかる。物語を語ってくれることもあります。
魔法の使い方 応用編 その7 望みの龍を飛ばす魔法
魔法の使い方その15で、怒りの感情を龍にして飛ばすのをやりましたけど、これは「こうなって欲しい」っていう望みの思いを龍にして飛ばすんです。使っていてすごく幸福感がある魔法です
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息子の野球のチームが代替わりして初めての試合でした。
今日の試合に向けて熱が入る指導者たちに、子どもたちは、『声を出してない!』ってずっと怒られてばかりで、特に上級生は初めての試合なのにくたびれていている感じでした。
今日はくたびれた感じがそのまま出てしまった試合で、コールド負けとなりました。
一方で、勝った相手チームは輝かしい勝利。
大人に『声出してない!』って言われて、自動的に声を出さないでいる子供達。彼らのなかで頑なに守りたいものがあることを感じます。
ポジティブな力につながってほしいです。
わたしを含めた大人が、子どもたちが深く感じとっているものに寄り添うことができて、彼らの真の理解者になれるようにと願います。
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「指導者はそうとは知らずにやっていたんだろうけれど、これは呪いをかけてるのと同じですよね。「声を出していない」とくり返し言われていると、まるで呪いがかかったみたいに本当に声が出なくなってしまい、試合にも熱が入らなくなり、それで負けてしまうという……。
魔法使うつもりだったら、逆に「お前たち、声がよく出てるなぁ〜!」って言うんです。嘘でもね。うまくしたら、これ一発で効きます。スポーツの指導者でも何でも、人を指導する人は魔法の基礎知っておいて欲しいですね。子供たちに何をしてあげたいと一番思いますか?」
「思いっきり野球を楽しんで欲しいです。野球を通して夢中になる時間を過ごして欲しいです。その子によって楽しみ方が違うことを受け入れあいながら、仲間がいるから楽しみが倍増する!っていう体験をして欲しいです。
今は、大人が入り込みすぎてるから。子どもたちが本当にやりたい気持ちを大切に見守ることをしたいです。どんな方法でも、主導権が子どもたちに移ればいいです。そのために魔法の力を借りて。」
「大人が見ているからのびのびできないんですね〜。指導者がいてもいなくても、子供たちが自分たち主導でのびのび楽しくやっているイメージを作って、それを龍みたいにして皆に送ってみたらどうかな?
龍を飛ばす魔法は、怒りの感情を龍にして投げるんだけど、怒りのというのは、何かしら変えたいことがあるから怒りになるわけですよね。だから、怒りをそのまま怒りとして出すんじゃなくて、「こうなって欲しい」っていう思いにして出すこともできるわけですね。その思いを龍にして飛ばすんです。
そこで重要なのは、自分の思い通りにしようとするんじゃなくて、子供たちへの愛の思いっていうか、そういうものに乗せて龍にするんです。子供たちの中にも、「こんなのじゃ嫌、もっと楽しくやれたらいいのに」っていう思いがあるわけでしょう? 他の子供たちの親もそう思っているかもしれない。指導者の方だって本当はそう思っているかもしれない。愛の思いにのせて龍を放つと、そういう表に表れていない思いが皆一緒になって、大きな龍みたいになるんです。こうなったら、もうだいたいばっちり効いています。」
「すごくすごく素敵な魔法ですね!! 昨晩、龍の魔法使ってみたら幸せな気持ちになってすぐに寝てしまいました(^ ^)
「こんなのじゃ嫌、もっと楽しくやれたらいいのに」は、子どもだけでなく、大人からも感じます。特に指導者のお父さんから感じます。
一生懸命な気持ちで接してくださる方で、うちの子はすごい育てていただいて、自信をつけてもらいました。キャプテンのお子さんも、お父さんへの愛の気持ちがあるからじっと何かを耐えているように感じます。
龍の力を借りてみんなの中に愛の気持ちが巡るように。思い出してもらえるように。
素敵な魔法です。ぜひ本で皆さんに紹介していただきたいです。いっぱい使っていきたいです。」
「いい感じですね〜! 幸せな気持ちになって、他の人の思いも一緒に感じるっていうと、多分うまく効いてると思いますよ〜。きっと何かいい変化があるんじゃないかな?」
魔法の使い方 応用編 その8 天気にする魔法・雨を降らせる魔法
天気を変える魔法の使い方です。あるとき、あまりにも雨が降らなくて、庭の植物が枯れ始めていたので、作ってみました。晴れにしたいときにも使えます。
空に天気を動かしている存在がいると思って、その存在たちに命令するような感じでやります。私は森の精霊が天気を作っているイメージがあるので、森の精霊と話す感じでやっているんですが、雲の精霊でも雨の神さまでも、一番しっくりくるものでいいと思います。
そのときは、雨が降る予報が出ていたのに、予報が外れて一日中雲ひとつない青空だったんです。毎日せっせと植物に水をやっていたんですが、もう雑草までしおれかけている事態でした。それで、空に向かって言ったんです。
「コラ、雨はどうなってるの!? 庭に水まいてくれなきゃ困るじゃない。ちゃんとやっといてよね!」
魔法の使い方その10「人やものの魂と話す魔法」の応用です。天気を作っている存在が空にいるように想定して、その存在に向かって話すんです。何故だかわからないですが、こういう命令口調でやると、うまくいくんです。怠け者の家僕に言いつける女主人になったみたいな感じでですね。叱りつけながら信頼関係があるような感じがいいみたいです。そして、厳しく命令したあとで、ニッコリ笑って「頼むよ~! ありがとう、ありがとう!」と言っておきました。
そうしたら、天気を作っている精霊が「明日はちゃんとやるから……」と言って、もうしわけなさそうな様子をしている姿が見えたような気がしました。こういうイメージが出てくるときは、まずうまく効いています。
すると翌日、本当に朝から絹雲が出ていて、午後になったら雷が鳴り出し、夕立が降り出しました。だけどそのときは、ちょっと降っただけですぐ止んでしまったんです。その前10日もカンカン照りだったので、地面は渇ききっていて、これくらいの雨では地面がろくに湿りもしていませんでした。それなのに、鳥が鳴き出し、空が明るくなり、雨はもう降りそうにないような様子になってきたんです。それでまた「天気を作っている空の存在」に言ってみました。
「これだけなの!? ちゃんとしっかり水まいてくれなきゃ困るじゃない! 森だってカラカラなんだから! 庭じゅうをしっかり濡らして、天水おけも全部いっぱいにしてよね! 頼むね、ありがとう~!」
すると何と、しばらくしたらどこからかまた雲が出てきて、今度はどしゃ降りになったんです。そして翌日また、雨の予報ではなかったのに、朝から雨がたっぷり降り、おかげで庭の植物は皆生き返り、カラカラになっていた森もしっとりして、木々がよみがえったようでした。
この「怠け者の家僕に命令する女主人の口調」は、7年前にイギリスのクロップサークルを見に行ったときに初めて使って、うまくいくことに気がついたんです。そのときはちょうど超軽量飛行機に乗ってクロップサークルを上から見ることになっていた日でした。それなのに朝からずっと雨が続いて、なかなか飛べない状況でした。地元の天気を知っているパイロットは、午後になったら飛べるくらいには止むだろうからと言い、それまで待つことになりました。
そのとき、シャーマニズムをやっているという女の人が、一緒に雨を止ませる呪術をやろうと言い出したんです。それで彼女が言う通りに一緒に雲に向かって呼びかけていたんですが、雨はますますひどくなるばかりでした。ついにあきらめて建物の中に入ったとき、彼女が言ったんです。
「私、雨が止むだけじゃ嫌なのよね! 太陽が射してくれなきゃ。私は太陽がサンサンと降り注いでいるのが大好きなのよ!」
そのとき私はハッと思いついて、空の方に向かって、命令口調で言いました。
「ほら、聞いた? 彼女はね、太陽に出て欲しいのよ。雨が止むだけじゃダメよ。太陽よ。私たち、午後には飛ぶんだから、それまでにはちゃんと太陽出してよね! 頼むね。できるよね? ありがとう、ありがとう〜!」
自分のためじゃなくて、誰かのために、というと愛の感情になるので、届きやすくなるんです。なので、彼女を喜ばせるためにお願いする感じで言ってみたんです。
それからまた雨がますます激しくなったんですが、午後にはとにかく雨が止み、飛べる状態になりました。そしてしばらくしたら、本当に雲が消えて、青空になり、彼女が飛ぶときには太陽がサンサンと降り注いで暑いくらいになっていました。イギリスですからね、こんなすっきりした青空はめったにないことなんです。それなのに、そのときは雨がやんだだけじゃなく、すばらしい晴天に変わりました。それで、お願い口調のお祈りよりも、命令口調が効くらしいとそのとき思ったんです。
重要なのは、「天気を変えられる立場にある」という感覚なんじゃないかと思います。それと、植物のためとか誰かのために注文するみたいな感覚なんだと思います。
雨を降らせるにも、晴れにするにも、どちらにも使える魔法です。ぜひやってみて下さい。
魔法の使い方 応用編 その9 勉強がサクサク進む魔法
国家試験の勉強している友達のために、勉強がサクサク進む魔法作ってみました。
何かの勉強でも、何かの技を覚えるのでも何でもいいんですが、そういうときはアカシックレコードにつないでしまうと楽々いきます。
宇宙には、今までのすべての人々の経験や知識が全部記録されているっていうのがアカシックレコードです。それは、テレパシーみたいにエネルギー的に受け取ることができます。だから、本を読んだり暗記したりしなくても、ダイレクトに受け取ることができるわけですね。
魔法の使い方その11「誰かの能力をもらう魔法」と原理は同じです。あの魔法では、誰かが持っている能力を、その人になったつもりで自分に取り入れるんですが、どうしてそういうことができるのかというと、すべての能力というものは、宇宙に共有されていて、誰でも受け取ることができるからなんです。
ある勉強をしているとき、その内容がすべて入っているアカシックレコードがあるんだと想像してみて下さい。宇宙の中に雲みたいに浮いているとか、光の玉みたいになっているとか、どんなイメージでもいいです。とにかくそういうものがあるんだと思ってみて下さい。
そして、そのアカシックレコードと自分の頭をつないで、頭の中にアカシックレコードからのエネルギーが流れてくるのを想像してみて下さい。何だか頭がスーッとして、視界が開けてくる感覚がしたらOKです。
そのあとで勉強したら、内容がいつもよりもスルスルと頭に入ってくるのがわかると思います。
勉強がなかなか進まないときっていうのは、苦手意識があることも多いです。勉強しながら「私は覚えが悪いから……」とか「私は理解力がないから……」とか反射的に思っていることがあると思います。そういうときっていうのは、内容に対して頭が開いてなくて、「私はできない……」っていうことばかりが頭の中をグルグル回ってたりします。これで勉強が進むわけはないんですよね。
学校とかで、できがいい生徒としてよくほめられている子は実際にどんどんできるようになっていくっていう話があります。逆にできが悪いと怒られている子はますますできなくなっていく。あれは、ほめられている子は「自分はよくできる」という設定になっていて、怒られている子は「自分はできない」っていう設定になっているからなんです。だから、うまくほめたら急にどんどんできるようになったなんてことがあるわけですね。
頭がいいとか悪いとかも、決まり切ったものではなくて、すべて自分の中にある設定の問題にすぎないんです。意識が開いてさえいれば、どんなことでも頭に入っていきます。なので、「私はできない」と思ってるなと思ったら、その設定を変えてみるっていうのも効果があると思います。
設定の変え方は、魔法の使い方その4に書いてあります。それか、「もし私がすごく頭がよかったら?」とか想像してみるっていうのもいいです。
私は友達が受験勉強がサクサク進んで、一緒に遊ぶ時間ができて欲しいので、彼女の頭をアカシックレコードにつなぐのをイメージしてみました。そういう風に、誰かの合格祈願やってあげることもできます。
なので皆さん、何かを勉強しなきゃいけないときは、アカシックレコードにつないで、もう勉強で苦しむのはやめましょう。
魔法の使い方 応用編その10 ぽんやにされない魔法
ぽんやにされるというのは、あることないこと陰口を言いふらされて孤立させられることを言うんだそうです。神戸の友達とやりとりしていて、そういう言葉が出てきたんですが、ぽんやにするって言葉、響きが軽くていいなと思ったので、あえてこのことばを使っています。
この恐怖、日本にかぎらず世界中の集合意識にものすごく深くあると思います。異端排除される恐怖ですね。考えが違ったり民族文化が違う人を排除した歴史は世界中にあって、魔女狩りとかもそうです。その恐怖の記憶は世界の集合意識の中に深くあって、何か人と違うことをしようとするとき、無意識で噴き出てきます。
今、価値観が多様化してきているので、世間と違うことをする勇気を持つ人が増えてきた一方、また「ぽんやにされる」恐怖も大きく噴き出してきているような気がします。
「ぽんやにされるんじゃないか?」という恐怖をもって行動していると、現実にぽんやにされるような状況を作り出してしまうことがあります。意識が現実を作り出すっていうあれですね。
「ぽんやにされたらいけないから」と思ってしたことが、逆にそういう現実を引きつけてしまうこともあります。例えば、うまくとりつくろおうとしていると、何かを隠しているようなあいまいな言葉使いになってしまいますよね。そうすると、相手は何か隠し事をされているように思って、変な誤解をする可能性が高くなります。そこで相手もまた、ぽんやにされる恐怖を無意識で持っていたりしたら、確実に誤解します。ぽんやにされているに違いないと思い込んで、逆襲に出ます。つまり、あなたのことをあることないこと触れてまわるわけですね。これで恐れていたことが、見事に現実化することになります。
何をしたのかとか何を言ったのかとかじゃなくて、無意識に恐怖のエネルギーを出しているかどうかで相手の反応がぜんぜん変わってしまうんです。まったく同じことをしたのに、恐怖を持っている人は「この人、嫌な感じ」と思われてしまい、そうでない人は「この人、かわいい」とか思われたりします。それくらいの違いがあります。
誰かをぽんやにするようなことをしている人も、結局は自分がぽんやにされる恐怖があるから、身を守ろうとしてやっているんですよね。だから、誰が悪いというのじゃなくて、皆でこの恐怖から解放されていくということが大事なんじゃないかと思います。
ぽんやにされる恐怖から解放される魔法の使い方はいろいろあります。魔法の使い方その16の「ネガティブ設定を外す魔法」を使って、ぽんやにされる設定を変えてしまうこともできます。この場合、「私は自分がぽんやにされると思っている」と33回くり返すわけですね。33回くり返していると、「ぽんやにされるんじゃないか?」という恐怖が意識化できるんです。すると、「そんなことないよね」というのが見えてきます。33回くり返したら、何だかホッとしていて、「何でそんなこと思ってたんだろ?」と思えてきているかもしれません。
あと、魔法の使い方その12「宝の見つけ方」を使って、「自分がそのままで受け入れられているとしたら?」と何かにつけて考えてみるっていうのも効くと思います。人と話すときにも、そう思ってみてから話すとうまくいくんじゃないかと思います。
あと、魔法の使い方その4設定を変える魔法を使って、「自分は皆に愛されている」っていう設定にしておくのもいいと思います。
恐怖が根強いときは、過去生の記憶とかがからんでいることもあると思います。そういうときは、魔法の使い方その8の過去生を変える魔法を使うといいと思います。「この恐怖が生じた過去生へ」と思って意識を合わせていると、見えてくるものがあると思います。それで別なように書き換えるんです。
過去生を書き換える魔法、「こんなのありなの??」と思うようなものかもなんですが、不思議とこれが効くんです。意識の世界は時空を超えた世界で無限に広がっています。なので、私たちが「これが現実」と思っているものなどは、ほんの書き割りにすぎないことが見えてくると思います。
魔法の使い方 応用編 その11 人にヒーリングエネルギーを送る魔法
そこにいない誰かにヒーリングエネルギーを送ってあげる魔法です。これは、魔法の使い方その10「人やものの魂と話す魔法」が使えます。相手の魂とコンタクトするような感じで、まず繋がってみて下さい。そのときに、治そうとするのじゃなくて、「どうしたんですか?」っていう感じで、ただ話を聞く感じでやって下さい。ただ相手を受け入れて愛で包むみたいな感じですね。そうすると、自然と愛のエネルギーが流れて癒されます。
治そうとすると、押しつけみたいになってしまって、うまくいかないことがあるんです。治そうとして押しつけみたいになると、相手をジャッジしている感じになってしまいますよね。これじゃいけない、と現状否定している感じになるじゃないですか。そういうモードになっていると、エネルギー送っている方も疲れてきます。与えたものは自分に返ってくるっていうやつですね。結局、自分自身の現状を否定しているようなことになってしまうから、やっているうちに気が重くなって疲れてきます。
基本的に、人間の身体は自ずと自分を癒すようになっています。だから、治してあげるっていうより、自分で癒していけるような空間を作ってあげればいいんです。こんなので何かになるのかと思うかもしれないですけど、実はこれが最もパワフルな癒しの力なんです。
これをやっていると、エネルギー送ってる側も癒されます。これも、人に与えたものは自分に返ってくるからなんです。これは実際にやってみると、わかると思います。何だか自分も身体が熱くなったり、愛に包まれる感覚がしてくるんじゃないかと思います。
魔法の使い方 応用編 その12 感情の力の魔法を使う
魔法の使い方その17「ネガティブな感情を外す魔法」の応用ですが、それよりももっと進んで、感情の力を現実を変えるための表現として積極的に使う魔法です。
感情には、それ自体に現実を変える力があります。どんな感情も、それは現実に対する私たちの思いなわけですね。その思いの力には、現実を変える力があるんです。つまるところ、私たちの意識が現実を作り出しているのだとしたら、そういうことになりますよね。
私たちは、怒りや悲しみや憎しみみたいな感情をネガティブな感情だといって、何とか感じまいとします。そういう感情は表に出してはいけないと思って、抑え込もうとします。だけど、自然に湧いてくる感情を抑え込もうとすると、どんどん苦しくなってきます。
そういうときは抑え込もうとするのをやめて、湧き上がってくる感情のエネルギーを完全に自分に許してみて下さい。現実に誰かに向かって表現するかどうかは別として、まずは自分自身の中で、感情のエネルギーを抑え込んでいた力をゆるめて感情に場所を与えるわけですね。
やってみると、意外と気持ちがいいのがわかるんじゃないかと思います。怒りや悲しみの感情は、感じること自体が苦しいから抑え込もうとするんですけれど、完全に許してみると、これが逆なことがわかります。
私たちが苦しむのは、何があったからとかいうことよりも、それによって湧き上がってきた感情を抑え込もうとするから苦しむのかもしれないですね。湧き上がってくる感情をいけないもの、不幸の徴みたいに思って、それを抑え込もうとする。抑え込むから苦しくなる。そっちの方が大きいんじゃないかなと思います。
何よりも、感情は表現を許された場合、現実を変える力になるんです。実は、この感情の力は、これ以上にパワフルな現実変容の力はないというくらいパワフルです。この力こそは、私たち誰でも地上に生まれてくるときに、持ってきている魔法の力です。
誰かに怒りや憎しみを感じるときは、相手を責めたり変えようとする方向で感情の力を使ってしまうことが多いと思います。そうすると戦っている感じになって、やっぱり苦しくなってきます。そういうときは、相手に意識を向けるのじゃなくて、ただ「こういうのは嫌だ」という自分の感情に完全にOKを出して下さい。
我慢しなきゃとか、現実はこうなんだから、とか思わないで、ただ「こういうのは嫌だ」っていう自分の感情を、ありのままに湧いてくるままに湧き出させるんですね。こういう感情は、言葉や態度にして表さなくても、意識の領域ではすべてテレパシー的に伝わっていきます。感情のエネルギーが純粋であればあるほど、伝わって現実を変えていくパワーが強くなります。
現代に生きる私たちは、湧いてくる感情を無意識に抑圧していることも多くて、抑圧していることに気づいていないことも多いと思います。実際、多くの病気は無意識で抑圧された感情のエネルギーが引き起こしているものだったりします。どんな感情も現実を変える必要があって出てきているものなので、それが抑え込まれると、別な形で表現されるんです。それが病気であったりするわけですね。
だから、抑圧していた感情に気がついて、その感情を許せると、それだけ病気が治るようなこともよくあります。それは、その感情が役割を果たして満たされ、消えていったからなんですね。
感情を表現することを完全に自分に許してみると、結局すべての感情は自分への愛なんだなということに気がつくと思います。怒りの感情は自分を守るために湧いてくる力だし、悲しみの感情は自分を愛で包む力です。これは、実際に怒りや悲しみの感情が湧いてきたときに、完全に許すということをしてみると、わかると思います。
もし愛に変わっていかなかったら、どこかでまだ完全に許していないんだと思います。やっぱり怒りを表してはいけないと思っていたり、自分が悪いんじゃないかと思っていたりするかもしれません。こういうことは、理屈ではないんです。感情が湧いてきたならば、それが理にかなっていようがいまいが、現実的であろうがあるまいが、とにかく無条件に許してみるんです。自分が感じているんだから、絶対に意味があるはずだと思って下さい。愛に変わるまで、とことん許してみて下さい。
私たちは、怒りや悲しみの感情をネガティブな感情だと言って、あまりに封じ込めてきたから、一体なんのためにそういう感情があるのかも忘れてしまったんじゃないかと思います。でも、どんなものも自然に出てくるものには無駄なものはない。ちゃんと意味があって出てくるものなんですね。
怒りや悲しみはネガティブだからと感情を表さないで制御することがいいことだとずっと言われてきましたけれど、それは症状を抑えるだけの対症療法みたいなやり方だったんじゃないかと思います。実際のところ、感情の力は制御しようとすればするほど、コントロール不能になるんです。怒りを抑圧している人は、無自覚にヒステリー起こしたりするし、悲しみを抑圧している人は、慢性的な無気力状態になったりします。
ところが、感情を完全に出るままに許してみると、怒りでも悲しみでも速やかに満たされて消えていきます。ここで重要なのは、どんな感情も完全に許すっていうことです。怒ろうとして怒るとか、悲しもうとして悲しむじゃなくて、本当に自然に出るままにするんです。そうすると、しばらくガーッと怒ったかと思うと次にはわぁーっと泣いて、みたいな、気が狂った人みたいな感じになるかもしれないんですけど、そうするとたちどころに怒りも悲しみも自然に消えていきます。
実際に相手に怒りや悲しみを表さなくても、そうやって感情を完全に許して、その結果満たされて消えていくと、ちゃんと相手にも無意識の領域で伝わっています。すると、相手が妙に協力的になっていたり、いつもと違って妙に気を使っていたりすると思います。
感情のエネルギーには、自分が無意識に作っている現実の設定を変える力があるんですね。だから、完全に許しておくと、自ずと現実を変えてくれる。それ自体が魔法の力そのものです。
この魔法は、あるときパートナーと激しくぶつかって怒り心頭に達していたときに、ある存在と意識上で話していて、教えてもらったものなんです。
もやもやしてどうにもならないときは、これは一体何の意味があるのかと意識上のコンタクトで聞いてみるのもいいと思います。これは、魔法の使い方その10の「ものや人の魂と話す魔法」と同じような感じでできます。ただ、対象を三次元的に存在する人じゃなくて、神さまとか天使とか宇宙人とかにすればいいわけですね。
私はそのときアークトゥールス人(というか私がアークトゥールス人だと思っている存在)と話していました。すると、彼は面白いことを言いました。
「アークトゥールスの者は満身創痍で歌うんだ。君の傷つきやすさこそは力だ」
彼によれば、アークトゥールスは感情の表現性の力を使うんだそうです。私たちは、傷ついたら傷つかないような状況を作ろうとするんですけれど、彼らはそうじゃなくて、傷ついたままにその感情を表現する。それが彼らの芸術なんだそうで、だから彼らの世界には傷つくとかいうことがそもそもない。何故なら、そうやって表現されると、ずっと繊細な関係になって、すべてのコミュニケーションが芸術的になるからなんだそうです。
その辺は私たち地球人の想像を超えるところですけれど、まあそういうこともあるんだろうな、と思いました。宇宙の存在と話していると、地球の常識と違う内容が出てくることがよくあります。だからこそまあ、私たちは宇宙人とコンタクトしようとするわけですね。地球の常識の外にある発想が得られるからです。そしてそこにこそ、地球の行き詰まりに風穴を開ける力があります。
私たちは、いろいろな場面で感情を表に出さないようにしています。腹が立っても怒りを表すのはいけない、悲しくても泣いたり嘆いたりするのはよくない、といつも落ち着いてクールでいなきゃいけない、と感情を表現しないようにしています。アークトゥールス人にとっては、それはせっかくの表現性の力を使わないで苦しんでいるようなものらしいです。
魔法の使い方 応用編 その13 転換期の魔法
世界が変容していて、何がどうなっていくのかわからないというときには、何をアテにしていいかわからない不安感を感じることも多いですよね。そういうときに、「これからどうなるんだろう?」と考え始めると、だいたい泥沼にハマります。というのも、不安感が起点になっているからですね。だいたい悪い想像しか浮かんでこないと思います。「こうなったらどうしよう?」「ああなったらどうしよう?」と思っていることが、次々と浮かんできて、ますます不安になり、ますます悪い状況を自分で設定するようなことになってしまうと思います。
そういうとき、たとえばお金のことで不安におそわれたときに、使ってみてうまくいった魔法です。
お金とか何とかがどうなるのかわからなくて不安なときは、それがなくて望んでいることが実現しないかもしれない、と思うからですよね。だからそういうときには、「お金がなくてもXXができる!」と自分に言います。
この「お金」のところに、不安を感じているものを入れるわけですね。「政府がなくてもXXはできる!」とか「経済が壊れても……」とか「会社がつぶれても……」とか何でもいいです。
「お金がなくても豊かに暮らしていける!」でもいいし、「パートナーがいなくても、愛のある人生が送れる!」とか、皆さんそれぞれに「OOがなくてもXXができる!」というのをこしらえてみて下さい。
どうですか? 何だか霧が晴れたように、未来が明るく見えてきているんじゃないでしょうか? これでもう、設定が変わっています。不安に思っていることを引きつけてしまうことはなくなっているはずです。その代わり、別な可能性を開くようなことが、視界に入ってくると思います。
もしまた不安になってきたら、そのたびに「OOがなくてもXXができる!」を言って下さい。何回もやっているうちには、不安が出てくるたびに自動的に転換できるようになっていると思います。
もし「OOがなくてもXXができる!」と言ってもすっきりしないときは、「もしOOがなくてもXXができるとしたら?」と思ってみるとうまくいくかもしれません。もし……だったら? と思うと、架空の世界の話だから、現実的なのかどうかという思考が邪魔してこないんですよね。だから、「でも、こんなの現実的じゃないし……」とブロックがかかる場合には、この「もし……だったら?」が抜け道になると思います。
もしそれでもすっきりしないときは、魔法の使い方 その16の「ネガティブな設定を外す魔法」を使って下さい。つまり、「私は、OOがないからXXができないと思っている」と33回言うわけですね。33回も言い終わった頃には、「そんなことないよね」と思えていると思います。
たいていの場合、私たちはこの逆をやっているんですよね。つまり、OOがないからXXができない、という考え方がスタンダードになっているんです。でも、そういうのはそれまでの経験からしてそうだとか、皆がそう言ってるからとか、実はそれほど根拠がないものだったりします。
そんなのより、現実の世界はもっとずっと可能性に満ちています。ましてや、世界が変わろうとしているときなんですから、今までの常識で推しはかっていても意味がありません。結局のところ、それまでの価値観で私たちは状況を考えようとしてしまうんですよね。だけどそうすると、崩壊しつつあるものにしがみついているようなことになります。グズグズと底なし沼にはまっていきそうな恐さを感じますよね。
この魔法で、何がどう変化しようとしっかりと自分軸で立って進んでいく力をもらえると思います。つまるところ、どんなときでも私たち地上に生きる人間は、ちゃんと導かれているんです。アテにならないものにしがみつくのをやめれば、ちゃんと導かれていくのがわかると思います。「何でもあり!」と思って新しい世界に飛び込んでいきましょう。
魔法の使い方 応用編 その14 あとまわしにするのをやめる魔法
ちゃっちゃか出来る私になりたいです! 面倒くさがりで、いろんなことを後回しにするから、やらなきゃいけないことが 溜まっちゃってもー大変‼︎ スッキリしたいです。
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こういう悩み、誰でもあるんじゃないかと思います。自分の中の設定を変える魔法が使えると思いますけれど、どういう魔法がいいでしょうね?
魔法の使い方 その9「自分の身体と話す魔法」の応用で、「後回しにしている自分」と話してみるのもいいと思います。自分の中にいる小さな子供みたいに「何でも後回しにする自分」を想像して、その子に向かって「どうしてすぐやらないの?」と聞いてみる。このときに、批判的にならないっていうことが大事です。きっと何かわけがあるので、一緒に相談に乗ってあげよう、っていう感じで聞いてみるといいと思います。
ついつい後回しにしていることは、「やらなくてもいいこと」あるいは「やらない方がいいこと」だったりすることもあります。魂の奥の方でそれをちゃんと感じ取っていて、だからやる気にならないっていうこともあるんですよね。そういうときは、まあ後回しにしていて正解だっていうこと。「後回しにしている自分」に聞いてみると、そういうことも見えてくると思います。それで納得できたら、少なくとも絶えず自分を責めまくることはなくなるわけですね。
イベントの準備をするとか、あれこれと片づけなくてはいけないことがある時は、始める前にまず「すべてストレスなくやりとげる」という設定にしておくと、うまくいきます。設定の変え方は、魔法の使い方 その4 「設定を変えるには」を見て下さい。それで設定を変えておくと、「いつまでにこれをやらなきゃ」といちいち思わなくても、ちゃんといいタイミングでふとやる気になってやっていたりします。
やる気にならないときはやらないでいい、ということにしておくんです。それはそれで、ちゃんと意味があるはずなので、そこは自分の無意識を信頼してしまいます。そうするとダラダラしているようで、ちゃんとすべて間に合うようにやっています。で、やらなかったことは、あとになってやらなくても大丈夫だったことがわかったりします。
魔法の使い方 応用編 その15 世界を変える魔法
世界を変える魔法を皆で使っていたときに気づいたことなんですが、現実を変える魔法を使う場合も、自分の設定を変えるよりも、世界を丸ごと変えてしまう魔法を使う方がうまくいくことがあります。
世界を変える魔法というと、何だか自己犠牲的なイメージがありますよね。利己的な目的ではなくて、皆のために何かをするみたいな。だけど、世界を変える魔法って、自分と関係ないわけじゃないんです。それどころが大ありです。世界を変えようと思うと、まずまっさきに自分が変わってしまうんです。
世界というものは自分の外にあって、自分の都合では変えられないものみたいに思えていることが多いんじゃないかと思います。自分の現実を変えようと思っても、外の世界のことは自分には変えられないみたいな設定になっている。だから、その範囲でしか魔法が使えないんです。
ところが、世界を丸ごと変えてしまうつもりで魔法を使っていると、その制限を超えてしまうんです。ここまでは変えられるけれど、ここからは自分とは関係ない、だから変えられない、みたいな設定が消えてしまう。だから、現実を変えるつもりだったら、世界を丸ごと変える魔法を使った方がパワフルなことがあるんです。
結局、私たちが「これが世界」「これが現実」と思っているものって、集合意識的に作っている制限の枠に過ぎないんですね。それを壊してしまうのが、世界を変える魔法です。
たとえば、お金のブロックを外そうとするときに、自分の設定を変えるんじゃなくて、お金の集合体みたいなものを想定して、それとコンタクトして、癒したりしてみたりすることもできます。つまり、お金というものはこういうものだという制限を外して、意識の上で自分の望むようにお金のあり方を変えてしまうんです。
これはすごい自分勝手なことみたいにも思えますけど、実際にやってみるとそういうことではないのがわかると思います。というのも、世界全体を自分の望むように変えるということは、「世界=私」になる次元で魔法を使うことだからなんです。つまり、自分と世界が一つに合体してしまうような意識領域に自然と入っていくからなんですね。こうなると、自分だけ得をするようには望めなくなっていると思います。自分だけ得をするように望んだ場合、その責任もすべて自分が負うことになるのがわかると思います。自分だけではなく、世界中の同じような状況の人のためにこうなって欲しいと思えるときには、ものすごい力になって現実を変えていくパワーになると思います。
世界を変える魔法を使った場合、何が変わるのかといって、自分の中にある世界の設定が変わるんです。だけど、そうすると世界も自分も同時に変わってしまいます。というのも、「これが世界だ」と思っているものも、実は自分の中に投影された世界にすぎないからなんですね。これはなかなか自分ではわかりません。それが現実だという風にしか思えないからですね。それ以外の現実なんてないように見えている。
それが、世界丸ごと変えるつもりで魔法を使うと、サッと変わってしまうんです。自分の中の世界はこうだという設定が変わってしまう。そうなると当然、その中に住んでいる自分も変わるし、自分のまわりの世界も変わっていきます。同じ設定で生きている人を引きつけるようになるし、人との関係も変わっていきます。
つまるところ、世界は皆がこうだと思っているからできているというところがあるわけなので、そうやって世界の設定を変える人が増えると、世界全体も現実に形を変えていくと思います。
魔法の使い方 応用編 その16 地球の軸を整える魔法
私の願いは、歪んだ地軸を元に戻したい、です。
地球の地軸の傾きが変わったことで、大気の流れ、台風、大雨の影響が各地で増大していると言われています。そしてこれは、私たちの意識にも影響を与えている、そう思っています。地軸の傾きを、太古、人類が日々の暮らしの中で幸せを享受していた頃のところまで戻し、豊かで平和な世界にしたい。
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近年、台風や大雨の被害が多い原因は、いろいろな説がありますけれど、地球が太古の頃とは違っておかしくなっているということは確かに言えると思います。地球が自然のままであった頃の健康な状態にもどす魔法を皆で使ってみました。
こういうときには、まず魔法の使い方 その10「ものや人の魂と話す魔法」を使って、地球と話してみるといいと思います。車やコンピューターや植物と話すことができるのと同様に、地球とも話すことができます。
地球を目の前にある玉みたいに想像して、それに向かって「どうしたの? どうしたらよくなるの?」とか言ってみて下さい。うまく繋がれなかったら、「好きだよ」とか言ってみるといいかもしれません。そうするとハートが開くというかそういう感じになって、うまくコンタクトできるんじゃないかと思います。
これをグループの皆にやってもらいました。
すると、やっぱり哀しみや苦しみの感覚を受け取った人が多かったです。だけど、その哀しみと共感しているうちに、それがだんだんと緩んできて、地球の奥に赤く輝く生き生きした陽気なエネルギーがあるのが見えてきました。
火の精霊を見たと言った人もいたし、マグマの女神が出てきたと言った人もいました。地の女神だとか赤いクリスタルだと言った人もいました。表現は人によっていろいろですが、やっぱり皆地球の中の赤く燃えるような、輝く命のような力を視覚化したわけですね。地球の魂というか生命のようなものを、ほとんどの人が似たようなイメージで受け取りました。
そして、そのエネルギーを感じ取っていると、ただ気持ちよくて幸福感があり、身体が温かくなってきました。身体がクルクル回り出した人も多かったです。まるで地球が軸を中心に自転するように、身体がクルクル回ってくるんですね。それでクルクル回っていると、身体が緩んできて実に気持ちがよく、地球が喜んでいるような感覚を感じていました。それは自分自身の軸が整う感じなんですが、それと同時に、地球も軸が整っていくような感じです。
これが地球の軸にどういう効果があったのかはわかりません。だけど、地球の地軸がずれていることで、地球に住む私たちに影響があるのであれば、それは私たちの軸もまたどこかずれているからなのかもしれません。世界を変える魔法を使うときは、「世界=私」の次元で魔法を使うわけですからね。自分の軸が整えば、地球の軸も整い、地球の軸を整えようとすれば、まずは自分の軸を整えることになるんだと思います。そして、地球の軸を整えようとしながら、自分の軸も地軸も同時に整っていくということになるんじゃないかと思います。
身体をくねくね回したりクルクル回ったりする踊りは、世界中に伝統的にあります。イスラム神秘主義のセマーという旋回舞踏が有名ですけれど、マヤにも鳥の羽飾りをつけてクルクル回転する踊りがあります。そう考えると、あれはあるいは地球の回転と同調するための踊りなのかもしれないですね。そうやってクルクル回っていると、人間の意識と地球の意識が同調して両方整うということなのかもしれません。近年地球がおかしくなってきたのは、あるいは人間がそうやって地球と同調することを忘れてしまったからなのかもしれないですね。
現実にどういう効果があるのかはわからないんですが、これ単純に気持ちいいので、ぜひやってみて下さい。地球全体を目の前にある玉みたいに想像して、地球が人であるみたいに思って、話しかけたり、愛を送ったりしてみて下さい。そして、「軸が整いますように」と思いながら、地球の思いを感じ取ってみて下さい。何だか身体をくねくね動かしたくなったり、自然とまわり出したりするのを感じると思います。そうしたら、身体の力を抜いて、動くまま動かしたいように動かしてみて下さい。
自分の中の軸も整う感じで気持ちがいいし、そうすることで地球の軸も整ってくるかもしれません。天候被害がありそうなときなど、ただ被害がありませんようにと祈るよりも効果があるかもしれないです。
魔法の使い方 応用編 その17 男たちの意識を変える魔法
男たちの意識を変えるのは魔法でできるでしょうか? 女が男にかしずくものだ、というような考えをいまだに持ってる男たちが多いような氣がして。女が独り立ちしても、男は男で独り立ちしないと、いいカップルは生まれない。そのサポート的魔法というか。
それから、女性も男性も真の自分に目覚めて生きるというエネルギーの活性化。
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女は男にかしずくもの、そう思っている男性と日常的に接している人も多いと思います。まずは「男の人ってそういうものだから」と思ってしまわないで、「それも変わり得る」と思ってみて下さい。これがまず第一歩です。
それから、「どうしてあの男の人たちはそうなのか?」を探ってみます。原因がわからなければ、対処の仕方もわかりません。これには魔法の使い方・その10の「ものや人の魂と話す魔法」が使えます。
「魔法の使い方」に書いてあるのは特定の誰かの魂と話すやり方ですが、不特定多数の人の魂と話す場合は、そういう男性の集合体みたいなものを頭に思い浮かべて、それを一人の人みたいに「どうしてそういう態度を取るの?」とか聞いてみて下さい。
この場合、相手に批判的になるのをいったんやめて、相手の目の高さになる、相手の身になってみるっていうことが大事です。でないとコンタクトがうまく開けません。相手を変えてやろうと思っていると、つながりができないんですね。そのためには、「大好きだよ」とか言ってみるといいかもしれません。たとえぜんぜん心になくても、言葉というのは不思議なもので、言ってみると同時にハートが開けたりするんですね。やってみると意外に簡単にうまくいくと思います。
この魔法をスレッド上のワークショップでやったときには、いろいろな面白い答えが返ってきました。「社会とのギャップに苦しんで、自由になりたいのにどうしていいかわからない」「途中で変えてしまうと成し遂げられないという恐れ」「そういう役割だから。(男は家族を養う責任を負っている。だから家で女がかしずくのは当たり前でしょ?)」などの答えが出てきて、社会の中でお金を稼ぐために辛くても我慢して働いている男性の姿が見えてきました。
そこで、そうやって縛られながらがんばっている男性たちに、「かわいそうに、かわいそうに」という愛のエネルギーを送ってみました。慈愛の念で包んで癒してあげるイメージを作りました。すると「わかってもらえて嬉しい」と男の人のエネルギーがガチガチになっていたのが緩んだ感じになってきました。
そこで、「もし、誰もがお金のためじゃなくて、好きなことで人のためになるのが嬉しいからと働けるんだったら、そういう世界なんだったら?」というイメージを送りました。
これは、魔法の使い方・その12「宝の見つけ方」の応用です。「もし……だったら?」と考えてみるっていうやり方です。本に書いてあるのは「もし私が……だったら?」と考えてみるやり方なんですが、これを応用して、自分ではなく相手の魂に向かってそう言ってみます。相手の魂がポッと緩んで暖かくなってきた感じだったらOKです。
ワークショップでいろんな人にこの魔法を使ってもらったら、多くの人は、男性の意識と深くコンタクトできたようでした。それまでは敵対関係みたいになっていたのが、深い共感と愛の関係に変わっていったのを感じた人がかなりいました。
次に、魔法の使い方・その13「未来の自分と話す魔法」の原理を使って、もしそういう世界、お金のためじゃなくて好きなことで人のために働けるのが嬉しいからと働ける世界になったら、どんな風になるのか、その仮想世界をのぞいてみました。
過去や未来の自分と話すことができるのと同じように、仮想世界ともコンタクトすることができます。多次元意識では、過去も未来も現在の中に同時に存在しているのと同様に、パラレル世界もやはり存在しているからです。だから、そういう仮想世界とつながって、どんな風なのかを見てみることができます。
すると、やっぱり今と同じようにパン屋さんは毎日パンを焼き、大工さんは家を建て、と働いている様子が見えてきました。ただ、家族を養うために、お金を稼ぐためにと我慢してやっているのではなくて、愛を込めて嬉しそうに仕事をしているところが違っていました。
そこで女の人たちは、やっぱり家の掃除をしたり、ご飯を作ったりしていましたが、ただそれしかできないからとか、しようがないからやっているのではなくて、そういうことが家族の中で誰よりもうまくできるのが得意だからやっているようでした。
で、結局男の人も女の人も今までやっていたようなことをやってはいるんだけれど、ただお互いの仕事に敬意を持って、嬉しそうにしているというところが違っていました。
「もし……だったら?」という仮想世界と繋がって、どんな風なのかを見てみるのは、そのパラレル世界に力を与えることになります。繋がる人が多いほど、その世界が現実に近くなっていきます。気がついたら、現実が本当にそうなっていたことに気づくかもしれません。