センスは積み重ね
昨日「アイキャッチを作った」という記事を投稿した。私は見た目に関するデザインが苦手だ。できることならプロ、得意な人にやってもらいたい。
私の本業はソフトウェアエンジニアである。いわゆる「プログラミング」という作業が多いが、どんな機能が必要かをお客様と話し合ったり、見た目を考えることも多々ある。そのためUIデザインから逃げることはできない。
※UI・・・User Interface。ここではWebシステムの画面について指している。UIデザインとは画面の見た目のデザインのこと。
ちなみに、プログラミングをしている時間は多くの方の予想よりは少ないかもしれない。それでも丸一日プログラミングしているという場合もよくあるが。この辺りはまた別のよろず文書録で。
当時、正直UIを考える時間が苦痛でしょうがなく、困りに困った私はたまたま見つけた本を読んだ。水野学さん著の『センスは知識からはじまる』である。
「デザインセンスという才能は私にはない」と思っていた私にとって、この本からまさに後光が差しているようだった。
ざっくりいうとこんなことが書いてある。
センスは才能ではない
たくさんのものを見聞きすること=知識をつけることによって「普通」がわかる
普通がわかるからこそ普通より良いものがわかるし、知識があればあるほどアウトプットの幅が広がる
もう5年以上前に読んだ本を思い出しているため、不正確なら申し訳ない。
この本を読んでから、私のデザインに向き合う姿勢は変わった。それまでは、真っ白のパワーポイントを前にうーんうーんと唸るだけで時間が過ぎていたのを、とにかく調べて多くのお手本を見て考えるようになった。唸っているより手を動かす!
今回も色のイメージを調べたり、言葉のイメージを調べたり、そこから連想できるアイテムを探して、いろいろなnoteのアイキャッチを見た。実際に作っている時間はおそらく1時間くらいだった。こうやって作る時間は辛くはなく、夢中になれる。
「できることならプロに頼みたい」という気持ちは消えないし、世にない斬新なデザインができたわけでもないが、今自分にできる精一杯のやり方で夢中な時間を過ごせたからこそ、お気に入りなのかもしれない。